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October 22, 2014

【記事アーカイブ】石垣市長選挙編(2012/3/2投開票):選挙後3日以内にニキビのように出てくる新聞の見出し

石垣市長選挙の現地ルポ

【石垣市長選挙】現地ルポ:中山義隆候補、砂川利勝、大浜長照候補、伊波洋一インタビュー

【石垣市長選挙】浮き彫りとなる平和構築へのアプローチの違い。中山氏再選後、両陣営後援者インタビュー

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今更ですが石垣市長選挙取材後記を書きます。

今年3月、石垣市長選挙の取材で初めての沖縄へ。何をしたらいいのかよくわからなかったので、とりあえず大浜長照さんと中山義隆さん両陣営の選挙事務所に行きインタビューをしたりしました。

世の中というのは細かいことや込み入った事情は気合いや覚悟がないと理解できないけれど、表面上はわかりやすいもので、選挙事務所1つ見ても、その陣営に選挙資金がふんだんにあるのか、それとも慎ましい草の根的な選挙運動をしているのか、肌感覚でなんとなくわかります。貧乏な人とお金持ちの雰囲気が違うようなもんです。後援者の雰囲気や服装からも考え方や価値観がなんとなく香ってきます。ある陣営に行けば、ご夫人達の服装がとてもキラびやかで忙しいデパートみたいな空気がして、ある陣営に行けば落ち着いた公民館のような雰囲気がします。ある人は静かに昔の戦争の犠牲について語り、ある人は気に入らない質問をされると記者を怒鳴りつけます。

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個人的な感想を言えば、非公式ながらもやはりこの選挙で一番大きな争点だったのは、自衛隊の配備だったと思います。選挙事務所に行ってみると、その選挙、もしくはその時代的文脈において本当は何が1番重要な問題なのかというのはすぐわかります。

中山さんの陣営と(市長選に口出しする)日本政府や防衛省は、自衛隊の配備が争点化されることを、地元沖縄の新聞社に異議申し立てをしてまで避けました。選挙情勢を変える可能性のある情報の火消しに躍起になっていたわけです。

ただここで少し気になるのが、それぞれの選挙陣営の持っていた緊張感やロジックや必死さは、島民の人達とうまく共有されているのかどうかということです。アメリカで選挙と言えば、選挙キャンペーン側が緊張すれば有権者も緊張し、応援している候補者がディベートを有利に進めたら日には乾杯でもしようぜ、みたいな、選挙後の未来に対する希望や憂いを孕んだ甚大なストレスを接着剤として有権者とキャンペーン側が精神的にくっつき一喜一憂する一体感のようなものがあります。(かなり疲れます)

青空のような民主主義をやるなら、自衛隊配備計画があることと、市長候補がそれについてどう考えているのかは住民に知らされるべきで、住民にはそれをただ受け入れたり、あるいは押し付けられるのではなくて、事実を知った上で議論したり影響を与える権利があるはずです。

だけど選挙の勝ち負けを気にするがゆえに、正々堂々と潔く「中国の海洋進出とかがあるからあなたの住んでいる島に新しく基地をつくりたいんだよね。その方が安心でしょう」とは残念ながら言わないわけです。とくにせんきょきかんちゅうは。その代わりに「どちらかというと基地推進派」だったり「中央政府の方針に従います派」の候補者は何をするかと言うと、経済成長や待機児童ゼロについて話したり、フィジカルな若さをアピールする為に島中を黄緑色のキャンペーンジャケットを着た運動員を引き連れてランニングしたりします。選挙ってややこしいです。

選挙が終わると、大体3日以内くらいに「にきび」のように真実がぽっと新聞の見出しに出てきたりします。今回その「にきび」は、中山さんの陣営がひた隠しにしていた自衛隊配備計画でした。

沖縄の本土にアメリカ軍の基地が集中しているのはわりに有名ですが、沖縄の離島は自衛隊の基地もアメリカの基地もないヴァージンです。石垣島や与那国島、奄美大島などへの自衛隊配備計画が、子供時代の終わりのように急速に進んでいます。

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石垣島で海を眺めていたとき、アジアが近くにあるんだと意識しました。少し離れた席に座っている、仲がいいわけでも悪いわけでもないクラスメートを、授業中にぼんやりと眺めているような気分でした。

沖縄知事選挙は2014年10月30日告示、11月16日投開票。

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January 14, 2014

【最先端のネット選挙】効果を追求するネット選挙運動に必要なもの

2014/1/15

ネット選挙:インターネットを利用した選挙運動。

前回の参院選から、ネット選挙が解禁となり、誰でもネット選挙運動員となることができるようになった。インターネットの特性上、世界中どこにいても候補者を応援したり、離れた場所にいる仲間と連携して動いて選挙に関わることができる。例えばカリフォルニアにいながら、この先の米軍基地問題を大きく左右する沖縄の名護市長選挙(1月19日投票)を盛り上げたり、関心や投票率が上がるように働きかけたりすることができる。選挙区外にいる人が応援できる、もしくは選挙区の人達が外から応援されることができるので、ポジティブなネットワーク、人間関係や空気ができる。

人々はまずインターネットを介して繋がり、トップダウンの組織ではなくフラットなネットワークを構築し、ざっくりとしたゴールや目的や意識を共有する。そしてネットワーク(つまり人の繋がり)は、それを構成している人々が効果的に連携しながら動くことができれば、選挙で勝つために多大な力を発揮することができる。

では、ただ単に繋がっているだけでない、力のあるネットワーク、もしくはチームをつくるには何が必要なのか?

細やかなコミュニケーション(意思の疎通)、お互いをケアする気遣い、信頼関係、ネットワーク内のモチベーションを高く保つこと、選挙期間中状況に素早く細やかに反応し対応する能力、その動きをネットワークの外にいる人々に向けて細やかに伝わる方法で発信(プレゼン)し、具体的に変化している、興味深く細かい動きをスピーディーにしていることを見せること、クリエイティブなコンテンツをつくり、効果的な戦略、良い印象を与えるポジティブな発信をすることなどで、効果的にネット選挙を戦うことができる。

ネットワークと組織の違いは多くある。組織は基本的にトップダウンで指示が出され、動きが遅いことが多く、どんな動きをするのかある程度予測がつく。ネットワークは自発的な人々の繋がり、パイプ、意思の疎通なので、組織と比べてコミュニケーションがフラットで自由で柔軟。様々な人々がネットワークを構成している為、その分視点も多く広がりがある。どんな動きがあるか予測するのが難しい。特にスピード感、速さは大きな武器となる。

自発的で自由な個で構成されるネットワークが効果的に機能する為には、個人が目的はなんであるかを理解し、効果を求めて行動する必要がある。

勝つために必要なタスクを消化するシステム、人手、手法、時間、発想などが必要となる。

スポーツと同じで、後手後手になるチームは弱い。常に後手後手にならないように考え、判断し、行動する。後手に回らない為には、絶対に追い込まれないようにする、そしてそれに必要なのは入念な準備や練習や試行錯誤や情報収集。時間があればあるほど良い準備ができる。逆に言えば、計画性無しでネット選挙に挑んでも、時間無くなって何もできずに終わってしまう可能性もある。公示日にバタバタしないのがベスト。限られた時間をどのように使うのか、なにをやってなにをやらないか、それをうまく判断できる人間が多いほど良い。

人手に関しても、早めに集めておいた方がいい。それは情報を共有したり、教育するためには必ず時間がかかるからだ。人が足りなくなってから人を探すのでは遅い。

選挙は短期決戦の為、選挙が始まったら持論や議論はあまり必要ない。それは選挙期間でないときにやれば良いからだ。選挙に勝つためにはシビアに効果を求めて行動する方が得策。

絶対にしてはならないのが、味方を減らすコミュニケーションや情報の発信やメッセージ。

国をつくるのは政治であり、政治を決めるのは選挙。国を変えるという目的を果たすためには選挙には勝たなければいけない。そして選挙に勝つには票(つまり多くの人々の支持)仲間や友達が必要となる。まだ仲間でない人々の賛同を得る必要がある。

思想やイデオロギーや理想も大切だが、選挙に勝つために最も大切なのは効果的であるかどうか。良い形で妥協できるかどうか。生理的に嫌がられない、排他的でない、固くない、良い印象を与えるオープンなスタンスでコミュニケーションができるか。誰とでも友達になれるようなオープンさ、どんな人の話でも落ち着いて聞ける器の大きさ、そういった懐の深さや姿勢は、場合によっては意見を主張する能力よりも有効になりうる。結局のところ、相手の話を聞けない人間には(合意形成型の)民主主義を実行することはできない。分断状態、対立状態を深刻化させるのが政治の役割ではない。

もしもネット選挙で仲間が違う候補者を応援するということになっても、それはかまわない。様々な意見があり、色んな種類の人間がいるのが多様性があるということ。信頼できる仲間が違う候補者を応援したとしても、その経験や繋がりは後々生きることになる。繋がり続け、コミュニケーションができる状態を保つことが大切。分断してはいけない。

シビアに現実を見ることで、勝つ為に考え行動することで、様々なことが具体的に始まる。

※参照【最先端のネット選挙】「なぜ、あの選対はスピードがないのか」

December 19, 2013

三宅洋平 × 山本太郎:『大デモ』そして『ザ・パーティー』表現者達の決意

2013/12/19

特定秘密保護法案が成立した翌日、12月7日に渋谷で三宅洋平さんが発案者の『大デモ』が行われた。

選挙や選挙演説の固いイメージを一蹴した三宅さんが発案者である『大デモ』の目的の1つは、日本においてのデモの固く殺伐として近寄り難い、若者ウケしないイメージを変えることだった。「数は力」なので、より参加しやすいデモカルチャーを創出する必要があった。

『大デモ』に参加した人、街で見かけた人、記事で読んだ人、ツイッターやフェイスブックで見た人はどんな印象を受けただろうか?

当日の参加者は特定秘密保護法案に対する「ノー」や脱原発を叫び続けるために来たバリバリの市民活動家から子供連れの家族、若者、ダンサー、ミュージシャン、様々なコスチュームを着た人々やプラカードを持った人々がカラフルで笑顔や表現の溢れる和やかで自由でパレードのような平和のデモ行進をし、サウンドカーはセンスのいい音楽を流し、参加者が行進しながら踊る姿も見られた。「飛び入りOK」のプラカードを見て『大デモ』のことを事前に知らなかった人がデモ行進に途中参加し、スタート時点では3000人程だった参加者は、5500人程に膨れ上がった。

アースガーデン主催のマルシェが広がる代々木公園の集会場所では、安倍芳裕さん、山田正彦さん、座間宮ガレイさん、孫崎享さん、K-DUB SHINEさん、難波章浩さん、そして三宅洋平と山本太郎さんがそれぞれ集まった人々に向かって、秋晴れの空の下話をし人々は熱心に耳を傾けた。

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そして大デモの後、渋谷のclub axxcisで行われたアフターパーティー、『ザ・パーティー』も凄まじい盛り上がりを見せた。演説やトークショーでは「好青年」という感じの印象を与える三宅洋平さんだが、本業のバンドマン三宅洋平となるとまた目の色や迫力が変わってくる。

「山本太郎に指一本触れたら、俺たちが許さねーぞっていう迫力を出してこうな。紹介します!山本太郎!」

『ザ・パーティー』のステージ上に三宅さんは山本太郎参議院議員を呼ぶ時にこう言った。12月の衆議院選挙の頃から続いている山本さんと三宅さんの絆の強さが伺える。

ステージに現れた山本さんは「政治家らしくしろってよく言われます。政治家らしくしろって。くそくらえだー!政治家らしくするってことが、空気を読むってことばらば、政治家なんかくそくらえだー!」と選挙中と変わらぬブレない態度で、盛り上がる聴衆と熱気でいっぱいになったライブハウスで叫んだ。そして山本さんは前夜に成立した特定秘密保護法案について語った。

「昨日ね、最悪の法律が通ったけど、これ絶対に止められる。どうしてかって言うと、ここまで人間を馬鹿にした、こんな法律が通るなんてあり得ない。そうですよね?この中に自民党に投票した人いますか?これが民意ですよ。これがみんなの声ですよ。これが聞こえないなら、政治家なんてやめてしまえー!今日のこの夜を最高のグルーヴにしているのは、この自由な表現者達の存在ですよね。そしてこのフロアで踊っている自由な表現者達の存在ですよね。その表現の自由を奪わすような法案、法律、潰す以外ないでしょ。とにかく僕たちは今試されている。国が言えば、お上が言えば、全て言う通りにするだろう。1年経って、2年経って、3年経てば、すぐに忘れるような馬鹿だって、あいつらは思ってる。でも違う。今回のこの件に関しては絶対にけじめとってやりましょうね。…絶対にひっくり返してやるぞ!絶対に忘れないでよ!山本太郎が倒されても三宅洋平がいる。三宅洋平の次に立ち上がるのは誰や!全員で立ち上がろう!…国会の中にいる奴らが1番心配しているのは、自分がこのままずっと政治家を続けられるかっていう心配だけ。自分の党がどれだけ大きくなれるかってことだけ。『だったら俺たちの声を聞けよ』そのことを教えてやろう!」

山本さんの真っ直ぐな訴えに人々は沸き、歓声と熱のこもったフィードバックがライブハウス内を渦巻いた。

山本さんがステージを去った後に、三宅さんはバンドの演奏をバックに語り始めた。

「俺たちがこうやって踏み出してゆくことによって世の中のいろんなリアリティーが俺たちのものになってゆく。今日だって太郎君はここへ来る為に警察の警護を申し出られてる。だけど今日は申し訳ないけど出番が遅くなってしまうってことで、警察にも先に帰ってもらったよ。じゃあ太郎君守るのは誰なんだ?太郎はこう言った。『今日はみんながおるから大丈夫やろ』これが今の日本の政治のリアリティーなんだよ。今この国で自由にものを言おうとすると命を懸けなきゃいけないんだ。1人でも多くが一刻も早く立ち上がることが、俺たちの孤独を癒してくれる最大の勇気なんだ。だから立候補しろとばかりは言わないよ。ただ自分の中のマラドーナ、自分の中のチェ・ゲバラ、自分の中のジェームズ・ブラウン、マイケル・ジャクソン、ボブ・マーリー、どこにいるの?探して!探して!探してよ!ヤーマン!それは何も特別なことじゃないんだ。日々俺たちは1日1日営みを繰り返している。営みの中にハートが入って行けばそれは自然と世の中を良くしてゆくことに繋がるんだよ。デモって何の為にやるんだろう?世の中を変える為にやるのかな?違うよ。俺が変わるためにやったんだよ今回は!同じでしょ!同じでしょ!世界を変えるなんてたいそうなことは言えないよ。日々俺の怠け心にパンチ入れるんだよ。もっとやれ!もっとやれ!三宅洋平もっとやれって!俺を一番応援してんのは俺自身なんだ。その為に今日デモをやる必要があったんだよ。俺は俺の心に火をつけ続けたいんだよ。そこでみんなの顔を見る、もっと火がつくね、勇気が湧くね。そこにはサスティンナブルなエネルギーが流れてるんだよ!これが循環型の社会!人間イズ最大のフリーエネルギー!…ボブ・マーリーはルード・ボーイの代表だったよね。ルードボーイってなんだい?マフィアでもない、軍隊でもない、ポリスでもなければ政治家でもない。街にいる普通のお兄さん達の正義が一番正しいんだよ!ゲットアップ!スタンドアップ!立ち上がれ街のお兄さん!ゲットアップ!スタンドアップ!立ち上がれ街のお姉さん!」

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三宅洋平さんや山本太郎さんの周りでは、冷めた空気を吹き飛ばすエネルギーが渦巻き、心に火のついた人々の目つきは変わり始めている。

今日の夜19時からは、今年最後の日本アーティスト有意識者会議NAUが開催される。一般の人々も番組観覧可能。出演者は三宅洋平、DELI、椎名純平、斉藤まさし、座間宮ガレイ、岡本俊浩で、Anta MEDIAによる生中継も行われる。

大デモホームページ:http://bigdemo.jp/

大デモに関する記事:http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/07/big-demo_n_4405941.html#slide=3197541(ハフィントンポスト)

http://blogos.com/article/75423/(BLOGOS)

July 21, 2013

山本太郎と三宅洋平の参院選 原発事故後の日本の軌跡 Taro Yamamoto And Yohei Miyake’s Upper House Election And A Trajectory Of Post-Fukushima Japan

2013/7/21

山本太郎(38)と三宅洋平(34)、参院選に立候補したこの2人の選挙活動は、公示日以来、極めて興味深いムーブメントとなっている。

Taro Yamamoto (38) and Yohei Miyake (34) ‘s election campaign has been extremely intriguing movement since the campaign started on July 4th.

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山本さんは元俳優。テレビでの原発に関する発言が問題で芸能界での仕事が無くなった。その出来事がきっかけで、大企業や原子力ムラからのメディアに対する言論統制や、原発関連の発言が芸能界でタブーであることが、はっきりと世間に認識された。

Mr. Yamamoto used to be an actor. He worked as an actor since he was 16, but he lost his job after 3.11 because of his comments against the nuclear power industry. This event clearly meant that the corporations and the nuclear syndicate are pressuring the freedom of speech and expression. Japanese public understood that the nuke-related comments are taboos in the TV industry because of Mr. Yamamoto’s displacement from the TV industry.

原発事故後、山本さんは原発や被災地の取材や市民活動の為に国内外を駆け回り、2012年12月には国政に直接関わる為に、衆議院選挙に無所属で立候補した。

After the Fukushima nuclear disaster, Mr. Yamamoto began traveling to the disaster-hit areas and nuclear power plants to do research and civil activities in and outside of Japan. He ran for the Lower House election as a non-party candidate in December 2012 to have more direct influence on national politics. Even though he didn’t win, he gathered over 70000 votes.

ミュージシャンである三宅洋平さんは、以前から市民活動、嘆願、陳情、院内交渉など、市民として政治に関わることに関して手を尽くしてきた。

Yohei Miyake, a musician, also has been doing everything he could do such as petition, lobby and direct negotiation as a citizen to change the politics in Japan.

三宅さんは、市民側に立ち、なり振り構わず深刻な原発問題 について語り続け、向き合い対策を取ろうとする山本さんの選挙を応援するライブを山本さんの衆院選中に行った。防弾チョッキを着て演説をし、一人で主張を続ける山本さんの姿を見て、一人にしておけないと感じた三宅さんは、自身も参院選に立候補する決意を固め、今回の参院選に、様々な国の中でも最も高い、600万円の供託金をかき集めて立候補した。本当のことを言うことが危険な状態である今、「的は多いほうがいい」と三宅さんは言う。

Mr. Yamamoto sided with the citizens, kept talking about the serious nuclear issues, which was awfully downplayed, in order to face the issue and take proper provisions. While Mr. Yamamoto was running for Lower House election, Mr. Miyake supported Mr. Yamamoto’s campaign by playing live music events. Mr. Yamamoto kept giving speeches about sensitive issues in a bullet-proof jacket. Mr. Miyake felt that he couldn’t let Mr. Yamamoto be alone and made up his mind that he also will run for election at the next Upper House election. He gathered up 6 million yen through the network he established as a musician, one of the most expensive deposit money for candidacy in the world, and nominated for this Upper House election. “More targets the better when talking the truth is dangerous,” he says.

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2人とも自分が政治家になるとは夢にも思っていなかったが、原発事故が起き、国民の命や健康や環境よりも利権や経済を優先する日本政府、日本という国を目の当たりにし、やるのは自分達しかいないという強い使命感と決意の元、勇気を振り絞って立候補した30代の若者である。

Both of them are young men in his thirties who never thought of becoming a politician. Having seen Japanese government prioritizes the interests and the economy instead of citizens’ lives, health and the environment, they gathered up the courage at the face of crisis under the strong sense of responsibility and determination.

今回の参院選は、山本さんと三宅さんは協力体制を組んで選挙に臨んでいる。事務所も同じビルにある。2人はそれぞれ独創的な方法で、自分たちの言葉で聴衆に語りかけ、多くの人々の心を掴んでいる。山本さんは原発やTPPについて、三宅さんは日本国内外の経済システムの根源的な欠陥、環境問題の深刻さや、日本から始める世界平和についてのムーブメントなどについて啓蒙的に語った。

Mr. Yamamoto and Mr. Miyake cooperated at this election. Their election offices were in the same building. They both took a unique approach that was different from typical politicians to deliver their messages. Mr. Yamamoto intensively focused on nuclear power issue, TPP and the labor issue. Mr. Miyake talked about the fundamental flaws of the current economic system in and outside of Japan, the seriousness of the environmental issues and the world peace movement that starts from Japan in an extremely thought-provoking way.

この選挙資金の乏しい2人が街頭で集める人数は、ほとんどのマスメディアが伝えないながらも、他のどの候補者達よりも圧倒的に多い。「革命はテレビではやらない」が、その様子や反響はネット上では爆発的に広がり、圧倒的な存在感を示している。

They ran low-budget campaigns that mostly supported by volunteer staffs and fundraising-campaigns. Even though the mass media didn’t report, they gathered more crowds than any other candidates. “The revolution will not be televised,” but it exploded on the Internet and had an overwhelming online presence.

7月4日、公示日の三宅さんの「唄う選挙演説」の閲覧数は12万を越えている。ネットで演説を見た人々や、評判を聞いた人々が演説や選挙フェスに訪れ、選挙戦が進むにつれて聴衆の数がどんどん膨れ上がるという現象が起きた。

One of the videos of Mr. Miyake’s speech/ performance on July 4th reached 120,000 views during the 17-day-long election campaign. People who watched the videos, heard the reputation of him showed up at Mr. Miyake’s “election fest,” which were very much like a regular outside music festival, but with strong messages about the coming up election and political issues. The crowd got bigger each time.

昨日渋谷ハチ公前の特設ステージで行われた選挙フェスには一万人を越える人々が集まり、音楽と政治的なメッセージに熱心に耳を傾けた。選挙フェスが進行するにつれ、通路を確保するのが困難な程の聴衆が集まったにも関わらず、けが人も出ずに、会場は新しい時代の訪れを予感する一体感に包まれた。

Over 10000 people showed up at the election fest held yesterday at Hachikou-mae in Shibuya and enthusiastically listened to the live music by various musicians and also the political speech. As the election fest proceeded, the crowd got bigger and it became difficult for people to maintain a path around the station, but there was no injury. The sense of new era and unity covered the festival site.

この三宅さんが企画した選挙フェスを空中から撮影した写真を、今日の朝刊で朝日新聞が一面に載せたが、「三宅洋平」とも「山本太郎」とも「選挙フェス」とも「緑の党」とも一文字も述べなかった。写真の横には「『最後の訴え』をする候補者の街頭演説に集まった大勢の人たち」とだけ述べられている。そこにどのような人々が集まり、どのような言葉が語られたかどころか、立候補者の名前すら述べられなかった。

Asahi Shimbun (Newspaper) used a photograph taken from the sky of Mr. Miyake’s election fest and was on the top page yesterday. But the article didn’t mention “Yohei Miyake,” “Taro Yamamoto,” Election Fest” or “Greens Japan” at all. There was a line below the photo that says, “Many people gathered to listen to the last appeal of a candidate.” The article didn’t say what kind of people gathered there, what was told or names of the candidates at all. If someone who doesn’t know about the event, it is probably natural to think that those people were there for LDP or Komeito or some other bigger party.

影響力のある大手の新聞社がこのような稚拙な情報の出し方をするのに、今まで多くの人々が閉口してきたのではないだろうか。

Probably many people have been irritated by this kind of childish way of presenting the information by influential news media.

しかし今回、三宅さんの言葉を聞いた人々は、そのようなメディアのあり方を個人レベルから変える術を学んだのではないのだろうか。一人一人がメディアになること。伝えることをさぼらないこと。伝わらない相手にいかに伝えるかを考え、言葉の錐を尽くして戦い、とことん語り合うこと。草の根レベルでの行動を、一人一人が起こし、コミュニケーションの上手い日本人になっていくことは、あらゆる局面で重要だろう。

However, people who listened to Mr. Miyake’s words might have noticed that they have a choice not to accept certain kinds of media. They can evaluate and pressure them. In fact they can be the media themselves and change the information environment bottom-up. Individuals become the media, consciously become active at communicating and transmitting information, think better ways of transmitting information, make sincere effort to become a better communicator, and talk with each other extensively. Bottom-up improvement of communication ability of Japanese people will be beneficial and important at many different aspects.

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ここで3・11以来の日本の状態を少し述べようと思う。

It is proper to mention the situation of Japan after 3.11 nuclear disaster here.

2011年3月11日に日本は東日本大震災、津波、原発事故を経験し、トリプルディザスターは世界的なニュースとなり、救済復興の為の大規模なチャリティーが国内外で起こるが、日本国内での実質的な復興や対策は納得のいくレベルでは行われなかった。そしてその状態は、今日まで続いている。

On March 11th, 2011, Japan experienced Great East Japan Earthquake, Tsunami and nuclear disaster. The triple disaster became a world news, many charity activities happened in and outside of Japan, however what was actually done to help out disaster-hit areas in Japan was not at convincing level. And that situation continues till today.

対策が取られる代わりに、放射線の安全基準が下げられ、マスメディアや御用学者を利用した「安全説法」キャンペーンが日本全国で繰り広げられた。現在は低線量放射性廃棄物とみなされる1キロあたり100ベクレルというのが食品の安全基準となっている。

The government lowered the safety standard for radiation exposure instead of making countermeasures, and used sell-out scientists from prestigious universities for “safety preaching” campaign all over japan. The safety standard for food in Japan right now is 100 Becquerel par kilogram which is considered low level radioactive waste that needs to be contained safely.

約40年間大規模なデモが起きなかった「平和ボケ」と呼ばれる日本で脱原発デモも起きたが、それもほぼ黙殺され、現状を変えるには至らなかった。トルコやエジプトやブラジルやアメリカでの民主主義を問いただすプロテストが海外のメディアで取り上げられる中、日本の脱原発運動が大きなうねりとして取り上げられることもなかった。

Major no-nukes demos also happened in Japan, a “peace-addicted” country that didn’t have major demos for about 40 years, but it was ignored and didn’t change the situation. Foreign media that write about protests in Turkey, Egypt, Brazil and America didn’t consider Japan’s no-nukes demo as a big surge.

そして政府は今後廃炉にするのに何十年かかるかわからない状態の原発事故の収束宣言をし、再び原発を推進。海外へも積極的に「世界一安全な原発」の売り込みを安倍総理が自ら海外出張し、熱心に行っている。

Japanese government announced the convergent of the nuclear disaster which will take unknown amount of time and resumed promotion of the nuclear power. Prime Minister Abe himself enthusiastically does sales of “the world’s safest nuclear power plants” to foreign countries.

更に企業主義の極みであるTPP参加交渉や、事実上戦争を可能にする平和憲法改正など、不穏な動きが目立つ。

Lately more disturbing news such as Japan’s participation in TPP negotiation, 1 percenters’ fantasy, and the revision of peace constitution continue.

しかし、問題はそれだけではない。投票率の低さや、無関心が市民側にある大きな問題点だ。

However those are not the only problems. Low voting rate and apathy are big problems on the citizen side.

今夜、参院選の結果が出るが、その結果に関わらず、日本の市民はこれから、自分の力を認識し、新たな気持ちで勉強し、政治に関わり、しかるべき方向へ向かって国づくりをして行かなければならないだろう。

The result of the Upper House election comes out tonight. No matter what happens, Japanese citizens need to recognize their power, study, participate in politics to direct the country towards more peaceful and democratic direction.

July 8, 2013

アースガーデン・福島フェス・選挙フェス:音楽をきっかけに政治への関心を

7月8日ー東京

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7月6日土曜日は、選挙フェスだけではなく、代々木公園でエコやオーガニックや多様なライフスタイルがテーマとなっているアースガーデンという、春、夏、秋、冬に一度ずつ行われるフェスも行われた。アースガーデンは300軒以上の出店/展があり、ライブステージが会場のあちこちに儲けられ、一日中音楽が鳴り響くカラフルでバイタリティ溢れるフェスだ。そして今回の夏のアースガーデンには、「もっと福島を知ろう」というテーマの元、福島フェスminiも参加。お店を出していた福島県民の方々から、復興、原発事故、エネルギー政策、これからの日本への願いなどを聞いた。

そして午後2時から渋谷のハチ公前で行われた選挙フェスでは、脱原発をするためには考えていかなくてはいけない項目の1つである日米原子力協定について暴き、広めてきたプロのブロガー座間宮ガレイさんが登壇し、ネットの外の公共の場で始めて日米原子力協定について熱弁した。「引きこもりブロガーの座間宮ガレイです!」と威勢よく登場し、原子炉を車、プルトニウムをガソリンに例えて、原子力ビジネスについて分かり易く解説した。

下のビデオは、最初の5分が渋谷ハチ公前の選挙フェスの様子、後の5分が選挙フェスに居合わせた人々の街頭インタビューになっている。インタビューに答えてくれた人達は、三宅洋平の若い人達にも意識を向けさせようという姿勢を評価している人が多かった。若者のエネルギーが政治に入ってくることや、音楽が政治のことを考え始めるきっかけになるならば素晴らしいと感じている人は少なくないようだ。アーティストタイプの人は普通は政治にはあまり直接的には関わらないですよね?という質問を投げかけると、「税金を払っている以上政治とは無関係でありえない」とう的確かつ鋭い答えが返ってきた。

July 4, 2013

7月4日公示、山本太郎を追え!

2013年7月4日ー東京

今日午前10時40分、参院選に無所属で立候補している山本太郎さんが新宿で第一声を上げた。山本太郎さんは福島原発事故後に脱原発発言が原因で事実上俳優の仕事をやめざるを得なくなった。原子力ムラや大企業の影響力が大きいテレビメディアの世界から山本さんがはじかれたということは、彼の言っていたことが本当のことであったが故に不都合だった、とうことではないのだろうか。火の鳥新聞は公示日である今日、東京中でスピーチをした山本太郎さんを追いかけた。

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山本さんは「子どもたちの被ばくを防ぐため、僕に力を貸してください」、「俳優の仕事をしていましたが、反原発の発言をして、もう仕事はしていませ ん。皆さんの不安の声を国に届けさせてほしい」、「放射性廃棄物を食べさせなければ、経済が停滞する!そんな経済はおかしい!」(*原発事故前は放射性廃 棄物扱いだった100ベクレルが今の食品の安全基準)と、東京中を駆け回りスピーチを行った。各地で人だかりができ、老若男女が山本さんのスピーチに耳を傾けた。吉祥寺では緑の党推薦候補である三宅洋平さんと共に街頭ライブを行った。聴衆には若者の姿も多く見え、政治に対する無関心や、市民のリアルと政治家の視点の乖離が進みきってしまった日本に、新しい流れが生まれるかもしれない。

*今日の山本太郎さんの日程

○新宿西口  9:00 ~ 10:00  第一声 ⇒10:40~に変更
○中野駅北口 12:00 ~ 13:00
○高円寺北口 13:30~14:00
○阿佐ヶ谷南口 14:30~15:00
○荻窪北口 15:30~16:00
○吉祥寺北口 17:00~18:00
○立川北口 18:30~19:00
○八王子北口 19:30~20:00
●夜立ち  八王子北口

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午前10時40分頃 新宿駅

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スピーチ 新宿駅

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新宿駅

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午後1時頃 中野駅

中野駅

赤ちゃんと握手 中野駅

NHKの取材カメラ

NHKの取材カメラ

ボランティア募集中!

ボランティアの青年。ボランティア募集中!

気合いの入るボランティアチーム

気合いの入るボランティアチーム

高円寺の事務所。手前は座間宮ガレイさん。

高円寺の事務所とブロガーの座間宮ガレイさん。

午後4時頃 萩窪駅

午後4時頃 萩窪駅

吉祥寺

午後5時頃 吉祥寺駅

三宅洋平さんとバトンタッチ 吉祥寺

三宅洋平さんとバトンタッチ 吉祥寺

三宅洋平さんスピーチ

三宅洋平さんスピーチ。

立川駅

午後7時頃 立川駅

午後7時30頃 演説後に続く握手

午後7時30頃 演説後に続く握手

*写真撮影は座間宮ガレイさん

山本太郎さんの公式ページ http://www.taro-yamamoto.jp/

三宅洋平さんの公式ページ https://miyake-yohei.jp/

参考記事 http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20130704-1152070.html