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December 3, 2013

【社説】『大デモ』群衆が集合的に創り出す、社会的アートプロジェクト

2013/12/3 -Tokyo

三宅洋平さんは今年の夏の参議院選挙に立候補し、主に原発、憲法9条、TPP、さらにはグローバルな規模で起こっている戦争経済からの脱却や地球環境保護などの問題に対して、妥協を一切せずに真っ正面から大胆に問題提議をやってのけた。『選挙フェス』を全国で展開し、やさしいながらも精度の極めて高い言葉と音楽を駆使しながら、民主主義や選挙や政治について啓蒙的なメッセージを人々に投げ続けた。結果こそ落選だったが、全くの無名の状態から17万票という票を獲得し、選挙前とは一味違った、理想を掲げることを恐れない、新しいオルタナティブな政治勢力、もしくは新しい共通認識と勇気と熱を持った「意識の大陸」を日本に生み出した。

そんな三宅さんが言い出しっぺのデモ、『大デモ』が今週末の12月7日(土)に迫っている。

選挙や選挙演説の固いイメージを一蹴した三宅さんの『大デモ』の大きな目的の1つは、日本においてのデモのどことなく固く殺伐として近寄り難い、若者ウケしないイメージを変えること。政治について友人や家族と日常的に語り合ったり、市民運動に参加したりはしてこなかった、社会活動家でもなく、断固とした主義主張を持っているわけでもなく、TPPや特定秘密保護法案の綿密な内容や問題点を把握しているわけでもないけれど、漠然と現政権に不満を抱いている「普通の人達」がよりカジュアルに楽しくデモに参加できるようにすること。老若男女がカジュアルに参加できて、音楽が流れ、様々なパフォーマー達がいて、マルシェなどもある、多様性の漲るパリやベルリンで行われるような、思わず踊り出したくなるような楽しいデモを三宅さんは思い描いている。

同じベクトルを持った人がたくさん集まって「お前らあんまり調子に乗るなよ」と政府にプレッシャーを与えるのがデモの目的。数は力であり、団結した群衆は権力にとっては脅威なので、一般のごくごく普通の人々が団結して理想を掲げることは、自民党やアメリカや多国籍企業の意思やビジョンではなく、市民の民意を政治に反映させて、少しずつ理想を市民の元にたぐり寄せてゆく為にはとても有効だし必要なこと。なので、現政権は好きではないけれど、デモのガチすぎる感じの雰囲気も好きではない、という人々の為にデモの敷居を下げる『大デモ』のアプローチは名案だし、 デモの目的を踏まえると実に現実的な考え方でもある。

私は個人的に『大デモ』をとても楽しみにしている。夢や理想を語れない冷めた社会から脱却することや、地震、津波、そして自然災害ではなく人災である原発事故を経験した日本人が抱いているある種の共通認識や感情を再び確認し合い、拡散し、一般市民が結束を強め、再びコミュニティーを創出することが必要な今、『大デモ』はその足がかりになるかもしれないと思うし、単純に『大デモ』がどんなデモになるのか興味深くもある。

経済的、物質的には豊かにはなったけれど、表面的な豊かさにばかり気を取られているうちに心が置き去りにされ、コミュニティーが細分化され、人と人との繋がりが希薄な寂しい社会になってしまった日本社会だけれど、地震や津波や原発事故といった大惨事を経験し、今またバラバラになった社会の中のあちこちで集合への欲求や、未来や健康を妥協するのではなく、シンプルに理想を掲げて進みたいという欲求が高まっている。原発事故後の日本という新しい時代は、私たちにとって、同じ社会の中で同じ時代を生きている人々とバラバラにではなく、再び共に生きることを始められる大きなチャンスの時期だと私は思っている。

「社会的アートプロジェクトとしてのデモ」

理由も無いのに音楽を演奏したり歌ったり踊ったり、絵を描いたり文章を書いたりするのと似て、デモはどちらかというと模索的で非合理的でクリエイティブな行動だと私は思う。合理的に効率的に動きたいと考えるのも人だけれど、非合理的な行為というのは、人間が人格を形成したり、社会や思想や芸術を成熟させてゆく為には最も大切な作業の1つ。

例えば1万人くらいの、ざっくりと同じような未来を思い描いている人々が物理的に集合して、一緒に夢を見たり、語り合ったり、平和の行進をしたりしたら、そこにはどんな空気や感情やアイディアが生じるだろうか?得体の知れない勇気を得て、何かをやってみようと思う人々もいるのではないだろうか?非日常的な光景や空気(群衆が集合的に創り出しているアート)に感化されて、人々は足を止めて何かを感じたり考えたりするのではないだろうか?

機械は証明されていることや効率の良いことだけをやるけれど、生ものであり心や感情を持っている人間は、非合理的なこと、短絡的に見たら意味のないこと、お金にも社会的地位にも資格にも学位にもならないけれど大切なことやおもしろいことなどもしっかりやらなければいけない。何らかの理由で何かをやりたいと感じ、思考し、行動に移し、試行錯誤を繰り返すことで物事はゆっくりと成熟してゆき、私たちは「何か」に近づくことができる。

デモをやってストリートに出て平和を叫んだからといって、すぐに戦争が無くなるかといったらすぐには無くならないだろうし、脱原発のプラカードを持って街中を練り歩いても、核のない社会が一朝一夕で実現するということはまずない。デモをやってみて、どのくらいの数の人々が賛同してデモに参加するのかも不確定。仮に数十万人のデモが起きたとしても、それによってもたらされる変化が具体的にどんなものになるのか断言することはできない。

だけど、わからないからこそやらなければいけない時もあると思う。最終的に戦争が無くなるかどうかはわからないからといって、戦争反対を叫ぶことをやめなくてはいけないということはないし、すぐに脱原発できるかはわからないけれど、もし自分が核なんか無い方がよっぽどいいと思っているなら、しっかりと夢を見続けて、自分にできることをやればいい。日本人はもっとドリーミーに、ロマンチックに生きてもいいと思う。

それに、人間の行動や習慣や、何を「普通」と捉えるかは、文化的、習慣的に確立されてゆくものなので、あるアイディアやビジョンが多くの人々によって集団的に共有され繰り返されれば、それはおのずと「普通」の現実となってゆく。硬直しているように見える日本の文化も、人が変われば変わるのである。

結果が見えない、成功する保証が無いという理由だけで、何かをやってみることが許されなかったり必要以上に批判されたり弾圧されてしまうような社会は、夢を見ることを許されない至ってつまらない社会だ。日本にはたくさんの素晴らしい文化もあるけれど、そうでない文化も多い。自由を嫌う窮屈で陰険で想像力やビジョンに欠けるパッシブアグレッシブで他人任せで無責任な文化には、できる限り染まらないでいたい。

ビジョンを持ち、自分のいる位置、立場、手元からやれることをやる。自分自身のベストを尽くすことが、私たち一人一人にできる唯一のこと。自分にできることは何かを自分の頭で考え、より多くの人が他人と競争したり合わせることにエネルギーを使うのではなく、あくまでも自己のベストの更新を継続してゆけば、まず国民の間に主体性が生まれ、次にその国民性がお国柄にも反映されてゆき、大きな空気も変わるかもしれない。

これから日本はある種の予感や理想を抱き、市民が結束を強めながら、夢の見れない冷めた社会から脱却し、共同体が持ち始めた共通認識の再確認や拡散を段階的に継続的にしてゆき、新しいポジティブな文化を築いてゆけるかもしれない。私は様々なことを日本に期待しているし、ポジティブな方向へのシフトの為に自分自身もやれることはやりたいと考えている。

『大デモ』は原発事故後に新しい時代に突入した日本における極めてポジティブでクリエイティブな「社会的アートプロジェクト」だと私は捉えている。三宅洋平さんのやっていることは、音楽活動であり、社会活動であり、政治活動であり、アート活動。『大デモ』からまた新たなコミュニケーションが生まれ、人々はお互いに出会い繋がり、インスピレーションや人間関係が生まれ、この若いムーブメント(または時代)は繋がり生き続け成長し続けるだろう。

では、デモで会いましょう。

 

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三宅洋平さんのブログ

http://ameblo.jp/miyake-yohei/

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September 19, 2013

【チダイ&座間宮ガレイ】オフラインでも動くパワーブロガー達の秋の企画、「タブー解禁!秋の原発文化祭」

2013/9/20

大手メディアがスポンサー関係の事情や保守的な体質の為に、牙を抜かれ骨抜き状態になり、本来権力の暴走を監視する役割を担っているジャーナリズム機関でさえもが権力サイドに寄り添うように報道をしている日本のメディアの窮状は、原発事故後におそらくかなりはっきりと認識されるようになっただろう。

そんな腐敗したメディア環境の中で最も生き生きと、それぞれのクリエイティブな方法で自発的に信念を持って現実と向き合い、起きた出来事に対して反応し、情報発信者として、独自のレイヤーでマスメディアが本来果たすべき役割をマスメディアに代わって果たしているのはブロガー達かもしれない。そしてブロガー達の中でも鋭い感性や洞察力や一貫性をもって質の高い情報を発信し、オフラインでも活動し、その結果として情報受信者に影響を与えている「パワーブロガー」達がいる。

原発関連の情報発信に特化しているブロガーでは、日本が脱原発できない大きな要因の1つである日米原子力協定に着目した第一人者である座間宮ガレイさんと、チダイズム〜毎日セシウムを検査するブログ〜を書いている、食べる?の出版が間近のちだいさん、この2人の発想力、持久力、行動力には目覚ましいものがある。この2人は、原発問題に真剣に切り込み、前回の参院選でストレートな態度で脱原発を掲げ続け、無所属で当選した山本太郎さんの選挙戦にもブレーンとして精力的に関わり、山本さんの周りで選挙戦を盛り上げ、オンライン、オフラインの両側で士気を高めていた。

座間宮さんは、山本太郎さんと協力体制で選挙キャンペーンを行ったミュージシャンの三宅洋平さん企画の「選挙フェス」のステージにも実際に登壇して日米原子力協定についての演説を行った経験もある。

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7/20に渋谷で行われた選挙フェスで演説をする座間宮さん

この2人が共同で9月21日(土)にパワーブロガーちだい&座間宮ガレイの【タブー解禁!秋の原発文化祭】と称したイベントを13時から新宿のロフトプラスワンで行う。

企画内容は、ちだい企画「セシウムお化け屋敷!」、座間宮ガレイ企画「日米原子力協定お化け屋敷!」、ゆるゆる飲みイベント「原発フィーリングカップル(仮)」などで、料金は2000円。

原発事故や放射能汚染の捉え方や付き合い方は人それぞれ。しかし政治家がいくら嘘をつこうと、大手メディアが軽視しようと、原子力ムラが揉み消そうとしようと、放射能汚染が現在進行形で起こっているということは明らかなことであり、自国で原発事故を経験した日本人だけでなく、世界が放射能汚染と向き合わなければいけない時代。そういった意味では、ちだいさんや座間宮ガレイさんのような人達は、原発事故を節目に私たちが突入した新しい世界に敏感に反応し、迅速にやるべきことを考え、見つけ出し、行動し、最先端を突っ走っている存在と言っても過言ではないかもしれない。これから嫌でも付き合い続けなければいけない原発問題、この2人の筋の通った、知的、科学的、論理的、そして倫理的な原発事故や放射能汚染との向き合い方や、情報を受信するだけではなく、自分にできることを考え、自ら独立したメディアとなり情報を発信するという姿勢や考え方は、様々な情報発信や相互コミュニケーションのツールがある現在、多くの人が参考にできるものではないだろうか。

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渋谷の選挙フェスで演説をする座間宮ガレイさん

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(左)チダイさん(右)三宅洋平さん

柏の選挙フェスで登壇したチダイさん

柏の選挙フェスで登壇したチダイさん

July 21, 2013

山本太郎と三宅洋平の参院選 原発事故後の日本の軌跡 Taro Yamamoto And Yohei Miyake’s Upper House Election And A Trajectory Of Post-Fukushima Japan

2013/7/21

山本太郎(38)と三宅洋平(34)、参院選に立候補したこの2人の選挙活動は、公示日以来、極めて興味深いムーブメントとなっている。

Taro Yamamoto (38) and Yohei Miyake (34) ‘s election campaign has been extremely intriguing movement since the campaign started on July 4th.

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山本さんは元俳優。テレビでの原発に関する発言が問題で芸能界での仕事が無くなった。その出来事がきっかけで、大企業や原子力ムラからのメディアに対する言論統制や、原発関連の発言が芸能界でタブーであることが、はっきりと世間に認識された。

Mr. Yamamoto used to be an actor. He worked as an actor since he was 16, but he lost his job after 3.11 because of his comments against the nuclear power industry. This event clearly meant that the corporations and the nuclear syndicate are pressuring the freedom of speech and expression. Japanese public understood that the nuke-related comments are taboos in the TV industry because of Mr. Yamamoto’s displacement from the TV industry.

原発事故後、山本さんは原発や被災地の取材や市民活動の為に国内外を駆け回り、2012年12月には国政に直接関わる為に、衆議院選挙に無所属で立候補した。

After the Fukushima nuclear disaster, Mr. Yamamoto began traveling to the disaster-hit areas and nuclear power plants to do research and civil activities in and outside of Japan. He ran for the Lower House election as a non-party candidate in December 2012 to have more direct influence on national politics. Even though he didn’t win, he gathered over 70000 votes.

ミュージシャンである三宅洋平さんは、以前から市民活動、嘆願、陳情、院内交渉など、市民として政治に関わることに関して手を尽くしてきた。

Yohei Miyake, a musician, also has been doing everything he could do such as petition, lobby and direct negotiation as a citizen to change the politics in Japan.

三宅さんは、市民側に立ち、なり振り構わず深刻な原発問題 について語り続け、向き合い対策を取ろうとする山本さんの選挙を応援するライブを山本さんの衆院選中に行った。防弾チョッキを着て演説をし、一人で主張を続ける山本さんの姿を見て、一人にしておけないと感じた三宅さんは、自身も参院選に立候補する決意を固め、今回の参院選に、様々な国の中でも最も高い、600万円の供託金をかき集めて立候補した。本当のことを言うことが危険な状態である今、「的は多いほうがいい」と三宅さんは言う。

Mr. Yamamoto sided with the citizens, kept talking about the serious nuclear issues, which was awfully downplayed, in order to face the issue and take proper provisions. While Mr. Yamamoto was running for Lower House election, Mr. Miyake supported Mr. Yamamoto’s campaign by playing live music events. Mr. Yamamoto kept giving speeches about sensitive issues in a bullet-proof jacket. Mr. Miyake felt that he couldn’t let Mr. Yamamoto be alone and made up his mind that he also will run for election at the next Upper House election. He gathered up 6 million yen through the network he established as a musician, one of the most expensive deposit money for candidacy in the world, and nominated for this Upper House election. “More targets the better when talking the truth is dangerous,” he says.

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2人とも自分が政治家になるとは夢にも思っていなかったが、原発事故が起き、国民の命や健康や環境よりも利権や経済を優先する日本政府、日本という国を目の当たりにし、やるのは自分達しかいないという強い使命感と決意の元、勇気を振り絞って立候補した30代の若者である。

Both of them are young men in his thirties who never thought of becoming a politician. Having seen Japanese government prioritizes the interests and the economy instead of citizens’ lives, health and the environment, they gathered up the courage at the face of crisis under the strong sense of responsibility and determination.

今回の参院選は、山本さんと三宅さんは協力体制を組んで選挙に臨んでいる。事務所も同じビルにある。2人はそれぞれ独創的な方法で、自分たちの言葉で聴衆に語りかけ、多くの人々の心を掴んでいる。山本さんは原発やTPPについて、三宅さんは日本国内外の経済システムの根源的な欠陥、環境問題の深刻さや、日本から始める世界平和についてのムーブメントなどについて啓蒙的に語った。

Mr. Yamamoto and Mr. Miyake cooperated at this election. Their election offices were in the same building. They both took a unique approach that was different from typical politicians to deliver their messages. Mr. Yamamoto intensively focused on nuclear power issue, TPP and the labor issue. Mr. Miyake talked about the fundamental flaws of the current economic system in and outside of Japan, the seriousness of the environmental issues and the world peace movement that starts from Japan in an extremely thought-provoking way.

この選挙資金の乏しい2人が街頭で集める人数は、ほとんどのマスメディアが伝えないながらも、他のどの候補者達よりも圧倒的に多い。「革命はテレビではやらない」が、その様子や反響はネット上では爆発的に広がり、圧倒的な存在感を示している。

They ran low-budget campaigns that mostly supported by volunteer staffs and fundraising-campaigns. Even though the mass media didn’t report, they gathered more crowds than any other candidates. “The revolution will not be televised,” but it exploded on the Internet and had an overwhelming online presence.

7月4日、公示日の三宅さんの「唄う選挙演説」の閲覧数は12万を越えている。ネットで演説を見た人々や、評判を聞いた人々が演説や選挙フェスに訪れ、選挙戦が進むにつれて聴衆の数がどんどん膨れ上がるという現象が起きた。

One of the videos of Mr. Miyake’s speech/ performance on July 4th reached 120,000 views during the 17-day-long election campaign. People who watched the videos, heard the reputation of him showed up at Mr. Miyake’s “election fest,” which were very much like a regular outside music festival, but with strong messages about the coming up election and political issues. The crowd got bigger each time.

昨日渋谷ハチ公前の特設ステージで行われた選挙フェスには一万人を越える人々が集まり、音楽と政治的なメッセージに熱心に耳を傾けた。選挙フェスが進行するにつれ、通路を確保するのが困難な程の聴衆が集まったにも関わらず、けが人も出ずに、会場は新しい時代の訪れを予感する一体感に包まれた。

Over 10000 people showed up at the election fest held yesterday at Hachikou-mae in Shibuya and enthusiastically listened to the live music by various musicians and also the political speech. As the election fest proceeded, the crowd got bigger and it became difficult for people to maintain a path around the station, but there was no injury. The sense of new era and unity covered the festival site.

この三宅さんが企画した選挙フェスを空中から撮影した写真を、今日の朝刊で朝日新聞が一面に載せたが、「三宅洋平」とも「山本太郎」とも「選挙フェス」とも「緑の党」とも一文字も述べなかった。写真の横には「『最後の訴え』をする候補者の街頭演説に集まった大勢の人たち」とだけ述べられている。そこにどのような人々が集まり、どのような言葉が語られたかどころか、立候補者の名前すら述べられなかった。

Asahi Shimbun (Newspaper) used a photograph taken from the sky of Mr. Miyake’s election fest and was on the top page yesterday. But the article didn’t mention “Yohei Miyake,” “Taro Yamamoto,” Election Fest” or “Greens Japan” at all. There was a line below the photo that says, “Many people gathered to listen to the last appeal of a candidate.” The article didn’t say what kind of people gathered there, what was told or names of the candidates at all. If someone who doesn’t know about the event, it is probably natural to think that those people were there for LDP or Komeito or some other bigger party.

影響力のある大手の新聞社がこのような稚拙な情報の出し方をするのに、今まで多くの人々が閉口してきたのではないだろうか。

Probably many people have been irritated by this kind of childish way of presenting the information by influential news media.

しかし今回、三宅さんの言葉を聞いた人々は、そのようなメディアのあり方を個人レベルから変える術を学んだのではないのだろうか。一人一人がメディアになること。伝えることをさぼらないこと。伝わらない相手にいかに伝えるかを考え、言葉の錐を尽くして戦い、とことん語り合うこと。草の根レベルでの行動を、一人一人が起こし、コミュニケーションの上手い日本人になっていくことは、あらゆる局面で重要だろう。

However, people who listened to Mr. Miyake’s words might have noticed that they have a choice not to accept certain kinds of media. They can evaluate and pressure them. In fact they can be the media themselves and change the information environment bottom-up. Individuals become the media, consciously become active at communicating and transmitting information, think better ways of transmitting information, make sincere effort to become a better communicator, and talk with each other extensively. Bottom-up improvement of communication ability of Japanese people will be beneficial and important at many different aspects.

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ここで3・11以来の日本の状態を少し述べようと思う。

It is proper to mention the situation of Japan after 3.11 nuclear disaster here.

2011年3月11日に日本は東日本大震災、津波、原発事故を経験し、トリプルディザスターは世界的なニュースとなり、救済復興の為の大規模なチャリティーが国内外で起こるが、日本国内での実質的な復興や対策は納得のいくレベルでは行われなかった。そしてその状態は、今日まで続いている。

On March 11th, 2011, Japan experienced Great East Japan Earthquake, Tsunami and nuclear disaster. The triple disaster became a world news, many charity activities happened in and outside of Japan, however what was actually done to help out disaster-hit areas in Japan was not at convincing level. And that situation continues till today.

対策が取られる代わりに、放射線の安全基準が下げられ、マスメディアや御用学者を利用した「安全説法」キャンペーンが日本全国で繰り広げられた。現在は低線量放射性廃棄物とみなされる1キロあたり100ベクレルというのが食品の安全基準となっている。

The government lowered the safety standard for radiation exposure instead of making countermeasures, and used sell-out scientists from prestigious universities for “safety preaching” campaign all over japan. The safety standard for food in Japan right now is 100 Becquerel par kilogram which is considered low level radioactive waste that needs to be contained safely.

約40年間大規模なデモが起きなかった「平和ボケ」と呼ばれる日本で脱原発デモも起きたが、それもほぼ黙殺され、現状を変えるには至らなかった。トルコやエジプトやブラジルやアメリカでの民主主義を問いただすプロテストが海外のメディアで取り上げられる中、日本の脱原発運動が大きなうねりとして取り上げられることもなかった。

Major no-nukes demos also happened in Japan, a “peace-addicted” country that didn’t have major demos for about 40 years, but it was ignored and didn’t change the situation. Foreign media that write about protests in Turkey, Egypt, Brazil and America didn’t consider Japan’s no-nukes demo as a big surge.

そして政府は今後廃炉にするのに何十年かかるかわからない状態の原発事故の収束宣言をし、再び原発を推進。海外へも積極的に「世界一安全な原発」の売り込みを安倍総理が自ら海外出張し、熱心に行っている。

Japanese government announced the convergent of the nuclear disaster which will take unknown amount of time and resumed promotion of the nuclear power. Prime Minister Abe himself enthusiastically does sales of “the world’s safest nuclear power plants” to foreign countries.

更に企業主義の極みであるTPP参加交渉や、事実上戦争を可能にする平和憲法改正など、不穏な動きが目立つ。

Lately more disturbing news such as Japan’s participation in TPP negotiation, 1 percenters’ fantasy, and the revision of peace constitution continue.

しかし、問題はそれだけではない。投票率の低さや、無関心が市民側にある大きな問題点だ。

However those are not the only problems. Low voting rate and apathy are big problems on the citizen side.

今夜、参院選の結果が出るが、その結果に関わらず、日本の市民はこれから、自分の力を認識し、新たな気持ちで勉強し、政治に関わり、しかるべき方向へ向かって国づくりをして行かなければならないだろう。

The result of the Upper House election comes out tonight. No matter what happens, Japanese citizens need to recognize their power, study, participate in politics to direct the country towards more peaceful and democratic direction.

July 17, 2013

三宅洋平の啓蒙的な姿勢と示唆。そして大きなメディアが伝えること、小さなメディアが伝えること、個人が伝えること Yohei Miyake’s Thought-Provoking Style And Manifesto. And What Mass-Media Reports, Small Media Reports and Individuals Report

7/18/2013

「今日のこの名古屋の集まりを、明日メディアが伝えなかったら、そういうことなんだよ」15日に名古屋で行われた選挙フェスで、この参院選、緑の党の推薦候補として全国比例区で立候補している三宅洋平さん(34)が聴衆に向かって言った。

“If the media didn’t report this gathering in Nagoya tomorrow, that’s what it is,” Yohei Miyake (34), a candidate from Greens Japan, said to the large crowd.

三宅さんの展開する選挙運動は、選挙運動というよりは「ムーブメント」という言葉がしっくりとくる。それはおそらく彼が「票を集めるため」に選挙をしていないからでもあり、三宅さんの演説が極めて革新的であり、啓蒙的であり、プログレッシブだからだ。彼が大きな聴衆の前で明示する、今までありそうで無かった様々な難解な物事と向き合う一貫した「姿勢」は、日本の行き詰まった状況に突破口、それが大げさならば、小さな風穴を開けつつあるように感じられる。

A word “movement” fits better than “election campaign” to Mr. Miyake’s campaign. That is probably because Mr. Miyake isn’t running the election to get votes, his speeches are extremely innovative, thought-provoking and progressive. A consistent “attitude” he clearly manifests to the crowd to face and deal with the conundrums flexibly and wisely seems to make an air hole to the dead-end situation in Japan, if not a breakthrough.

一般的な政治家は当然演説の際、有権者に票を募るが、三宅さんは演説で、考えることや行動することの大切さ、争わずに話し合うことの大切さ、いかに人を傷つけずにより良い方向へと物事を進めてゆくかなどを、ユーモアやとんちを混ぜながら説き、選挙演説というよりは啓蒙的な演説を展開している。

Typical politicians ask voters to vote for them, but Mr. Miyake focuses on talking about the importance of the act of pondering, making actions, having discussion without fighting, directing the situation to a better direction with a least amount of harm, and he does it with humor and fashion.

三宅さんの選挙フェスでの雰囲気は、外国の類似した思想を伴う非暴力のムーブメントとは雰囲気やニュアンスが少し異なっている。三宅さんは一貫して、相手を立てて理解しようとしながら、自分も崩さずにとことん話し合うというスタンスを取っている。相手を攻撃しない。批判をする時は、両サイドに非があることを述べて一方的になることを避けた上で、既存のものや状態に変わるオルタナティブを提唱する。

The atmosphere of his campaign has a different nuance from other similar non-violent movement in foreign countries. Mr. Miyake has a consistent attitude to respect and understand the other side without compromising his stance. He emphasizes the importance of talking thoroughly, a very basic of democracy. He doesn’t get aggressive. When he criticize something, he always indicates the flaws of the both sides, and then brings up the alternatives that could replace the existing system.

三宅さんは自分の持つ革命のビジョンを「スムーズでソフトな革命」と言う。これは独特な文化や歴史を持ち、平和を好む国民性や、繊細な思考や感覚を持つ日本独特の発想なのではないだろうか。「平和ボケ」というネガティブな言葉をポジティブなものとして転換し、有益なものにできるのも、三宅さんの言葉や発想力の優れたところだ。彼は日本が「平和ボケ」であるのに対し、世界は「戦争ボケ」であると言い放った。

Mr. Miyake describes his vision of revolution as “a soft and smooth revolution.” It somehow makes sense that this unique idea of “revolution” came out from Japan, a country with unique culture and history, peace-addicted citizens, delicate thoughts and senses. One of the great qualities about Mr. Miyake is his wit to change around the things with negative connotation to the positive. Japanese people are said that they are “peace dementia.” But he turned that around by saying the rst of the world is “war dementia.”

演説やフェスで、彼は日本社会から無視し続けられてきた人々や文化に、丁寧で的確でやさしく賢く人間味のある言葉と、音楽を巧みに使い、視覚化できる具体的な行動のガイドラインやビジョンや勇気を与えている。選挙戦が進むにつれて彼の周りではムードの変化が起き、日本を長い間重く包みこんでいた「無関心」やある種の「諦め」の空気を、一部の人々の心から払拭している。

At his speech and the election fest, Mr. Miyake utilizes his words and music properly, delicately, wisely and humanely to give the courage, the vision and the concrete guidelines for the actions that are easily be visualized to the people and the sub-cultures that are ignored by the Japanese society for a long time. As the election campaign proceeds, the mood started to change around him and swept away the heavy sense of “apathy” and “give-up” that was covering Japan for a long time.

しかし多くの人々が三宅さんに確実に心を動かされ、小さなアクションを起こし始めてはいるものの、大きなメディアは緑の党や三宅洋平や、前代未聞の「選挙フェス」というイベントもほぼ全く報じないというのが現実。メディアは淡々と自民の堅調を報じている。

Even though many people are moved by Mr. Miyake and starting to make moves, it is also a reality that the mass-media does not cover “Yohei Miyake” or “Greens Japan” or “election fest” at all. Main-stream media keeps reporting a overwhelming victory of Liberal Democratic Party with a detached tone.

しかし、自民が圧倒的に優勢ながらも、共同通信の調査は、選挙区、比例区共に、投票先が未だに未定である有権者はおよそ4割だと伝えている。つまりまだ情勢が変わる可能性はあるということだ。

However, even though the overwhelming victory of LDP is expected, the poll says that 40% of voters have not decided who to vote on both constituency and proportional-representation constituency. That is to say that the change of the situation is still possible.

例えば、自民党石破幹事長の日本を戦前のような軍事国家に戻そうとしているかのような発言に、国民が反応することもありうるのではないだろうか。東京新聞は16日に、石破幹事長の「軍法会議設置」発言をスクープし、それはネット上では確実に波紋を呼んでいる。石破幹事長は、自民党のビジョン通りに憲法9条を改正した場合、「国防軍」に「軍法会議」を設置し、戦争に行くことを拒否する人間には「死刑」や「懲役300年」などの重い罰則を与え、軍の規律を守る必要性があると熱弁している。

For example, it is possible that the citizens react to the statement said by Ishiba party secretary general of LDP. His vision is to bring back the militarism of pre-WWII to Japan. On July 16th, Tokyo Shimbun reported that his statement about “setting a military court” when the “defense force” is good to go in the case the peace constitution is revised. He says that when the soldiers refuses to go to a war, they would be heavily punished or even get a death penalty in order to maintain the discipline of the military.

世論調査によると、ネット選挙が解禁したものの、ネットを参考にしない有権者が80%と、まだネット選挙の勢いは下火のようだ。しかしネット利用頻度の高い20代は40%がネットの情報を参考するとある。マスメディア以外からの情報を得ている若い世代が、これから鍵となっていくのかもしれない。

According to the poll, even though the ban of “internet election” has ended, 80% of the voters don’t use the information they get from the internet when choosing who to vote. But 40% of the voters in their 20s make use of the information from the internet. The actions by the younger generation that get the information other than mass-media might become the key in the near future.

もしも脱原発、TPP反対、憲法改正反対、ブラック企業反対などを若い世代が望むなら、彼らは自分がしかるべき党に一票入れ、その党や候補者をフォローアップするだけではなく、友達や家族にも直接「お願い作戦」をして、票を集める必要がおそらくあるだろう。

If the younger generation wishes to eliminate nuclear power, stop TPP and “black corporations,” they would need to not only vote and follow up with the candidates they voted but also directly ask their family and friends to vote for the parties that are likely to do what they hope.

参考記事

http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130717-OYT1T00249.htm?from=ylist

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013071702000131.html

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080116-907457/news/20130717-OYT1T00243.htm?from=blist

July 16, 2013

「新しい言葉」で三宅洋平が「選挙を占拠」Yohei Miyake “Occupy The Election” With A “New Language”

2013/7/16

参院選に緑の党の推薦候補として立候補している三宅洋平(34)さんに注目している多くの人々はすでに気づいていると思うが、彼のユニークなところは、唄う選挙演説をすることや、音楽仲間を呼んで「選挙フェス」をやっていることだけではない。彼の群を抜いたコミュニケーション能力の高さというのも毎回の街頭演説やフェスで多くの聴衆を得ている理由だろう。

There are many unique qualities about Yohei Miyake (34) a musician, a candidate from Greens Japan. Boldly bringing live music acts from underground music scene to the mainstream election campaign and singing at the speech himself are not the only unique things about him. His outstanding and extraordinary communication skill is what attracts diverse audience to his speech.

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三宅さんは、政治家は市民の言葉で政治を語っていないと言う。難しいのは専門用語や難しい言葉を使うことではなく、聞いている相手がわかるようにいかに上手くやさしく伝えるかということだと言う。早稲田大学の文学部を卒業している三宅さんは、言葉の使い方やその作用に、彼なりの強いこだわりを持っている。

Mr. Miyake says that politicians are not talking in people’s language. Using technical words isn’t hard at all, what’s really difficult is to talk in the way everyone can understand. Mr. Miyake, who majored in literature at Waseda University, has his own persistence about the usage of words.

三宅さんが表現者として語る言葉は、多くの人が今まで抱えていた政治や日本という国に対する疑問や怒りや凝り固まったジレンマを一つ一つ丁寧に解きほぐし、より平和的で効果的で進歩的な代案を提唱する。一人一人の持つ力や行動が、日本にずっと重い空気のように存在していた、例えば無関心のようなネガティブな国民的雰囲気や文化を、草の根的に底から解消し払拭することは不可能ではないと気づかせ、勇気づけ、行動をを促す。

Mr. Miyake’s words untangle Japanese people’s inveterate doubts and anger against the government and the country itself. He dissolves the dilemma and shows the alternative plans and perspective that are much more peaceful and effective. His action makes people realize that it is not impossible to sweep away the negative cultural atmosphere and cultural climate from the grassroots. He gives courage and urges the action.

例えば、一票入れた政治家が公約を守らないときに、政治に失望し、政治家に文句を言うというよくある話について彼は、既に100日間を越している自身の過酷な選挙キャンペーンの体験を交えながら以下のように語った。

He talked about a typical event that occurs in politicians and voters relationship. When politicians break public promises, generally voters complain that they don’t keep promises. His commentary that comes from his own over 100-days-long election campaign experience is different. He says that voters and politicians need to work together interlockingly.

「支持した政治家が、一票入れた、一万円献金した、でもあいつ選挙で言ってたこと全然できてねーじゃねーかよ。俺もそう言ってきた。でも自分が候補者になって思うんだよね。一票なんて紙に一回名前書いただけじゃん。何もしてないんだよ。その人を応援するっていうのはさ、できてないことあったら事務所の扉叩いてさ暇な日に、ガチャって、何か手伝うことある?困ってるでしょ?ってやりたいことできてないよね。俺手伝うよ、っていう人が何人いるかがその議員の力だと俺は思うの。だから俺が国会に行ったらさ、もう行く前提で話しちゃってるけど、俺が行ったら、何千人何万人っていうノマドな秘書部隊として、ちょっと子守りの合間の10分とかで、俺がツイッターでこれについて誰か調べて!っていうのをリサーチしてくれたり、ググったりウィキったり、そういう手間を支持者全員で分け合えば、山本太郎も10円ハゲできなくて済むし、俺も声が枯れなくて済むはずなんだ。歌手の喉、俳優の顔、もう全部晒してやってるからさ、みんなもやってほしいの」と市民と政治家の連結について語った。

“In the past, the politicians I supported didn’t do anything that they said during the election. I always thought like that and said it. ‘They don’t do anything.’ But how I feel from a politician side now is different. Voting is just writing a name on a piece of paper. That’s nothing. Voting isn’t enough, it’s actually nothing. If you really want to support a politician, you should go knock on their office door when you have time and ask, “hey what’s wrong? you aren’t doing what you initially wanted to do. Do you need some help?” If a politician has supporters like that, the number of supporters will directly be the politician’s power to keep their promises. So when I become a politician, please don’t mind that I’m talking under the premise that I will win this election, I would like you to be one of the tens of thousands nomadic secretary who does research and little things when I ask through twitter or something when I need to get done something. If you do that, Taro Yamamoto (an actor, a candidate who’s largely supported by no nukes citizens) doesn’t have to have a bald spot and I don’t have to loose my voice. We are putting aside an actor’s face and musician’s voice to join the politics in Japan, so I want you guys to do that too,” he said to the crowd.

極めて優れた表現者である三宅さんの選挙運動は、筆者に村上春樹さんがカタルーニャで行った以下のスピーチの一文を連想させた。

Mr. Miyake’s election campaign reminds me of a section of the speech Haruki Murakami’s gave in Catalounya.

「損なわれた倫理や規範の再生を試みるとき、それは我々全員の仕事になります。我々は死者を悼み、災害に苦しむ人々を思いやり、彼らが受けた痛みや、負った傷を無駄にするまいという自然な気持ちから、その作業に取りかかります。それは素朴で黙々とした、忍耐を必要とする手仕事になるはずです。晴れた春の朝、ひとつの村の人々が揃って畑に出て、土地を耕し、種を蒔くよう に、みんなで力を合わせてその作業を進めなくてはなりません。一人ひとりがそれぞれにできるかたちで、しかし心をひとつにして。その大がかりな集合作業には、言葉を専門とする我々、職業的作家たちが進んで関われる部分があるはずです。我々は新しい倫理や規範と、新しい言葉とを連結させなくてはなりません。そして生き生きとした新しい物語を、そこに芽生えさせ、立ち上げなくてはなりません。それは我々が共有できる物語であるはずです。それは畑の種蒔き歌のように、人々を励ます律動を持つ物語であるはずです。我々はかつて、まさにそのようにして、戦争によって焦土と化した日本を再建してきました。その原点に、我々は再び立ち戻らなくてはならないでしょう」

「我々は新しい倫理や規範と、新しい言葉とを連結させなくてはなりません」

“It is the job of experts to rebuild broken roads and buildings, but it is the duty of each of us to restore our damaged ethics and values. We can start by mourning those who died, by taking care of the victims of this disaster, and by nurturing our natural desire not to let their pain and injuries have been in vain. This will take the form of a carefully crafted, silent and painstaking endeavor. We must join forces to this end, in the manner of the entire population of a village that goes out together to cultivate the fields and plant seeds on a sunny spring morning. Everyone doing what they can do, all hearts together.”

“We, professional writers, who are versed in the use of words, also have a positive contribution to make toward this large-scale collective mission. We must connect new ethics and values to new words, thereby creating and building new, vibrant stories. We will then be able to share these stories. They will have a rhythm that can encourage people, just like the songs which villagers sing while planting their seeds. We rebuilt Japan, which had been completely destroyed by World War II. We must now return to this same starting point once again.”

三宅さんは今まさに、昔の日本へ「復興」するのではなく、新しいより良い日本へ「復興」する為に、彼の持てる全ての力を用いて「新しい言葉」紡ぎ出しながら人々の心を動かしているのではないだろうか。彼は言葉と音楽を連結させ、敬語や専門用語を避けて人々と同じ言葉で話し、多様性を尊ぶ自身の信念を曲げずに、スーツも着ずに襷もかけない。そのような彼のアクションの全てが「新しい言葉」として人々を刺激し、新しい物語やうねりを芽生えさせているように感じる。

It seems like, right now, Mr. Miyake is dedicating all his strength to move people’s hearts by weaving the “new language” in order to reconstruct Japan, not to the old Japan but to a better Japan. He interlinks the language and music, talks in people’s language while avoiding overly polite language and technical jargon, consistently keeps his attitude that respects diversity, and never wears suit and shave his face. All these actions seem to create a “new language” and stimulate people, create new vibrant stories and a surge.

三宅さんは、ジプシーソングを唄う最中に、「選挙を占拠!」「俺たちの選挙!」と挿入するようになった。これも彼の鋭い感性がはじき出した的確かつ効果的な表現だ。投票率が上がれば国政は変わてゆくとわかっていても、今までそれが特に若者にはなかなか伝わらなかったが、三宅さんの「新しい言葉」はそれを若者に伝えることを可能にした。海外で物理的に場所を「占拠」することでプロテストをし、結果的に人々の良心に種を植え付けたオキュパイ運動の「Occupy=占拠」とかぶるところもおもしろいところだ。

Mr. Miyake started to insert “Occupy the election! (Senkyo o senkyo!) Our election! (Oretachi no senkyo!)” while he plays one of his songs called “Gypsy Song.” This also is a precise and effective expression put out by his artistic sensibility. Even though people technically knew that the more voting rate can change the politics in Japan, it seemed to be impossible to get young people to vote. But Mr. Miyake’s “new language” made it possible to send out the message. It is also interesting that the word “occupy” was used by Occupy movement which physically occupied places to protest and planted seeds of conscience in people as a result.

「前の衆議院選挙の自民党の総得票が1700万票。政権与党。選挙に行かなかった人が3、4千万人。寝たきりの人とか除いたら2千万人くらいだとして、最大政党は、選挙なんかださくて行きたくないよっていうまっとうな人達なんだよ。あとはさ、利害関係とか組織とか、そういう状態になってるから、だから今さ、今まで選挙に行かなかったまっとうな人達に政治の分母を変えて欲しいの。今いろんな広告会社とか雇ってさ、大きい政党は選挙戦略を練り続けてやってんだけど、選挙に行ってない人はカウントに入ってないの作戦の。むしろ来て欲しくない。その分母を変えちゃえば、彼らの計算はがた狂いだから」と三宅さんは若者達に選挙に行くことを促した。

“In the last election, Liberal Democratic Party got 1.7 million votes. The ruling party. The number of people who didn’t vote was about 3 to 4 million. Let’s say there are about 2 million who didn’t vote after subtracting bedridden people who cannot vote. That is to say that the larger ruling party consists of sane people who thought that they didn’t wanna go vote because the election is so lame. Then there are interests and organizations and stuff like that. So, I want those sane people who didn’t vote till this election to change the denominator of the politics. Bigger parties are making strategies for this election by hiring advertising and PR companies, but they are not even counting those people who don’t vote. They rather wish that those people don’t vote. If we can change the denominator of the election, their calculation won’t work at all,” he said and urged young people to vote.

「俺を国会に送り込むんじゃなくて、一緒に行きませんか?国会へ。三宅洋平と一緒に国会に来てくれませんか?」

“Don’t think that you are going to send me to the parliament. Won’t you come to the parliament with me? Would you come to the parliament with Yohei Miyake?”

July 12, 2013

Yohei Miyake “Talkin’ About The Revolution” At His Election Fest In Japan 三宅洋平から始まる、政治に対する意識改革

7/12/2013 -Tokyo, japan

“This is my formal wear.” Yohei Miyake (34) who currently runs for the Upper House election says on the stage at the election fest held at Hachikou-Mae in Shibuya, Tokyo on July 6th.

「これが俺の正装ね」参院選に立候補したTシャツに短パン姿の三宅洋平(34)が、聴衆の見つめる選挙フェスのステージで言った。場所は7月6日の渋谷ハチ公前の特設ステージ。

Mr. Miyake currently gets attention from wide demographics in Japan. He defines the election as a “festival” and brings musicians to his campaign called “the election fest,” which holds a very similar atmosphere to music festivals. His direct style of speech also is completely different from other typical candidates. There are many audience enthusiastically listen to his words and music wherever Mr. Miyake does speech and the fest.

三宅さんは、選挙は「祭り」だという感性の元に行っている音楽を大きく取り入れた選挙キャンペーン「選挙フェス」や、従来の選挙演説とは全く異なるストレートな演説スタイルで老若男女から注目を集めている。彼の選挙演説では毎回たくさんの聴衆が集まり、熱心に耳を傾ける。

One of the topics he consistently brings up is a definition of the “wealth.” He says that his generation, a generation that was born after the economic bubble burst, didn’t receive monetary and material benefit from the society like a previous generation. However his generation was able to find a value of internal richness through things like nature and creative culture, he says.

三宅さんの主張の一つは「豊かさ」の定義。三宅さんは、バブルが崩壊した後に生まれてきた自分達の世代は、社会や金の物質的な恩恵にあずからずに生きてきたと言う。しかしだからこそ、自分たちの世代は物質的、金銭的な豊かさとは違うタイプの豊かさ、心や文化の「豊かさ」を見つけることができたと言う。

“Organic T-shirt like this costs twice as much compared to UNIQLO’s T shirt. But I want everyone to think if the production system behind those cheap T-shirts is hurting people or not and then choose what to buy. Foods too. You can choose even if you don’t have much money. T-shirt like this makes me wanna wear it when I get on the stage and play a show like this. There’s a some sort of power to it. This is my formal wear.” The audience cheered when Mr. Miyake said so as he grabs his T-shirt around his shoulder.

「こ ういうもの、オーガニックのTシャツってのはさ、ユニクロのTシャツの倍くらいするよ。でもさ、その背景にある生産システムが人を傷つけてるか傷つけてな いかまで考えて選んで欲しい。食べ物も。金なんか無くても選べる。そうやって選んだものはこうやってライブの時に着ようって思う。力が宿るんだ。これが俺の正装ね」ステージでオーガニックのTシャツの肩のあたりを掴みながら、三宅さんがそう言うと聴衆は沸いた。

Mr. Miyake is a candidate from the Green Party that built a network in 90 countries in the last 30 years. “Don’t you wanna get out from the War Economy!?” he shouted to the crowd. He insists that he wants to seriously think in order to eliminate the war out of the system. “The profit from the electronics people unconsciously buy, or the profit of the mega banks that people deposit their money without thinking much, are killing people in Iraq and Afghanistan. Don’t you wanna fix the distortion like that before eliminate “distortion” that Abe (Prime Minister) talks about?” he shouted to the crowd.

彼は30年間かけて世界の90カ国にネットワークを創ってきた緑の党の推薦候補。「戦争経済から脱出したくないですか!?」彼は戦争を無くすために本気で考えたいと大きな声で主張す る。「知らず知らずのうちに買った家電製品や知らず知らず預けたお金のメガバンクが、その利益がイラクやアフガンで人を殺してるようなそういうねじれ。国会のねじれより先にそっちを解消したくないですか?」彼は大衆に向かってそう叫んだ。

His concept which criticizes the current economic system that led by American Capitalism which expands by destroying the environment, exploiting workers and the weak and abandoning social responsibilities is similar to Occupy movement’s basic concept. Occupy movement is a grassroots movement that is highly praised by many intellectuals such as Noam Chomsky, MIT’s emeritus professor and a linguist.

現在の環境を破壊すること、労働者や弱者を搾取し、責任を取らないこ とで大きく膨れ上がる経済のシステム、アメリカ式の資本主義のあり方を批判するという三宅さんの観点は、アメリカで2011年に始まり世界中に広まったオキュパイ運動や、オキュパイを高く評価するマサチューセッツ工科大学名誉教授であり、言語学者であるノーム・チョムスキーを始め、多くの知識人や文化人の考えと同調している。

“Charanke” is a word that Mr. Miyake uses often. “Charanke” means discussion and is a word from Aynu culture, an indigenous people of Hokkaido, Northern Japan. Mr. Miyake repeatedly says that he wants to talk thoroughly. What he means by that is probably talking thoroughly is the very basic of the democracy. “It’s such a mystery to me why Japan is the way it is right now,” he says. He says that he wants to go to the Parliament and talk with Mr. Abe (Prime Minister) face to face because he can’t understand what Mr. Abe says at all. He doesn’t want to dislike people, but he wants to talk and lead the situation to a better direction peacefully.

三宅さんが一貫して叫び続けていることの1つに「チャランケ」という言葉があ る。チャランケとはアイヌ語で論議という意味。演説で、彼はとことん話し合いたいと何度も言う。それはとことん話し合うことが民主主義の基本であるからだろう。「今なんで日本がこうなのか不思議なことだらけなんです」と彼は言う。安倍総理の言っていることが全然理解できないから、国会でとことん話し合いたい、嫌うのではなく、どんな人ともとことん話し合って、平和的に物事を良い方向へと導きたいと彼は言う。

Another characteristic of Mr. Miyake is that he also demands citizens to wake up and act. He says that the reason why the politics is corrupted is not only politicians’ fault but also citizens’ as well.

三宅さんの考え方の1つの特徴は、政治や国の現状が悪いのは、政治家だけが悪いのではなく、市民側にも責任があると厳しく言うところだ。

When he did a speech in Shinbashi, Tokyo, he talked about mass media. Humans have ability to communicate and transmit information without technology. He says that the reason why the information environment is so chaotic and the mass media’s quality is extremely low is probably because citizens got lazy about “charanke (talking throughly)” at some point and left the job of talking and transmitting information almost entirely up to the mass media.

例えば、新橋で行った街頭演説では、「マスゴミ」という言葉について三宅さんは語った。人間には本来見たことや思ったことを口に出して、テクノロジー無しでも情報を伝える力がある。今の情報環境がカオスでここまで質が落ちて「マスコミ」が「マスゴミ」と呼ばれるようになったのは、みんなが伝えることをメディアにま かせきりにして「チャランケ」するのをさぼっていたからではないのか、と三宅さんは言う。

He emphasizes the responsibilities of the individuals. “How are we gonna take responsibilities when the nuclear power plants we sell to foreign countries go wrong? I can’t possibly be responsible for the things like that. I know that there are people who are going to vote for pro-nuclear energy and military conscription at this election in Japan. I’m seriously thinking about making those people take responsibilities when the nuclear disaster happens again and people die at the war,” he says.

そして原発や憲法については、「世界に売った原発に何かがあった時、僕らどうやって責任取るんですか?責任取れないっすよ。じゃあ今から再稼働、徴兵制って言ってる党に投票する方は、戦争が起きて人が死んだ時、また原発が地震が起きて事故が起きた時、俺は本当に責任を取ってもらおうと思ってますよ」と、選挙権を持っている市民側にある責任も厳しく言及する。

“’We are fine because we’ve experienced a nuclear disaster now. Now we have a technique to cover the disaster, so let’s sell the nukes to foreign countries.’ This kind of thinking is absolutely insane if you just use a common sense. What do you think how the world is looking at Japan right now?”

「もう1回(原発)事故があったからもう大丈夫。事故った時のテクニックももうあるから、世界にも安心して売りましょうなんて、こんなの普通に言ったら正気の沙汰じゃないんですよ。それをね、世界の人はどういう目で見てると思います?」

“This election is a trigger of the peace movement that starts from Japan, the country experienced atomic bomb attacks and a nuclear disaster! This movement will spread all over the world, this is our job! The most wounded people has become the most compassionate people! I’ll tell that to the world! The movement has already started! It’s your turn when you go home. Thank you!” Mr. Miyake ended the election fest with these words in Shibuya on July 6th.

「日本の今回の参議院選挙をきっかけに、原発や原爆を味わった日本人から始まる本当の世界平和の運動が今始まったんだよ!これは世界中に広まっていくぜ、俺たちの仕事!一番傷ついてる奴らが、1番痛みがわかる奴らが1番やさしくなったの!世界の人にそれを伝えるよ!ムーブメントはもう始まってるぜ!家に帰ったらみんなの番だよ。」7月6日の渋谷の選挙フェスを三宅さんはこう締めくくった。

Japanese media does not cover the movement around Yohei Miyake much, however the speech, the election fest and its atmosphere obviously tell that many people support him. It became obvious that people were waiting for someone who speak of the real issues very directly for a long time. Whether Mr. Miyake can win this election or not would be up to his supporters’ efforts because he doesn’t have much election fund. The time that the only the leader fights has ended. Ordinary citizens need to realize that they have power to change the world.

日本のメディアにはなかなか取り上げられない三宅さんだが、街頭演説や選挙フェスの様子や雰囲気を見れば、彼を指示する人々の数の多さや想いの強さは明らか だ。三宅さんに賛同する一人一人がどれだけ選挙日の21日まで横の繋がりを使って援護射撃をできるか、おそらく個人個人の頑張りが三宅さんを国会に送れるかどうかを分けるだろう。リーダーだけにまかせておく時代は終わった。市民は自分にも世界を変えてゆく力があると自覚しなければいけない。特に、ネット選挙も解禁になったこの参院選は、個人個人ができることをやって票を集め、選挙資金が少ない市民側から出てきた候補者を勝たせる自立選だ。

July 11, 2013

ネットからリアルへ 座間宮ガレイ流、ネット選挙の戦い方

7月11日ー東京

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ネット選挙が解禁になったこの参院選、皆さんはネット選挙をどう戦っているだろうか。昨日10日、渋谷のカフェで会議室をブッキングし、ブロガーの座間宮ガレイさんがネット選挙のレクチャーを行った。座間宮さんはツイッターのフォロワー数が約1万6千人、YouTubeのチャンネル登録者が1900人以上、そしてなんと言っても日本が脱原発できない大きな一因である日米原子力協定に光を当てた第一人者だ。

座間宮さんはこの参院選中はブロガーとしてネット選挙を全力で戦ってみるのは「おいしい」ということで、候補者達の中で唯一日米原子力協定について言及し、原発事故後ずっと市民運動をして全国を駆け回ってきた東京選挙区の山本太郎(38)さんと、ミュージシャンであり、「選挙フェス」という前例のない選挙戦を全国で展開している全国比例区の三宅洋平(34)さんの2人を参院選で勝たせる為に毎日知恵を絞り発信している。

ここでネット選挙レクで座間宮さんがあげたいくつかのポイントを紹介する。

(1)ストロングコンテンツ

ネット選挙では、ストロングコンテンツを作ることが大切となる。ストロングコンテンツは、短く、見た人に「自分が投票しなければいけない」と思わせ、「絶対に勝つ!」という感情を起こさせるようなものが理想的。個人個人が自分の強みや得意分野を把握した上でストロングコンテンツを作っていくことが大事だ。例えば、座間宮さんのストロングコンテンツはブログや日米原子力協定、山本太郎さんのストロングコンテンツは脱原発、TPP反対や市民運動、そして三宅洋平さんのストロングコンテンツは音楽や感性やカリスマ性。あなたのストロングコンテンツは何だろうか。まず自分のストロングコンテンツを把握し、それを応援している候補者への一票に繋げ、勝つために利用しよう。

(2)情報

「誰が言ったのか」「何を言ったのか」という観点から見ると、情報は2種類に分けることができる。「誰が何を言ったのか」どちらも重要なことであるが、あなたが応援する候補者に票を入れてもらう為に人と話すときに注意しなければいけないのは、その相手がどのように情報を受け取る人間であるかということ。例えば都会人で博学でパッケージよりも物事の内容を重視するような相手ならば、あなたの応援する候補者が「何を言ったのか」という内容や論理を伝えるべきだ。しかし相手が情報に疎い田舎のおばあちゃんだったりした場合は「誰が言ったのか」を話した方が効果的な場合もある。人を動かして票を貰うわけだから、候補者のどのようなことをどんな風にアピールしたら相手があなたの応援する候補者に票を入れてくれるかということを考える必要がある。

(3)ツイッター

あなたはツイッターをやるときにどんなデバイスを利用しているだろうか。スマホは便利だか、スマホでツイッターをやると情報の受信者になりがち。強い発信者になりたい場合は、ツイッターでもブログでもパソコンでやった方が効果的。それは画面が大きい分把握できる情報も大きくなるからだ。ツイッターにはツイートデックというアプリがあり、それを利用するとツイッターをより多くの情報を把握しながら戦略的に管理したり利用したりすることができる。

(4)争点を自分で考える

現在山本太郎さんは当選圏内。しかしまだ当選確実ではない。では他に4位、5位、6位あたりを走っているのは誰なのか?山本さんに援護射撃をするなら、戦う相手が誰なのか把握する必要がある。例えば民主党で「やや苦戦」をしている鈴木寛さんという人がいる。彼はミスター20ミリシーベルトというニックネームで呼ばれ、SPEEDIの隠蔽をして被災者をよりひどい被曝に追いこんだという過去のある人間だ。しかしそのようなことを知っている人間や、原発問題に関心の高い人間はおそらく既に山本陣営だろう。なのでそこを争点にすることの意味はそれほど大きくない可能性がある。つまり、より多くの票を集めるには、山本さんの他の魅力を争点にするのがおそらく有効。例えば山本さんの38歳という若さ、利権と繋がっていないという純粋さ、ボランティアが1000人以上いて市民選挙をしているということなど、脱原発や選挙に関心の薄い人達に対しては、そのようなわかりやすい争点を話すと効果的かもしれない。自分で争点を作ってしまうこともネット選挙では有効。

(5)喧嘩はしなくていい

政治の話をすると、つい熱くなって喧嘩をしてしまうということがあるかもしれない。そんな時は、政治のことで喧嘩しているということは、お互いが日本について、日本を良くするためにはどうしたらいいのか本気で考えているということの裏返しであるということを思い出そう。そうすればより冷静により良い議論ができるのではないだろうか。

これらのことを踏まえてネット選挙を自分なりに戦ってみると、この参院選は非常におもしろい経験になるだろう。個人も一緒に「全員参加型」で、自分にできることをやって選挙を戦うという意識はこれから日本の為になることだろう。ネット選挙についてもっと知りたい人は、座間宮ガレイさんを追うことをおすすめする。

筆者は公示日以来この参院選を見つめていて、多くのドラマが生まれたり、人が心を動かされたり、希望を持ったり、候補者以外の一般人達が行動を起こして戦う姿を見たり、選挙フェスの雰囲気を肌で感じたりしていて、若い人達が立ち上がる時代が来たのではないかと予感したりしている。

原発事故後にテレビ界からはじかれた「市民活動家」と、窮屈な日本に少しでも自分たちの価値観や感性を混ぜてもらうために立ち上がった「ミュージシャン」と、頭の切れる「ブロガー」と、自分たちにも力があると気づいたたくさんの「市民」が化学反応を起こしながら一緒にこの参院選を戦っている。こんなに多様でおもしろい選挙が今まであっただろうか。この現実に起きているある種のムーブメントは見ておく価値があるだろう。次に東京で選挙フェスがあるのは7月14日、渋谷のハチ公前だ。

July 8, 2013

アースガーデン・福島フェス・選挙フェス:音楽をきっかけに政治への関心を

7月8日ー東京

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7月6日土曜日は、選挙フェスだけではなく、代々木公園でエコやオーガニックや多様なライフスタイルがテーマとなっているアースガーデンという、春、夏、秋、冬に一度ずつ行われるフェスも行われた。アースガーデンは300軒以上の出店/展があり、ライブステージが会場のあちこちに儲けられ、一日中音楽が鳴り響くカラフルでバイタリティ溢れるフェスだ。そして今回の夏のアースガーデンには、「もっと福島を知ろう」というテーマの元、福島フェスminiも参加。お店を出していた福島県民の方々から、復興、原発事故、エネルギー政策、これからの日本への願いなどを聞いた。

そして午後2時から渋谷のハチ公前で行われた選挙フェスでは、脱原発をするためには考えていかなくてはいけない項目の1つである日米原子力協定について暴き、広めてきたプロのブロガー座間宮ガレイさんが登壇し、ネットの外の公共の場で始めて日米原子力協定について熱弁した。「引きこもりブロガーの座間宮ガレイです!」と威勢よく登場し、原子炉を車、プルトニウムをガソリンに例えて、原子力ビジネスについて分かり易く解説した。

下のビデオは、最初の5分が渋谷ハチ公前の選挙フェスの様子、後の5分が選挙フェスに居合わせた人々の街頭インタビューになっている。インタビューに答えてくれた人達は、三宅洋平の若い人達にも意識を向けさせようという姿勢を評価している人が多かった。若者のエネルギーが政治に入ってくることや、音楽が政治のことを考え始めるきっかけになるならば素晴らしいと感じている人は少なくないようだ。アーティストタイプの人は普通は政治にはあまり直接的には関わらないですよね?という質問を投げかけると、「税金を払っている以上政治とは無関係でありえない」とう的確かつ鋭い答えが返ってきた。

July 7, 2013

7月6日:三宅洋平と「選挙フェス」という新しい政治の感性

7月7日ー東京

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7月6日、東京、渋谷ハチ公前の特設ステージにて、炎天下の中「選挙フェス」が午後2時から8時まで行われた。この「選挙フェス」という政治をまつりごとにしようという、日本では前例のないコンセプトを発案し、見事に実行に移し多くの聴衆を集めているのは、緑の党推薦候補、全国比例で立候補している三宅洋平さんだ。7月4日に選挙戦幕開け以来、胸に直接響く言葉と感性と音楽と、アメリカで始まった世界的な市民運動オキュパイ運動を彷彿とさせるビジョンを力強く披露し、今までの日本の選挙には前例のない臨場感やある種の予感や期待を生み出している。

なぜミュージシャンである三宅さんが参院選で立候補するのかについて三宅さんは、「日本を僕ら色にちょっと染めたい」と言う。つまり、今の日本を変えたいならば、自分達のような感性を持った人間がまずは政治に混ぜてもらわなければいけないと彼は考えたのだ。

「俺は選挙を絶対に楽しくしたいの。政治を必ずおもしろくしたいの。眠ってるみんなを覚ましたいの。おかしいことをおかしいと言える人々にしたいの」彼はこう言う。「おかしいことをおかしいと言える」これは原発事故後の政府や東電の対応を見ている多くの見識ある国民が感じていることではないだろうか。しかしそのような声を繁栄してくれる政治家は出て来なかったし、言っても説得力のないということがほとんどだった。しかしミュージシャンであり、市民との距離が極めて近い三宅洋平の選挙フェスでのライブや街頭演説を見つめる人々の中には、この人なら自分たちの声をきちんと国会に持って行ってくれるかもしれない、と感じていた人々も少なくないのではないだろうか。

三宅さんが演説中に言った「なんで山本太郎だけ10円ハゲできてんの?なんで俺の声だけ枯れんの?」という言葉が筆者には印象的だった。これは有権者も一緒に戦わなければ、2人だけの力では勝てないという意味だが、同時に痛快な「おまかせ民主主義」への批判ではないだろうか。市民が無知であることを意識的に拒み、勉強し、社会について考え、積極的に政治について話し合ったり参加することは本来民主主義社会の理想だ。日本が良くならないのは何も政治家だけのせいではない。市民の無知や無関心はいつか治さなければいけない民主主義にとっての病気だ。

そして「家に帰ったらみんなの番だよ」とも三宅さんは言っている。それは野党や無所属の新人で、選挙資金の少ない山本太郎さんや三宅洋平さんのような候補者を勝たせて国会に送るには、応援する人間が一票入れるだけではなく、横の繋がりを広げ、周りの友達や家族が自分の応援する候補者に票を入れてくれるように、応援する側も候補者と一緒に戦わなければいけないという意味だ。ネット選挙が解禁になった為、ソーシャルネットワーキングサイトを有効に利用して、選挙資金の少ない若い候補者が戦えるかどうかというのもこの選挙の見所の一つだろう。

昨日の渋谷での選挙フェスでは、数々のミュージシャンの出演に加え、プロのブロガーであり、日米原子力協定という脱原発の為にはネックとなる協定について暴いている座間宮ガレイさんの初の公共の場での演説があった。そして東京選挙区に無所属で立候補し、原発問題やTPPについて、見識に基づき厳しい言及をしている山本太郎さんも演説を行った。

昨日の渋谷ハチ公前での「選挙フェス」での雰囲気は、筆者がアメリカのニューヨークで経験したオキュパイ運動が始まった時の雰囲気と酷似していた。オキュパイ運動とは2011年9月にアメリカで始まった市民運動。アメリカでは超エリートである人口のたった1%の人々が、国の40%以 上 の富を独占し、もちろんロビー活動により事実上政治を動かしている。そしてアメリカ式資本主義により、傷つけられ失われてゆくものは、底辺の労働者達や、 環境や文化だ。破壊すること、搾取することによって成長する経済の構造、システム、銀行や大企業に、真っ向から声を上げたのがオキュパイ運動だった。力なき声なき市民の声を代弁したオキュパイ運動はあっという間に世界中に広がった。

この参院選をきっかけに、日本からも良い流れが生まれるのではないだろうか。日本や世界の未来は私たち一人一人にかかっている。今まで選挙や政治に興味がなかった人達も、とりあえず選挙フェスに出かけてみるといいだろう。音楽や人間らしさが溢れる選挙フェスによって選挙のイメージが覆され、政治に関心を持つきっかけになるかもしれない。

三宅洋平オフィシャルサイト https://miyake-yohei.jp/

July 6, 2013

7月5日:参院選を戦う山本太郎と、上野の老若男女の声

7月6日 ー東京

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公示日であり、ネット選挙が解禁した日でもあった4日、火の鳥新聞はブロガー座間宮ガレイさんのリアルタイムの写真のアップデートの助けを得て、山本太郎さんの公示日の1日を追った。

そしてネット選挙の解禁、山本太郎さんや三宅洋平さんなど市民側と極めて距離の近い候補者の出現などがあり、新しいうねりが生まれそうな雰囲気があり、おもしろそうだし、せっかくなので一生懸命ディープに追ってみようということで、2日目の5日は、山本さんの上野での街頭演説の様子の取材に加えて、上野の街にいた人々、アメ横の気のいいあんちゃん達、初々しくてかわいい高校生達、3代続いている果物屋をやっているおじいちゃんから、美しい着物姿の学生2人組まで、様々な人々に参院選、ネット選挙、山本太郎さん、原発問題、日本の政治や選挙についてどう感じているのか聞いてみた。

まず、下のビデオは山本太郎さんのアメ横での街頭演説の様子。原発収束作業員、原発の危険性、放射能汚染、未だに避難生活をしている方々、東電や政治家、食の安全、放射能汚染対策などについて話しています。

そして下のビデオが、山本さんの街頭演説の後に行った上野の人々の街頭インタビュー。様々な年齢、職業、性別の方々からお話を聞いた。一人一人にまんべんなく質問したのでインタビューは長めですが、なかなか興味深く、映っている方々も素敵なので、敢えてほとんどカットせずに載せました。

インタビュー後に雑談をしていた時に、「無関心」について、重富さんが「もっと政治を身近にするPRをしなきゃいけない」と話していたのが印象的だった。

インタビューの技術がまだまだ未熟な筆者ですが、快くインタビューに答えて下さった方々、本当にありがとうございました。

ちなみに今日、7月6日もイベントがある。ミュージシャンである三宅洋平さんは「選挙フェス」というイベントを7月4日から21日まで行っていて、今日の「選挙フェス」は渋谷ハチ公前から始まり、代々木公園のアースガーデンへと移動しコンサートが行われる。「政治をまつりごとに」というスローガンの元に、政治に対する意識改革や、政治を取り巻く根本的な雰囲気を変えよう、という三宅さんの姿勢はとても興味深い。山本太郎さんと三宅洋平さん、この二人の、票の為に戦うのではなく、市民、日本の為に戦うという姿は見ておいた方がいいかもしれない。

【選挙フェス】

日時:2013年7月6日(金) 14:00~20:00

場所:渋谷ハチ公前特設ステージ

14:00 SUNDRUM アフリカンパーカション軍団
14:15 座間宮ガレイ
14:30 CHICO
14:45  宙sora
15:00 NAS
15:15 Ucoca
15:30 OKI
16:00 沖野修也
16:30   ハンサム判治
16:45 K DUB シャイン×DELI×OASIS
17:30 三宅洋平LIVE w/ROOT SOUL.中村新史
18:00 山本太郎(三宅洋平送り出し→アースガーデンへ)
18:30 選挙フェスSPECIAL SESSION w/梅津和時
19:15 山本太郎
19:30 三宅洋平×山本太郎(トークセッション)
19:45 三宅洋平
20:00 終了