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January 26, 2014

【特定秘密保護法反対デモ】火炎瓶テツと仲間たち:老若男女が通常国会開会日にフリースタイルで自由の無い国反対

2014/1/26

1月24日、通常国会開会日に、昨年12月6日に強行採決された特定秘密保護法の廃止を求めるデモが同時多発的に全国数カ所で起こり、第186回通常国会は約3000人の特定秘密保護法の廃案を求める市民のヒューマンチェーンに包囲されながら開会した。

イラク戦争がきっかけで街頭でスピーチを始めるようになり、原発やTPPや秘密保護法に対しても反対デモを行っている「火炎瓶テツと仲間たち」も同日夕方から衆議院議員会館前でデモを行った。

まだ選挙権の無い10代の若者達、ミュージシャン、プラカードを持ったおじさんおばさん、仕事帰りの紳士淑女やオヤジ達や子連れの母親など、デモには年代や性別や立場に関係なく様々な人々が訪れ、特定秘密保護法に限らず、関連した問題やそれに関する見解など様々な事柄について自由に言葉を発した。

10代が企画運営するU-20(アンダー・トゥエンティー)デモ実行委員会からも女の子が駆けつけ登壇し、自分たちには選挙権が無いからデモによって声を上げ、自分たちの声を有権者である大人達や国に聞いてもらうのだ、と衆議院議員会館前、冬の夜空の下話した。U-20デモには10代ではない人の参加も可。(U-20は代々木公園のケヤキ並木出発のデモを本日(1/26)13:30から行った)

彼女のスピーチ後に「若いのに大したもんだ」と44歳で長身のテツ氏が言うと笑いが起き、笑顔と和やかなムードが広がった。火炎瓶テツ氏のデモにおいてのメリハリのある柔軟なMCさばきには柔らかさやエンターテイメント性もある。デモのテーマが人権、命、自由や人間の尊厳に関わることであるという性質上、国政や世の中の様々な矛盾、無知、悪政、悪法などに対する怒りや悲しみというものを避けては通れないが、それだけではなく知的さやユーモア、人間らしさや温かさ、勇気や深みのある知識、リアリティーと向き合う真剣さや自由の片鱗のような感覚もデモ集会の空気の中にある。

この夜、最後に演説をしたのは子連れの2人の母親。「母親でーーーーーーす!ここに来ている子供達は、大人は子供を守ってくれると信頼しています!」と勢いよくスピーチを始めた。大人は本当に大切なものは何かわかっている。戦争も原発も秘密保護法もいらない。子供を守れ!と母親の立場から力強く堂々と訴えた。

日本は民主主義国家で主権は国民にある。表現の自由や言論の自由や知る権利は憲法によって保障されていて、情報は民主主義の血流でもある。充分な情報無しに物事を考え判断するということは不可能だからだ。情報はオープンであればあるほど民主主義は健康的に運営されることができる。

憲法で保障された国民の権利を侵害する恐れが大きく、歴史から学べば戦争の為の準備として解釈されても仕方のないような悪法である特定秘密保護法を廃案にできるかできないかは、この先日本がどんな国になってゆくかを決定してゆく上で重大な項目の1つ。

ずらりと重要かつわかりやすいイシューが並ぶ2014年の日本、これを期に(架空の)永田町立小学校に自主入学し、政治を自分のこととして捉え、考え、人々と話し合い、無理しすぎずに自分にできることをやり、日本の未来を描くために参画する人々が増えれば素晴らしい。まだ直接的に政治力を持たない子供達の未来を、原発や戦争や悪法から守ることができるのは当然大人達だ。今の日本や世界の状況やある種の常識というのは、決して当然でも偶然の産物でもなく、人間が集合的につくってきたものだ。1人1人が社会をつくっているので、1人1人が政治を諦めずにポジティブに変わってゆけば、おのずと社会の空気も変わってゆく。

u20demo

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以下で当日約2時間の間に聞いた人々の声や語られた事柄を端的にいくつか紹介します。

  • トルコと原子力協定を結び、トルコにも反対運動があるにも関わらず「世界一安全な原発」を売りつけるのは日本人として心が痛む。
  • 安倍総理の兄は三菱で原発のセールスマンをしている。わかりやす!
  • イラク・アフガニスタン戦争を真っ先に支援したのは小泉首相だったことを私は忘れていない。今脱原発を叫んでいるが、戦争を真っ先に指示するような人物を今更自分は信用できない。
  • ものを考えよう。歴史を学ぼう。海外の人の命の方が日本人やアメリカ人やヨーロッパ人の命よりも価値が低いわけがない。世界中で誰も殺されない世界をつくりたい。
  • The Coveというドキュメンタリー映画を観てイルカ漁について知った。(鯨漁とはまた違って)日本の文化でも何でもないイルカ漁はやめるべき。日本では年間数千頭のイルカを食用として殺していて、牛肉と偽って売られているケースもある。
  • 子宮頸癌ワクチンを考えるオヤジの会の発足。
  • 自分で考える。民主主義を取り戻すための選挙。勇気を出して声をあげることのできる人を増やす。
  • 原発と戦争を選挙で止めよう!有権者よ国民が立ち上がるとき。
  • 標的の村という沖縄についての映画を観て、オスプレイ反対の運動をしていた7歳の女の子が国に訴えられるということが起こったことを知った。その女の子は、お父さんとお母さんは仕事があるのに私のためにオスプレイ反対運動をしている。疲れちゃうから私が代わってあげる、と言った。自分は今まで沖縄について無知だったけれど、もっともっと勉強したい。
  • 福島県郡山市で高校生が急性白血病になった。原発事故との因果関係はわからないが、根元復興大臣、福島出身者として何か言うことはないのか。