Posts tagged ‘座間宮ガレイ’

February 3, 2014

【都知事選】ネット選挙速報:現時点で一本化を求めることがなぜ「茶番」であるか

2014/2/3

結論から言ってしまうと、それは公職選挙法上不可能だからだ。今の段階では一本化することも、どちらかが降りることもできない。

宇都宮健児候補と細川護煕候補の一本化が実現されなかったことが、選挙終盤戦になっても未だに引きずられ、両陣営に悪い影響を与えている。両陣営は同じ脱原発運動の流れを汲んでいるにも関わらず、一本化を巡ってお互いを傷つけ合う形になっている状況がしばらく続いている。

細川ガレイ

細川護煕候補と座間宮ガレイさん(せんきょcampにて)2014/2/1

今日、18時30分頃、ブロガーであり「ひっくり返しましょうぞ!100万人無料メルマガプロジェクト」の編集長である座間宮ガレイさんは、記者に公開されていた、鎌田慧さんなど脱原発運動に力を尽くしてきた著名人らによって書かれた、宇都宮健児候補に対して一本化を要求する文書をツイキャスを通して生中継で読み上げた。

細川候補を確実に勝たせたいという想いから書かれた文書の内容は「綺麗」ではあるが、選挙に関しては全くの素人によって書かれたもので、宇都宮陣営に対する「言葉の暴力」ですらあり、脱原発のムーブメントを盛り下げるものだと座間宮氏は表現し、厳しく批判した。

一本化は、公示日前に民主的なプロセスを踏んでなされなければならないことであり、公示日を過ぎた現時点では一本化は不可能。選挙戦も終盤のこの時期にまだこのようなことが行われているのは茶番だと、座間宮氏は怒りを露にした。

本来効果的な一本化とは、選挙戦が始まる前に、候補者同士が類似した政策を擦り合わせ、両候補が納得した上でのみ行われるプロセス。両候補は彼らのバックにいる支持者の民意を繁栄できる場合のみ一本化をするのが妥当。つまり、両候補の後ろにいる支持者達が手を携えあい、結束を深め強められるやり方でなければ、一本化は両方の勢力を削ぎ落とす結果となってしまう。

脱原発のムーブメントをより洗練し大きく広げてゆきたいのなら、口先だけではなくて、実際に細川氏や宇都宮氏の勝手連事務所や選挙事務所に足を運ぶこと。できるならば両方の陣営の人々と話をしてかけ橋となり、地道にしかし堅実によい空気を耕し、結束を強めることが脱原発のムーブメントを強く育てるために大切だと座間宮氏は言う。

座間宮氏は、2月1日代々木公園で行われた「せんきょキャンプ」にて、細川氏が三宅洋平氏と対談した後のタイミングで細川氏とも直接会って話をしており、座間宮氏が自身の進めているプロジェクトの「がんばれよ オマエモナ」バナーを細川氏に見せ、「お互いエールを送り合うのはどうか?」という提案をすると、一本化しない前提で、お互いエールを送り合うことは好ましいというのが細川氏の見解だった。座間宮氏がそれを宇都宮氏に伝えると、エールを送り合うことについての反応は肯定的なものだったという。

2月1日に筆者が座間宮氏と「せんきょキャンプ」の会場で話をした際には、座間宮氏は、細川氏が宇都宮陣営と「エールを送り合う」ことは好ましいと述べたことに関して、「このままじゃ(舛添さんに)勝てないという危機感があるんだろう」と感想を述べた。

お前もがんばれよ

座間宮さんは明日、2月4日、19時より細川護煕勝手連事務所にて「ネット選挙レク」を行う。(中止の可能性もあり。詳細は現在調整中のようです)

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細川護煕勝手連: http://katterentokyo.wordpress.com/2014/01/16/contactus/

ひっくり返しましょうぞ!100万人無料メルマガプロジェクト: http://senkyo.blog.jp/

ツイキャスアーカイブ: http://twitcasting.tv/zamamiyagarei/movie/37056025

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January 14, 2014

【最先端のネット選挙】効果を追求するネット選挙運動に必要なもの

2014/1/15

ネット選挙:インターネットを利用した選挙運動。

前回の参院選から、ネット選挙が解禁となり、誰でもネット選挙運動員となることができるようになった。インターネットの特性上、世界中どこにいても候補者を応援したり、離れた場所にいる仲間と連携して動いて選挙に関わることができる。例えばカリフォルニアにいながら、この先の米軍基地問題を大きく左右する沖縄の名護市長選挙(1月19日投票)を盛り上げたり、関心や投票率が上がるように働きかけたりすることができる。選挙区外にいる人が応援できる、もしくは選挙区の人達が外から応援されることができるので、ポジティブなネットワーク、人間関係や空気ができる。

人々はまずインターネットを介して繋がり、トップダウンの組織ではなくフラットなネットワークを構築し、ざっくりとしたゴールや目的や意識を共有する。そしてネットワーク(つまり人の繋がり)は、それを構成している人々が効果的に連携しながら動くことができれば、選挙で勝つために多大な力を発揮することができる。

では、ただ単に繋がっているだけでない、力のあるネットワーク、もしくはチームをつくるには何が必要なのか?

細やかなコミュニケーション(意思の疎通)、お互いをケアする気遣い、信頼関係、ネットワーク内のモチベーションを高く保つこと、選挙期間中状況に素早く細やかに反応し対応する能力、その動きをネットワークの外にいる人々に向けて細やかに伝わる方法で発信(プレゼン)し、具体的に変化している、興味深く細かい動きをスピーディーにしていることを見せること、クリエイティブなコンテンツをつくり、効果的な戦略、良い印象を与えるポジティブな発信をすることなどで、効果的にネット選挙を戦うことができる。

ネットワークと組織の違いは多くある。組織は基本的にトップダウンで指示が出され、動きが遅いことが多く、どんな動きをするのかある程度予測がつく。ネットワークは自発的な人々の繋がり、パイプ、意思の疎通なので、組織と比べてコミュニケーションがフラットで自由で柔軟。様々な人々がネットワークを構成している為、その分視点も多く広がりがある。どんな動きがあるか予測するのが難しい。特にスピード感、速さは大きな武器となる。

自発的で自由な個で構成されるネットワークが効果的に機能する為には、個人が目的はなんであるかを理解し、効果を求めて行動する必要がある。

勝つために必要なタスクを消化するシステム、人手、手法、時間、発想などが必要となる。

スポーツと同じで、後手後手になるチームは弱い。常に後手後手にならないように考え、判断し、行動する。後手に回らない為には、絶対に追い込まれないようにする、そしてそれに必要なのは入念な準備や練習や試行錯誤や情報収集。時間があればあるほど良い準備ができる。逆に言えば、計画性無しでネット選挙に挑んでも、時間無くなって何もできずに終わってしまう可能性もある。公示日にバタバタしないのがベスト。限られた時間をどのように使うのか、なにをやってなにをやらないか、それをうまく判断できる人間が多いほど良い。

人手に関しても、早めに集めておいた方がいい。それは情報を共有したり、教育するためには必ず時間がかかるからだ。人が足りなくなってから人を探すのでは遅い。

選挙は短期決戦の為、選挙が始まったら持論や議論はあまり必要ない。それは選挙期間でないときにやれば良いからだ。選挙に勝つためにはシビアに効果を求めて行動する方が得策。

絶対にしてはならないのが、味方を減らすコミュニケーションや情報の発信やメッセージ。

国をつくるのは政治であり、政治を決めるのは選挙。国を変えるという目的を果たすためには選挙には勝たなければいけない。そして選挙に勝つには票(つまり多くの人々の支持)仲間や友達が必要となる。まだ仲間でない人々の賛同を得る必要がある。

思想やイデオロギーや理想も大切だが、選挙に勝つために最も大切なのは効果的であるかどうか。良い形で妥協できるかどうか。生理的に嫌がられない、排他的でない、固くない、良い印象を与えるオープンなスタンスでコミュニケーションができるか。誰とでも友達になれるようなオープンさ、どんな人の話でも落ち着いて聞ける器の大きさ、そういった懐の深さや姿勢は、場合によっては意見を主張する能力よりも有効になりうる。結局のところ、相手の話を聞けない人間には(合意形成型の)民主主義を実行することはできない。分断状態、対立状態を深刻化させるのが政治の役割ではない。

もしもネット選挙で仲間が違う候補者を応援するということになっても、それはかまわない。様々な意見があり、色んな種類の人間がいるのが多様性があるということ。信頼できる仲間が違う候補者を応援したとしても、その経験や繋がりは後々生きることになる。繋がり続け、コミュニケーションができる状態を保つことが大切。分断してはいけない。

シビアに現実を見ることで、勝つ為に考え行動することで、様々なことが具体的に始まる。

※参照【最先端のネット選挙】「なぜ、あの選対はスピードがないのか」

January 12, 2014

座間宮ガレイさんから:世界中にいるネット選挙運動員へのアドバイス

2014/1/13

インターネット上での選挙運動、「ネット選挙」が前回の参院選から解禁となった。インターネットで選挙運動をするということの本質とは何なのか?実際に何ができるのか?どうやったら効果的に「ネット選挙運動」ができるのか?

ネット選挙の有効性に気づいた人は、辺野古の米軍基地の移設が焦点となっている1月19日の名護市長選挙や、2月9日の東京都知事選においてどうインターネットを活用しようか考えているのではないだろうか。

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1.19名護市長選挙プロジェクトで現在名護市入りしている座間宮ガレイさんが、1月5日に東京都内で「勝ちに行くネット選挙の戦い方」という題で、ネット選挙のコンセプトや具体的な戦術をレクチャーした。

座間宮さんは去年の参院選でインターネットを効果的に利用し、山本太郎参議院議員の当選に大きく貢献し、現在「ひっくり返しましょうぞ!100万人無料メルマガプロジェクト」をスピーディーにちゃくちゃくと進め耕している。

以下は抜粋したレクチャーの内容。

【ネット選挙運動員としてできること】

今まで選挙運動と言えば、コアは選対本部、ボランティア、勝手連だったけれど、今はネットを使えば世界中の人がネットワークコア、ネット選挙運動員、つまり当事者になることができる。

ネット選挙運動員は、世界中どこにいても

1.投票を促すこと

2.寄付すること

3.戦術を考え、提案すること

4.仲間を鼓舞すること

などができる。

社会問題や日本の政治を自分のこととして捉えるセンスを持った有意識者達が自発的に、自由な形でクリエイティブにネット選挙運動に関わり、当事者が増えることで、民主主義には良い影響がもたらされる。ネットをとっかかりにオンライン、オフライン両方で市民のネットワークがつくられてゆき、細分化されコミュニティーを失った社会に再び血の通ったネットワークやコミュニティーを創出する機会ともなり、創出されたネットワークは様々な形で今後生きてくる可能性がある。当事者の数を増やすことは非常に大切になる。

【ネット選挙運動員のウォーミングアップ】

スポーツの試合の前にウォーミングアップをするように、ネット選挙の前にもウォーミングアップが大切。 ネットの使い方に慣れたり、どのようなコンテンツが効果的なのか、どこで発信するのかなどを心得ておくと良い。

「動画よりも画像のが軽くて速い」

座間宮さんは、ネット選挙においては動画よりも画像の方が有効だと言う。動画は重くて長い。だけど画像は軽くて速い。つまり情報の伝達速度や見る側にかかる負担に違いがある。画像の方が短時間で情報や印象を伝えるのに適している為、座間宮さんは「徹底的に画像で勝負」すると言う。

例えば、座間宮さんは参院選中に、山本太郎さんの街頭演説にたくさんの人だかりができている写真や、山本さんが赤ちゃんと握手している写真をネットに投稿した。「たくさんの人」がいて「山本太郎さんが小さく映ってる」写真。国民主権の象徴のようだと感じる人もいれば、こんなに人がいるなら行ってみたいと思う人もいる。こいつは憎めない!という写真も有効。そういった効果的な写真を撮り、ネット選挙で使う。「行列を作って行列に並ばせる」心理戦でもある。

「Yahoo!とGoogleのちょっとした違いを知る」

検索エンジン別のちょっとした違いも知っておくといい。例えば「宇都宮けんじ」と検索したとき、届けたいコンテンツが上位に出れば出る程そのコンテンツはオーディエンスに届く可能性が上がるからだ。

Yahoo!の場合、NAVERまとめとYahoo!知恵袋が優遇され、画面の上位に表示される。Google検索だとYouTubeが優遇され、クリックされる可能性が高い。

「ツイキャスとYouTubeの違い」

山本太郎さんや三宅洋平さんの選挙チームは、誰でも簡単に生中継ができるツイキャスやYouTubeを有効に利用した。この2つのツールの違いも心得ておくと良い。

ツイキャスのおもしろいところはなんといっても「生中継」ができるということ。朝から晩までツイキャスを回し続けて選挙の現場を可視化したり、公安対策にも使われた。主にツイッターやフェイスブックから、「既に繋がっている人達」にリーチして呼び込むことができる。逆に言えば、新しい繋がりをつくるのにはそれほど向いていないことと、どうしても長くなってしまうというデメリットがある。

お馴染みのYouTubeは、タイトルをつけたり、タグやキーワードをつけて、検索に引っ掛けることができる。つまり「友達以外の人達」や新しいオーディエンスにコンテンツを届けることができ、コツがわかればコンパクトで効果的なコンテンツをつくることができる。

このあたりを考えてコンテンツをつくり発信すると良いだろう。

【結果ではなく過程、伝え方を工夫し大切にする】

熱×インターネット=投票行動

座間宮さんは「ネット選挙で集票しようという安易な発想を捨てる」ことが大切だと言う。ポジティブかつシビアな姿勢が大切。勝つためには単にシェアしたりリツイートするだけでは足りないし、コンテンツの内容ももちろん大切となる。

「投票」や「当選」という結果だけではなく「どうしたら投票に行ってくれるだろうか」という過程を大切にしなければいけない。ビジネスの上手い人は日常的にやっていることかもしれないが、これはネット選挙でも同じ。特定の候補者を応援したり、投票や選挙運動を促すときも伝え方が大切になる。

例えば「醤油を買ってくれ!」とストレートに言うのではなく、醤油をぺろりと舐めて「この醤油すごくおいしい!お刺身と合うかも!」と言ってみせたりする工夫が必要。「うまいうまい!」という人が増えれば、勝手に醤油は売れる。「選挙楽しい!おもしろい!あつい!」という人が増えれば、自然と投票率も上がり、当事者も増えてゆく。

効果を追求するならば、「なぜこんな大切なことに対してみんな無関心なんだ!」と怒ったり嘆いたり悲しくなったりするよりも、楽しくクリエイティブに、「投票したい!」「私も(ネット)選挙運動したい!」という気持ちをどうつくりだすかにエネルギーを使う方が得策。相手を批判するのはほとんどの場合は逆効果。

【誹謗中傷・デマ対策】

何か事件が起きたときの対応としては、1つずつツイートを返したりすることもできるが、コンテンツを作製して対応するという方法もある。そして選挙期間は短く短期決戦なので、とにかくスピーディーな対応が求められる。できるならもうコンテンツを作っておくくらいでも良い。そしてそのコンテンツをリツイート、シェアすれば良い。

【速さ】

そしてネット選挙において大事なのは速さ。スピーディーなコンテンツの立ち上げや発信。スピーディーなミスへの対応。行動は速ければ速いほど自分の状況は有利になり、相手は後手後手になる。小さなミスや問題には早く対応できればできるほどそれによる被害は最小限に押さえることができる。なにか良いこと、良い功績があったらそれを細やかに発信し、変化や動きを可視化して、オーディエンスにそれを追体験してもらうこともできる。

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下のビデオでネット選挙レクを見ることができる。

November 24, 2013

てんこもりだよ!【第10回: 日本アーティスト有意識者会議NAU】大詰めの特定秘密保護法案/国会での嫌われ者、メール・ファックス野郎/デモと言えば蝶ネクタイ/エンディングでのボレロ/そろそろ欲しい一勝etc

2013/11/25

昔僕らはもっとアーバンな(例えば中華料理屋のような)場所で政治について語り合ってましたね、と三宅洋平さんは話し出した。11月21日、第10回日本アーティスト有意識者会議NAUの公開生放送収録が都内某所で行われた。その晩、三宅さんは日比谷公園での特定秘密保護法案の反対デモに行っていた為会場には遅れて到着。『大デモ』企画の言い出しっぺでありながら、デモなんかやって意味あんのかよ!と思ったり、疲れてると面倒くさかったり、(酒の飲み過ぎで)体調が悪いこともあるけど、今日はやっぱり行ってよかった。得体の知れない勇気をもらったし、とても良い空気だった、と放送のオープニングで三宅さんは日比谷公園でのデモの感想を述べた。

今回の放送のゲストはラッパーのDELIさん、DJの沖野修也さん、参議院議員の山本太郎さん、ブロガーの座間宮ガレイさん、そして司会はフリーペーパーLJの編集長の菊池祟さんというてんこもりの顔ぶれ。

ナウ10

(左から)菊池さん、山本さん、DELIさん、三宅さん、沖野さん、座間宮さん

NAUを1年前に始めた頃は聴衆はゼロだったけれど、選挙フェスや他の様々な活動を経て1年経ってみると、彼らには多くのオーディエンス(もしくは新たに生まれたオルタナティブな政治勢力)がついていた。

今回の放送の主なトピックは、9万件(反対が約8割を占めた)のパブリックコメントが寄せられた極端に評判の悪い「特定秘密保護法案」や、三宅洋平さんが言い出しっぺの「大デモ」など。三宅さんや個性豊かなゲスト達による機知に富んだシャープな政治批評やユーモラスな社会風刺が飛び交い、会場は全体的に終始明るく和やかな雰囲気。しかし和やかなだけではなく、会場の空気はメリハリ良く恐怖や笑いや危機感や決意で満ちた。

<特定秘密保護法案が通った後の世界を妄想>

最も盛り上がったトークのトピックの1つが、特定秘密保護法案が通った後に起こるであろう混乱についてのトーク。

危惧されることの1つは、『スフィンクスの問答状態。』公務員や一般市民やジャーナリストが「何が秘密かは秘密」だから、理由もわからずに逮捕されるという事態が起こるわけだけれど、理由もわからない状態で逮捕するわけだから、逮捕する側とされる側の両方に当然混乱が生じるのではないのだろうか?「スフィンクスの問答」みたいになっちゃったりしてね、と三宅さん。「俺は知らん」「いや、俺も知らん」「俺こそ知らん」「お前の方こそ知らないのか」みたいな具合に。

『逮捕の理由もわからず、「秘密」を抱えたまま一体どうやって裁判をやるのか』というのもこの法案の大きな突っ込みどころ。特定秘密保護法絡みの裁判が起きたときに、逮捕された理由を裁判長すら知らない状態で、一体裁判はどのように行われるのだろうか?是非、仮に自衛隊員や公務員が機密を漏らしたという設定の「模擬裁判」をやって見せて欲しい、と一同興味津々。

政府は26日に特定秘密保護法を通そうとしているわけだけれど、具体的に廃案にするにはどうしたらいいのか今まで知らなかったから、今は躍起になってみんなで勉強する機会だと捉えるしかない、と三宅さんは言う。

この法案が通ったら塀の外に日本人がいなくなっちゃうかもしれないね。笑 入り切らないから順番待ち、みたいな。満員で入れないから「早く入れて下さい」みたいなね。笑 とジョークが飛ぶ。

とにかくグレーな部分が多いこの法案。この法案が成立することによって、みんなが口をつぐみ合うような社会の風土をつくれればいいのだろう。社会の空気が硬直し、同調圧力操作がなされる。例えば、原発の作業員の人達も「ヤバい」情報をたくさんもっている。原発やTPP絡みの取材はやりにくくなるだろう。

ブロガーの座間宮ガレイさんは、もし逮捕された場合「探さないで下さーい!」というビデオを流してくれと既に友人に頼んであるらしい。笑

<「サイバーテロ」の仕掛人、国会での嫌われ者「メールファックス野郎」山本太郎登場>

今回の放送には、参議院議員となって4ヶ月の山本太郎さんも出演。山本さんは、みかん箱の上に立って特定秘密保護法案の危険性を訴える為の街宣「全国キャラバン」で全国を巡った。キャラバンはマスコミは全く見に来ないけれど、街宣を始めると道ゆく人々が足を止めて、話を聞いているうちに人々の目の色が変わっていったと山本さんは言う。

キャラバン中、山本さんは地元の議員に特定秘密保護法案に対する反対の意思表明や 「この法案に反対してくれない場合、次の選挙からあなたにはもう投票しません」といったような、国会議員にとっては背筋が寒くなるような内容のメールやファックスを送ることを有権者に勧めていた。なのでおそらく国会では自分は迷惑な「メール・ファックス野郎」として認識されていると思うと皮肉たっぷりに語った。

山本さんによると、国会議員に対して最も効果のあるのはアナログな手紙やファックス作戦らしい。電子メールは「何件」と数字で片付けられてしまうけれど、ファックスは物理的に事務所に紙の山ができるという状況をつくれるので、ファックスや手紙の方が効果がある。だから大事なメッセージはデジタルよりもアナログで。

ちなみに、このファックス作戦に対して「サイバーテロを止めろ!」という苦情がある党からあったらしい。低予算でソーシャルメディアやボランタリーなネットワークを駆使してネット選挙を戦った山本さんや三宅さんにしてみると、ファックスをサイバーテロと捉える現実と乖離したセンスが新鮮であり「そりゃネット選挙できないわ!」と会場で笑いが起こった。

包丁や銃弾を送りつけられている山本さんの状態に比べれば、有権者の声や想いをのせたファックスによる「サイバーテロ」くらい、かわいいものではないのか?という素朴な疑問もある。

特定秘密保護法案に関して山本さんは、どっちみち逮捕されるなら、この法案を通さないために行動を起こして逮捕されたほうが、逮捕されるタイミングとしてはいい。通った後にやっても駄目だと言う。うるさい人達を黙らせるため、弾圧するためにある法案だから、この法案が通ってしまったら、黙った方がいい。だから通る前に、例えば10万人で国会審議を止めるようなことをやるとかしないといけない。とにかく今国会期中にこれを通させない。留保戦術で伸ばしてゆく、と山本さんは危機感の強いコメントをして会場を後にした。

<沖野修也:デモと言えば蝶ネクタイ>

「デモと言えば蝶ネクタイ」とデモについて楽しそうに語るのは沖野修也さん。

基本的に、おもしろくないと動きたくないというポリシーを持っている三宅さんが言い出しっぺのデモは当然おもしろくなる方向へと向かう。そのおもしろいものの1つとして、「沖野修也が蝶ネクタイしてDJすんのが見れるよ」とのこと。

そんな沖野さんが披露したのは、ドイツのミュンヘンで参加したデモでのエピソード。彼はミュンヘンのデモで会って仲良くなった女の子の家に遊びに行って、女の子の部屋に行くと、手作りのピースサインのプラカードが飾ってあるのが目に入った。デモの時には皆手作りのプラカードを作って、君のかわいいね、君のかっこいいね、となる。

デモのイメージとして、日本ではちょっと危ない人がやるのがデモ、というイメージがあるかもしれないけれど、その女の子によるドイツのデモの感覚は、「ピクニック以上、危ない人の集まり以下」というあたりのライン。絶妙な例えのように聞こえる。それが沖野さんにとっての15年前のドイツ。沖野さんは今年日本での選挙フェスや大デモを見て、やっと来たか!と歓喜している。

DJは踊らせやのイメージだけど、物事の価値観を変えるのがDJなのだと沖野さんは言う。踊れないはずの音楽で踊らせる、つまり価値観を変えるのが、僕にとってのDJの使命。三宅洋平が選挙演説の価値観を変えたように、自分もデモの価値観を変えるのに一役買いたいと言う。ドイツのミュンヘンで出会った女の子のようにデモの当日は「1人の参加者として、かわいいプラカードを持って参加します」と沖野さんはお茶目にエピソードを締めくくった。

<大デモ、定義は自由>

デモが何かは自分が定義する、日本人もそのくらいになっていったらいい、と三宅さんは言う。 「誰か」がやるデモだという簡単なファクターにすがりついてしまう日本人がまだいる。ナタリーの記事で、このデモは「三宅洋平が率いる」と称されていたけれど、それでは主体性がない。言い出しっぺではあるけれども、このデモは自分の手からどんどん離れていってほしい。みんなが好き勝手にやってほしい。そして海外のデモとはまた違ったデモカルチャーが日本から始まればいい、と三宅さんは話す。

デモの敷居を下げる、というのがデモの雰囲気を楽しくする為に「大デモ」がとっている作戦の1つだけれど、それは例えばTPPのような具体的なトピックが踊りすぎると政治にそこまで詳しくない人達が食いつきにくいから。人をたくさん集めることがデモの1つの大きな目的であって、「集まれ!」と叫びながら排除してはいけない。リベラル勢力はお金ではなく理念で結びついているがゆえに内ゲバが起きやすく、些細な理念やスタイルの違いが原因で排他的な空気となってしまうこともある。そうではなくて、漠然とした大きな部分での意思の共有はできるんじゃないかな僕ら、といったくらいのノリで自由に、難しいことは気にせずに参加して欲しいというのが大デモの趣旨。デモをどう使うかは自由。デモで歩きながら商談してもいいし、ただおしゃべりしてもいいし、食べ歩きしてもいいし、散歩のつもりでもいいし、デートしてもいいし、ナンパしてもいいし、パフォーマンスをしてもいい。悲壮感はいらない、楽しくやるのがいいし、実際楽しくないと続かない。

マスクしながらデモというのもインパクトがあると思う、とDELIさんは言う。被曝のこともそうだけど、旬を過ぎると、「まだ言ってるの?」となってしまうことが世の中には多くあるけれど、あえて言うのも大事。「参加してる人全員がガイガーカウンター持ってたりしてね」とジョークも飛ぶ。

実際、デモのコースの線量は測って公開され、デモ本部では子供向けのマスクを配布することが決まっている。デモにはマルシェやお店の出店もあり、 サウンドカーの上に某ファンクバンドがのって演奏するという企画もある。

「サウンドカーの速さもけっこう関係あるよね。サウンドカーが速くてついていけないこともあるよね」とDELIさんがデモにまつわるエピソードを話すと、会場の雰囲気はまた和やかになった。

<三宅洋平:45過ぎたら映画監督になりたい>

ミュージシャンとして知られている三宅さんですが「45越えたら映画監督になりたいんですよ」と唐突にもう一つの企てについて話し始めた。

三宅さんが描きたいのは、放射能の問題などもシビアな茨城あたりのヤンキーを主人公にして描く、国のリアリティーと自分たちの無力さに直面してもがく若者達の姿。

エンディングの曲は優雅で壮大な「ボレロ」と決めている。オーケストラの楽器が同じ旋律を繰り返しながら、曲の進行と共に1人ずつ1りずつ加わってピークへと向かう曲。

映画の終盤で、主人公が感極まって言葉にできない感じになって、とにかく国会に向けてバイクを走らせる。ボレロが流れる。楽器が加わり音が重ねられるにつれて、主人公の周りにも一緒に永田町へ向けて走り出す人達が1人、また1人と加わる。クライマックスでは、商店街のおじさんおばさん、女子高生、サラリーマン、ヤンキーに芸術家、エリートにミュージシャン、先生や公務員、自衛隊員から現場仕事の人から主婦まで、老若男女みんなが永田町に向かって走る!という感じのエンディングにしたいのだと三宅さんは語る。三宅さんが映画のエンディングについて話し終えると、沖野さんが「三宅さん。映画のエンディング全部ばらしてどうすんの?」とすかさずツッコミを入れる。三宅さんは「デリ君にも近所の喫茶店のマスターの役とかで出て欲しいな」と楽しそうに語った。

「大デモ、僕の中では「ボレロ」が流れてます」

<国会の若者っぽい言葉遣いと、そろそろ欲しい一勝 >

特定秘密保護法案について、今回ばかりは、「あーまた駄目だったね」で流してはいけない、国会の通行口を何万人もの人達で塞いで、国会議員が国会に入れないようにして法案を審議させないとかしてでも止めないといけない、と三宅さんや山本さんは危機感を露にする。ここで勝って、市民活動が「一勝」して、勝ちを経験しなければいけない。

このままでは民主主義のようで民主主義じゃない「民主主義状態」法治国家のようで法治国家じゃない「法治国家状態」侵されてはいけない憲法が侵されている「違憲状態」がずっとまかり通り続けてしまうことになる。

一票の格差を巡る問題で出現した「違憲状態」という言葉(実際はただの「違憲」)に対して、はぐらかす時の言葉遣いが若者っぽいな国会も、と三宅さんがコメントを添えた。「状態」の「正体」とは一体何なのか?と誰かが韻を踏んだ。さすがはミュージシャン。「韻とダジャレは紙一重」らしい。

政治を放ったらかさないと決めた今、「へー、法案ってそうやって決まって行くんだね」と現在進行形で僕たちは学んでいる。真剣ではありたいけど、深刻にはなりたくない。ネガティブな要素に見える放射能や原発のことを巡って、僕らはこんなに国のことを考え始め、今まで苦手だった科学や経済や政治のことを学び始めた。今こんなに僕らが必死になって勉強したり行動したりしているのは、放射性廃棄物というモンスターを抱えてしまったからだけれども、放射能というのは、神様が僕らに置き落としたものなのかもしれないという解釈が今の僕の中にはある、と三宅さんは語る。

これからの展望について、政治に対する反応の仕方や情報共有のツールも進歩しているから、今までと同じはずがない。法案を通すやり方、立候補した人を通すやり方、廃案にするやり方も僕らは学んでいる。直接的なことをたくさんの人数がやらないといけない事態になることもありうる。殺伐としたダイイングメッセージよりかは、平和の行進によって日本をつくっていきたい、と三宅さんは言う。

November 7, 2013

【第9回:日本アーティスト有意識者会議NAU】三宅洋平、吉原毅、座間宮ガレイ、そして名も無き何十万という群衆(もしくは有意識者達)の話

2013/11/7

10月31日、夜8時過ぎ、NAU(日本アーティスト有意識者会議)の月に一度の番組配信で、「選挙の方が目的が1個でわかりやすかった。アフター選挙のが大変」と、三宅洋平さんは生中継の会場に足を運んだ約30人の人々と、ネット配信を見ている視聴者に向かって話し始めた。

選挙後、三宅さんは多くのインタビューやイベントに出演しながら、音楽活動、政治活動、共に続けている。

三宅さんは、今週末11月9日、10日に自身が沖縄で始動した野外音楽フェス「残波ジャム」を控えていて、来月12月7日には、自身がプロデュースする初のデモ「大デモ」があり、準備を進めている。

今回のNAU生放送のゲストは、日本で最初に脱原発宣言をした金融機関、城南信用金庫の吉原毅理事長と、初のネット選挙で、ブロガーという独立した立場から、独自に築いたネットワークとユニークな発信方法で山本太郎さんの選挙をブレーンとしてデジタルとアナログの両サイドからサポートし、選挙フェスでは自らステージにも上がり日米原子力同盟について演説をした座間宮ガレイさん。

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吉原毅さん、座間宮ガレイさん、そして三宅洋平さん、現在それぞれのフィールドで先陣を切って日本の未来を切り開こうとしている3人の有意識者が、それぞれの切り口から今までの日本、これからの日本について語った。

それぞれのトークの要所をまとめて紹介する。

【吉原毅:城南信用金庫理事長】

吉原毅さんが番組中に最も時間をかけて語ったのは、「お金」とは何か、という根源的、哲学的、道徳的なテーマだった。彼は自身のことを、健全に的確にお金を使ってもらえるように融資をするプロ、と職業的な自分の立場を明確にした上で、現在の日本の大きな問題の1つは、「お金」に対する問題意識が皆無であることだと語った。

昔は高校生も大学生も、商店街のおじさんやおばさんも、「お金とは何か」といったようなことに対する意識を持っていて、皆それについて真剣に議論をしていたと吉原さんは言う。その頃人々は現在のように、お金とは良いものだ、大事なものだ、無くてはならないものだ、と手放しで盲信的にお金や経済を崇拝しなかったと言う。

お金は人の心に麻薬のように作用するものであり、道徳や哲学がそれを制御する為に必要であるが、お金に対する問題意識や道徳心は、70年代の後にぶち壊されていったと吉原さんは語った。

お金や「豊かさ」によってもたらされた「自由」によって、人々は手を取り合って助け合う代わりに、お互いに距離を置くようになってしまった。お金がもたらした「自由」によって人は表面上では1人で生きてゆけるようになった。 人々はバラバラになり、地域のコミュニティーや、血の通った人と人との繋がりは失われていった。そしてコミュニケーションの手段がお金しかなくなってしまった。戦前には普遍的だった大家族も姿を消し、戦後には一般的な家庭の形は核家族となり、そして現在はその核家族の残骸のようなものがある。

「豊か」であっても、コミュニケーションや人と人との繋がりが希薄で、心の貧しい社会となってしまったわけである。

廃炉問題とそれにかかる費用についての質問に対して、吉原さんは、東電は廃炉費用はおそらく計算していない、見て見ぬふりをして、問題を先送りにしている。問題を先送りにするのは「不良債権」そのものであり、不健全な未来しか見えないような事業(原発事業)はやらない方が良い、と金融業者らしい意見を述べた 。

「リスク」と「クライシス」とはそもそも全く異なるものであり、金融機関が「クライシス」(この場合は原発事業)にお金を融資するというのは、そもそもあってはならないことであり、責任のある相手にしか融資をしないのが、責任のある金融機関であると述べた。しかしメガバンクは、原発に対して「乗りかかった船」状態になっており、引くに引けない、今更梯子をはずすことができないでいるのだと言う

これから日本社会をシフトしてゆく為には、今現在日本で原発は一基も動いていないという事実や、それでも電気は余裕で足りているという事実、そしてどのくらい余裕があるのかなど、正確かつシンプルな事実を伝えてゆくことが大切だと吉原さんは語った。

生放送中、小泉純一郎元首相と城南信用金庫の関係も話題に持ち上がった。最近になって小泉純一郎元首相の脱原発発言がメディアによって多く取り上げられているが、去年4月の段階で、小泉純一郎元首相は脱原発についての講演を、約1000人の城南信用金庫のお客様を招待したパーティーで行っている。

自民党とは、歴史的に原発を推進してきた張本人である。自民党の小泉純一郎元首相の脱原発発言について、吉原さんは「方法が目的化してはいけない」という切り口から語った。政治とはイデオロギーやプロパガンダや主義主張の激しい世界ではあるが、「あいつとは手を組みたくない!」というのは、単なる稚拙なエゴやプライドであると言う。目的や理想を忘れた政治家達は、「単なる当選した人達の集まり」でしかなくなってしまい、自分のイデオロギーや派閥にしがみつき、結局存在することはできても、理想や目的を達成できない。民主党が失敗したのもまさにその為であり、彼らは選挙で勝って存在することはできたが、目的を果たすことはできなかったのだ、と吉原さんは言う。

分断と争いは簡単だが、融合は難しい。逆に言えば、自民党の強みとは彼らの「アメーバ性」であり、今は過去のことを水に流して、脱原発の為に手を取り合うタイミングである、と吉原さんは言う。

【座間宮ガレイ:ブロガー】

2011年3月11日からノンストップでリサーチや発信を続けている、ブロガーの座間宮ガレイさんは、参議院選挙中は、山本太郎参議院議員のブレーンとして、独自のネットワーク感覚や感性、様々な媒体を利用したユニークで機敏、そして感情や血の通った発信方法や拡散方法を駆使して活躍していた。

ネット選挙最前線を突っ走っていた座間宮さんは、今回「ネットワークの本質」について語った。

ネット選挙では、選挙に関する情報の伝達スピードが著しく変わったことや、それによって機動力が断然上がったこと、人を集めることが容易になったことなどがあるが、座間宮さんが、ネット選挙を通じて気づいた「ネットワークの本質」というのは、ネットワークは「当事者意識」を生むということだった。

何らかの組織に属することと、ネットワークの一部を担うこと、座間宮さん風に言うと「ネットワークコア」となることは全く異なる経験だ。ネット選挙中に人々の間に生まれた、自分は血の通ったネットワークのコアであるという意識と感覚は、自分がまさに選挙情勢を変える当事者であり、情報発信者であり、運動の一部をつくっているのだということを、人々に強く意識させたと座間宮さんは言う。それによって今回の参議院選挙では、山本太郎さんや三宅洋平さんの周りで、自発的な運動員が増殖した。

「ネットワークコア」の特徴としては、コアにいる人々が動くことによって、運動がより共有、拡散、展開されると同時に、今まで外にいた人々もコアに呼び込まれ、コアとして動き始めるというところだ、座間宮さんは説明する。

例えば、彼の動きを見ていたアメリカ在住の友人は、参院選中にアメリカから東京にいる友人に1日10本投票を呼びかける電話をするというノルマを自身に課していた。彼は新たな「ネットワークコア」となったわけだ。

このように多くの人々が血の通った動きをしたのは、単純に情報の拡散が容易なデジタルなネット選挙だったからではなく、アナログなエネルギーが介在したからであると座間宮さんは語る。自分が見て感動したものを他の人と共有したい、という気持ちがそこにはあった。そのように伝わっていったもの、共有されていったものは、単なる情報ではなく、感情でありモチベーションであったのだと座間宮さんは言う。

今回の参院選中に、ネットワークコアとして動いた人々の中には、親子関係が復活したというようなケースもあったという。サッカーや野球の話をしても、何をしても駄目だった親子関係が、選挙をきっかけとして復活する。政治の話が極めて良い会話のトピックになったというケースもあったようだ。

選挙が終わった今、選挙中に構築され、山本さんや三宅さんをつくりあげたネットワークを今後に生かす為に、座間宮さんは新たに、「3年後政治状況をひっくり返すための100万人無料メルマガプロジェクト」を始動。まだ100万人には遠いが、メルマガ登録者は3日で1000人に達した。7日現在の登録者数は1710人。メルマガは、書かれた記事が登録者に直接メールで送られる、つまり登録者がわざわざサイトを見にいかなくても届くので、デジタル媒体の中でも、とても直接的な媒体だと座間宮さんは述べた。

【三宅洋平:ミュージシャン】

日本アーティスト有意識者会議の発起人である三宅洋平さんは、今回の放送では主に自身がプロデュースする初のデモ、「大デモ」についての話をした。

「大デモ」の目的は、デモをカジュアルに楽しくすること。三宅さんのプロデュースする「大デモ」は、パリやベルリンでの多くの若者が参加する、楽しいデモをモデルとしている。大規模なデモがあると、10ヶ月後に出生率が上がるというデータもあるらしい。デモが男女の出会いの場にもなっているのだ。政治について語り合ったら惚れちゃったということも多い、子供もできてめでたいことばかりだ、と三宅さんは冗談混じりに、しかし楽しみそうに語った。

デモには社会的メッセージもあるが、デモを難しくしすぎてはいけないと三宅さんは言う。「群衆とは力である」ということを示すのがデモの本当の目的であるからだ。「名も無き何十万という群衆」という大きな存在としてのメタメッセージは、政治家達には大きなプレッシャーとなる。意識を持った「群衆」というものがこの国には存在しているということ自体が悪政を抑止する力となる。

原発事故後は、約40年間もの間大規模なデモが行われなかった日本でも、大規模なデモが数多く起きた。マスコミはそれらをほとんど報じなかったが、それは報じたくないくらい「やばい」ということなのだ、と三宅さんは言う。政権は群衆を気にしているからこそデモを報じないのだ。マスコミが報じないからデモをやっても意味がないのではない。デモは、「僕ら」という存在はこれだけいるのだということを示す、今は黙っているけれど、「僕ら」はきちんと政府の動向を見つめているし、いざとなったら行動にも出る、あまり調子に乗るなよ、というメッセージを送るものだ。「大デモ」は現在参加団体を募集中。勝手連など、自分の自己表現をデモの中に叩き付けて欲しい、と三宅さんは締めくくった。12月7日「大デモ」の出発点は代々木公園。

ようやく目覚め始めた日本、吉原さん、座間宮さん、三宅さんのような人々、そして無数の有意識者達が勇気や愛や決意を持って先陣を切って旗を立てている。皆が見えるように理想を空に打ち上げている。そして今は空にあるその理想を土に降ろし、しっかりと根を張らせるのは、「名も無き何十万という群衆」の役目である。

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毎回違ったゲストを迎えて行われる、NAU生中継は月に一度。一般の方が生中継を会場で閲覧することもでき、定員は30名限定。

次回は11月21日。

第10回 日本アーティスト有意識者会議 NAU
日時:11月21日(木) 20:00~
配信:http://ustre.am/KiNq
出演: 三宅 洋平 / 菊地崇(LJ編集長)
ゲスト:山本太郎(参議院議員)
沖野修也(DJ/クリエイティヴ・ディレクター)

September 19, 2013

【チダイ&座間宮ガレイ】オフラインでも動くパワーブロガー達の秋の企画、「タブー解禁!秋の原発文化祭」

2013/9/20

大手メディアがスポンサー関係の事情や保守的な体質の為に、牙を抜かれ骨抜き状態になり、本来権力の暴走を監視する役割を担っているジャーナリズム機関でさえもが権力サイドに寄り添うように報道をしている日本のメディアの窮状は、原発事故後におそらくかなりはっきりと認識されるようになっただろう。

そんな腐敗したメディア環境の中で最も生き生きと、それぞれのクリエイティブな方法で自発的に信念を持って現実と向き合い、起きた出来事に対して反応し、情報発信者として、独自のレイヤーでマスメディアが本来果たすべき役割をマスメディアに代わって果たしているのはブロガー達かもしれない。そしてブロガー達の中でも鋭い感性や洞察力や一貫性をもって質の高い情報を発信し、オフラインでも活動し、その結果として情報受信者に影響を与えている「パワーブロガー」達がいる。

原発関連の情報発信に特化しているブロガーでは、日本が脱原発できない大きな要因の1つである日米原子力協定に着目した第一人者である座間宮ガレイさんと、チダイズム〜毎日セシウムを検査するブログ〜を書いている、食べる?の出版が間近のちだいさん、この2人の発想力、持久力、行動力には目覚ましいものがある。この2人は、原発問題に真剣に切り込み、前回の参院選でストレートな態度で脱原発を掲げ続け、無所属で当選した山本太郎さんの選挙戦にもブレーンとして精力的に関わり、山本さんの周りで選挙戦を盛り上げ、オンライン、オフラインの両側で士気を高めていた。

座間宮さんは、山本太郎さんと協力体制で選挙キャンペーンを行ったミュージシャンの三宅洋平さん企画の「選挙フェス」のステージにも実際に登壇して日米原子力協定についての演説を行った経験もある。

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7/20に渋谷で行われた選挙フェスで演説をする座間宮さん

この2人が共同で9月21日(土)にパワーブロガーちだい&座間宮ガレイの【タブー解禁!秋の原発文化祭】と称したイベントを13時から新宿のロフトプラスワンで行う。

企画内容は、ちだい企画「セシウムお化け屋敷!」、座間宮ガレイ企画「日米原子力協定お化け屋敷!」、ゆるゆる飲みイベント「原発フィーリングカップル(仮)」などで、料金は2000円。

原発事故や放射能汚染の捉え方や付き合い方は人それぞれ。しかし政治家がいくら嘘をつこうと、大手メディアが軽視しようと、原子力ムラが揉み消そうとしようと、放射能汚染が現在進行形で起こっているということは明らかなことであり、自国で原発事故を経験した日本人だけでなく、世界が放射能汚染と向き合わなければいけない時代。そういった意味では、ちだいさんや座間宮ガレイさんのような人達は、原発事故を節目に私たちが突入した新しい世界に敏感に反応し、迅速にやるべきことを考え、見つけ出し、行動し、最先端を突っ走っている存在と言っても過言ではないかもしれない。これから嫌でも付き合い続けなければいけない原発問題、この2人の筋の通った、知的、科学的、論理的、そして倫理的な原発事故や放射能汚染との向き合い方や、情報を受信するだけではなく、自分にできることを考え、自ら独立したメディアとなり情報を発信するという姿勢や考え方は、様々な情報発信や相互コミュニケーションのツールがある現在、多くの人が参考にできるものではないだろうか。

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渋谷の選挙フェスで演説をする座間宮ガレイさん

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(左)チダイさん(右)三宅洋平さん

柏の選挙フェスで登壇したチダイさん

柏の選挙フェスで登壇したチダイさん

July 11, 2013

ネットからリアルへ 座間宮ガレイ流、ネット選挙の戦い方

7月11日ー東京

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ネット選挙が解禁になったこの参院選、皆さんはネット選挙をどう戦っているだろうか。昨日10日、渋谷のカフェで会議室をブッキングし、ブロガーの座間宮ガレイさんがネット選挙のレクチャーを行った。座間宮さんはツイッターのフォロワー数が約1万6千人、YouTubeのチャンネル登録者が1900人以上、そしてなんと言っても日本が脱原発できない大きな一因である日米原子力協定に光を当てた第一人者だ。

座間宮さんはこの参院選中はブロガーとしてネット選挙を全力で戦ってみるのは「おいしい」ということで、候補者達の中で唯一日米原子力協定について言及し、原発事故後ずっと市民運動をして全国を駆け回ってきた東京選挙区の山本太郎(38)さんと、ミュージシャンであり、「選挙フェス」という前例のない選挙戦を全国で展開している全国比例区の三宅洋平(34)さんの2人を参院選で勝たせる為に毎日知恵を絞り発信している。

ここでネット選挙レクで座間宮さんがあげたいくつかのポイントを紹介する。

(1)ストロングコンテンツ

ネット選挙では、ストロングコンテンツを作ることが大切となる。ストロングコンテンツは、短く、見た人に「自分が投票しなければいけない」と思わせ、「絶対に勝つ!」という感情を起こさせるようなものが理想的。個人個人が自分の強みや得意分野を把握した上でストロングコンテンツを作っていくことが大事だ。例えば、座間宮さんのストロングコンテンツはブログや日米原子力協定、山本太郎さんのストロングコンテンツは脱原発、TPP反対や市民運動、そして三宅洋平さんのストロングコンテンツは音楽や感性やカリスマ性。あなたのストロングコンテンツは何だろうか。まず自分のストロングコンテンツを把握し、それを応援している候補者への一票に繋げ、勝つために利用しよう。

(2)情報

「誰が言ったのか」「何を言ったのか」という観点から見ると、情報は2種類に分けることができる。「誰が何を言ったのか」どちらも重要なことであるが、あなたが応援する候補者に票を入れてもらう為に人と話すときに注意しなければいけないのは、その相手がどのように情報を受け取る人間であるかということ。例えば都会人で博学でパッケージよりも物事の内容を重視するような相手ならば、あなたの応援する候補者が「何を言ったのか」という内容や論理を伝えるべきだ。しかし相手が情報に疎い田舎のおばあちゃんだったりした場合は「誰が言ったのか」を話した方が効果的な場合もある。人を動かして票を貰うわけだから、候補者のどのようなことをどんな風にアピールしたら相手があなたの応援する候補者に票を入れてくれるかということを考える必要がある。

(3)ツイッター

あなたはツイッターをやるときにどんなデバイスを利用しているだろうか。スマホは便利だか、スマホでツイッターをやると情報の受信者になりがち。強い発信者になりたい場合は、ツイッターでもブログでもパソコンでやった方が効果的。それは画面が大きい分把握できる情報も大きくなるからだ。ツイッターにはツイートデックというアプリがあり、それを利用するとツイッターをより多くの情報を把握しながら戦略的に管理したり利用したりすることができる。

(4)争点を自分で考える

現在山本太郎さんは当選圏内。しかしまだ当選確実ではない。では他に4位、5位、6位あたりを走っているのは誰なのか?山本さんに援護射撃をするなら、戦う相手が誰なのか把握する必要がある。例えば民主党で「やや苦戦」をしている鈴木寛さんという人がいる。彼はミスター20ミリシーベルトというニックネームで呼ばれ、SPEEDIの隠蔽をして被災者をよりひどい被曝に追いこんだという過去のある人間だ。しかしそのようなことを知っている人間や、原発問題に関心の高い人間はおそらく既に山本陣営だろう。なのでそこを争点にすることの意味はそれほど大きくない可能性がある。つまり、より多くの票を集めるには、山本さんの他の魅力を争点にするのがおそらく有効。例えば山本さんの38歳という若さ、利権と繋がっていないという純粋さ、ボランティアが1000人以上いて市民選挙をしているということなど、脱原発や選挙に関心の薄い人達に対しては、そのようなわかりやすい争点を話すと効果的かもしれない。自分で争点を作ってしまうこともネット選挙では有効。

(5)喧嘩はしなくていい

政治の話をすると、つい熱くなって喧嘩をしてしまうということがあるかもしれない。そんな時は、政治のことで喧嘩しているということは、お互いが日本について、日本を良くするためにはどうしたらいいのか本気で考えているということの裏返しであるということを思い出そう。そうすればより冷静により良い議論ができるのではないだろうか。

これらのことを踏まえてネット選挙を自分なりに戦ってみると、この参院選は非常におもしろい経験になるだろう。個人も一緒に「全員参加型」で、自分にできることをやって選挙を戦うという意識はこれから日本の為になることだろう。ネット選挙についてもっと知りたい人は、座間宮ガレイさんを追うことをおすすめする。

筆者は公示日以来この参院選を見つめていて、多くのドラマが生まれたり、人が心を動かされたり、希望を持ったり、候補者以外の一般人達が行動を起こして戦う姿を見たり、選挙フェスの雰囲気を肌で感じたりしていて、若い人達が立ち上がる時代が来たのではないかと予感したりしている。

原発事故後にテレビ界からはじかれた「市民活動家」と、窮屈な日本に少しでも自分たちの価値観や感性を混ぜてもらうために立ち上がった「ミュージシャン」と、頭の切れる「ブロガー」と、自分たちにも力があると気づいたたくさんの「市民」が化学反応を起こしながら一緒にこの参院選を戦っている。こんなに多様でおもしろい選挙が今まであっただろうか。この現実に起きているある種のムーブメントは見ておく価値があるだろう。次に東京で選挙フェスがあるのは7月14日、渋谷のハチ公前だ。

July 8, 2013

アースガーデン・福島フェス・選挙フェス:音楽をきっかけに政治への関心を

7月8日ー東京

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7月6日土曜日は、選挙フェスだけではなく、代々木公園でエコやオーガニックや多様なライフスタイルがテーマとなっているアースガーデンという、春、夏、秋、冬に一度ずつ行われるフェスも行われた。アースガーデンは300軒以上の出店/展があり、ライブステージが会場のあちこちに儲けられ、一日中音楽が鳴り響くカラフルでバイタリティ溢れるフェスだ。そして今回の夏のアースガーデンには、「もっと福島を知ろう」というテーマの元、福島フェスminiも参加。お店を出していた福島県民の方々から、復興、原発事故、エネルギー政策、これからの日本への願いなどを聞いた。

そして午後2時から渋谷のハチ公前で行われた選挙フェスでは、脱原発をするためには考えていかなくてはいけない項目の1つである日米原子力協定について暴き、広めてきたプロのブロガー座間宮ガレイさんが登壇し、ネットの外の公共の場で始めて日米原子力協定について熱弁した。「引きこもりブロガーの座間宮ガレイです!」と威勢よく登場し、原子炉を車、プルトニウムをガソリンに例えて、原子力ビジネスについて分かり易く解説した。

下のビデオは、最初の5分が渋谷ハチ公前の選挙フェスの様子、後の5分が選挙フェスに居合わせた人々の街頭インタビューになっている。インタビューに答えてくれた人達は、三宅洋平の若い人達にも意識を向けさせようという姿勢を評価している人が多かった。若者のエネルギーが政治に入ってくることや、音楽が政治のことを考え始めるきっかけになるならば素晴らしいと感じている人は少なくないようだ。アーティストタイプの人は普通は政治にはあまり直接的には関わらないですよね?という質問を投げかけると、「税金を払っている以上政治とは無関係でありえない」とう的確かつ鋭い答えが返ってきた。

July 7, 2013

7月6日:三宅洋平と「選挙フェス」という新しい政治の感性

7月7日ー東京

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7月6日、東京、渋谷ハチ公前の特設ステージにて、炎天下の中「選挙フェス」が午後2時から8時まで行われた。この「選挙フェス」という政治をまつりごとにしようという、日本では前例のないコンセプトを発案し、見事に実行に移し多くの聴衆を集めているのは、緑の党推薦候補、全国比例で立候補している三宅洋平さんだ。7月4日に選挙戦幕開け以来、胸に直接響く言葉と感性と音楽と、アメリカで始まった世界的な市民運動オキュパイ運動を彷彿とさせるビジョンを力強く披露し、今までの日本の選挙には前例のない臨場感やある種の予感や期待を生み出している。

なぜミュージシャンである三宅さんが参院選で立候補するのかについて三宅さんは、「日本を僕ら色にちょっと染めたい」と言う。つまり、今の日本を変えたいならば、自分達のような感性を持った人間がまずは政治に混ぜてもらわなければいけないと彼は考えたのだ。

「俺は選挙を絶対に楽しくしたいの。政治を必ずおもしろくしたいの。眠ってるみんなを覚ましたいの。おかしいことをおかしいと言える人々にしたいの」彼はこう言う。「おかしいことをおかしいと言える」これは原発事故後の政府や東電の対応を見ている多くの見識ある国民が感じていることではないだろうか。しかしそのような声を繁栄してくれる政治家は出て来なかったし、言っても説得力のないということがほとんどだった。しかしミュージシャンであり、市民との距離が極めて近い三宅洋平の選挙フェスでのライブや街頭演説を見つめる人々の中には、この人なら自分たちの声をきちんと国会に持って行ってくれるかもしれない、と感じていた人々も少なくないのではないだろうか。

三宅さんが演説中に言った「なんで山本太郎だけ10円ハゲできてんの?なんで俺の声だけ枯れんの?」という言葉が筆者には印象的だった。これは有権者も一緒に戦わなければ、2人だけの力では勝てないという意味だが、同時に痛快な「おまかせ民主主義」への批判ではないだろうか。市民が無知であることを意識的に拒み、勉強し、社会について考え、積極的に政治について話し合ったり参加することは本来民主主義社会の理想だ。日本が良くならないのは何も政治家だけのせいではない。市民の無知や無関心はいつか治さなければいけない民主主義にとっての病気だ。

そして「家に帰ったらみんなの番だよ」とも三宅さんは言っている。それは野党や無所属の新人で、選挙資金の少ない山本太郎さんや三宅洋平さんのような候補者を勝たせて国会に送るには、応援する人間が一票入れるだけではなく、横の繋がりを広げ、周りの友達や家族が自分の応援する候補者に票を入れてくれるように、応援する側も候補者と一緒に戦わなければいけないという意味だ。ネット選挙が解禁になった為、ソーシャルネットワーキングサイトを有効に利用して、選挙資金の少ない若い候補者が戦えるかどうかというのもこの選挙の見所の一つだろう。

昨日の渋谷での選挙フェスでは、数々のミュージシャンの出演に加え、プロのブロガーであり、日米原子力協定という脱原発の為にはネックとなる協定について暴いている座間宮ガレイさんの初の公共の場での演説があった。そして東京選挙区に無所属で立候補し、原発問題やTPPについて、見識に基づき厳しい言及をしている山本太郎さんも演説を行った。

昨日の渋谷ハチ公前での「選挙フェス」での雰囲気は、筆者がアメリカのニューヨークで経験したオキュパイ運動が始まった時の雰囲気と酷似していた。オキュパイ運動とは2011年9月にアメリカで始まった市民運動。アメリカでは超エリートである人口のたった1%の人々が、国の40%以 上 の富を独占し、もちろんロビー活動により事実上政治を動かしている。そしてアメリカ式資本主義により、傷つけられ失われてゆくものは、底辺の労働者達や、 環境や文化だ。破壊すること、搾取することによって成長する経済の構造、システム、銀行や大企業に、真っ向から声を上げたのがオキュパイ運動だった。力なき声なき市民の声を代弁したオキュパイ運動はあっという間に世界中に広がった。

この参院選をきっかけに、日本からも良い流れが生まれるのではないだろうか。日本や世界の未来は私たち一人一人にかかっている。今まで選挙や政治に興味がなかった人達も、とりあえず選挙フェスに出かけてみるといいだろう。音楽や人間らしさが溢れる選挙フェスによって選挙のイメージが覆され、政治に関心を持つきっかけになるかもしれない。

三宅洋平オフィシャルサイト https://miyake-yohei.jp/

July 6, 2013

7月5日:参院選を戦う山本太郎と、上野の老若男女の声

7月6日 ー東京

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公示日であり、ネット選挙が解禁した日でもあった4日、火の鳥新聞はブロガー座間宮ガレイさんのリアルタイムの写真のアップデートの助けを得て、山本太郎さんの公示日の1日を追った。

そしてネット選挙の解禁、山本太郎さんや三宅洋平さんなど市民側と極めて距離の近い候補者の出現などがあり、新しいうねりが生まれそうな雰囲気があり、おもしろそうだし、せっかくなので一生懸命ディープに追ってみようということで、2日目の5日は、山本さんの上野での街頭演説の様子の取材に加えて、上野の街にいた人々、アメ横の気のいいあんちゃん達、初々しくてかわいい高校生達、3代続いている果物屋をやっているおじいちゃんから、美しい着物姿の学生2人組まで、様々な人々に参院選、ネット選挙、山本太郎さん、原発問題、日本の政治や選挙についてどう感じているのか聞いてみた。

まず、下のビデオは山本太郎さんのアメ横での街頭演説の様子。原発収束作業員、原発の危険性、放射能汚染、未だに避難生活をしている方々、東電や政治家、食の安全、放射能汚染対策などについて話しています。

そして下のビデオが、山本さんの街頭演説の後に行った上野の人々の街頭インタビュー。様々な年齢、職業、性別の方々からお話を聞いた。一人一人にまんべんなく質問したのでインタビューは長めですが、なかなか興味深く、映っている方々も素敵なので、敢えてほとんどカットせずに載せました。

インタビュー後に雑談をしていた時に、「無関心」について、重富さんが「もっと政治を身近にするPRをしなきゃいけない」と話していたのが印象的だった。

インタビューの技術がまだまだ未熟な筆者ですが、快くインタビューに答えて下さった方々、本当にありがとうございました。

ちなみに今日、7月6日もイベントがある。ミュージシャンである三宅洋平さんは「選挙フェス」というイベントを7月4日から21日まで行っていて、今日の「選挙フェス」は渋谷ハチ公前から始まり、代々木公園のアースガーデンへと移動しコンサートが行われる。「政治をまつりごとに」というスローガンの元に、政治に対する意識改革や、政治を取り巻く根本的な雰囲気を変えよう、という三宅さんの姿勢はとても興味深い。山本太郎さんと三宅洋平さん、この二人の、票の為に戦うのではなく、市民、日本の為に戦うという姿は見ておいた方がいいかもしれない。

【選挙フェス】

日時:2013年7月6日(金) 14:00~20:00

場所:渋谷ハチ公前特設ステージ

14:00 SUNDRUM アフリカンパーカション軍団
14:15 座間宮ガレイ
14:30 CHICO
14:45  宙sora
15:00 NAS
15:15 Ucoca
15:30 OKI
16:00 沖野修也
16:30   ハンサム判治
16:45 K DUB シャイン×DELI×OASIS
17:30 三宅洋平LIVE w/ROOT SOUL.中村新史
18:00 山本太郎(三宅洋平送り出し→アースガーデンへ)
18:30 選挙フェスSPECIAL SESSION w/梅津和時
19:15 山本太郎
19:30 三宅洋平×山本太郎(トークセッション)
19:45 三宅洋平
20:00 終了