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March 13, 2014

【映画と社会】『怒れ!憤れ!—ステファン・エセルの遺言—』:トニー・ガトリフ監督の大衆と鼓動を共にする映画芸術

2014/3/13

『怒れ!憤れ!—ステファン・エセルの遺言—』はカンヌ国際映画祭監督賞などに輝いた名匠トニー・ガトリフ監督が、実際にヨーロッパ各国で起きたデモの現場 で主演女優に演技をさせ撮影した異色の作品。社会派ドキュメンタリーと1人のアフリカからヨーロッパに仕事を求めて移住したが社会のシステムの中で翻弄される少女の物語が混ざり合い、強烈な印象を伴う芸術的な演出にも溢れている。この作品には社会に蔓延る貧困や不平等や理不尽の姿、不正義に屈すること無く声を上げる人々の鼓動や生命力に溢れた眼差し、怒りや絶望の最中に沸き上がる激しい歓喜、自由や正義を強く求める大衆の意志が丁寧に収められている。近年世界中で起こった大衆運動に参加してきたたくさんの人々の心にピッタリと寄り添い、立ち上がった大衆と鼓動を共にすることに成功した作品。

映画の試写会の後に、政治学・国際関係論研究者の五野井郁夫さんはインタビューで、本気で世の中を変えたいならば自らが直接権力の中枢に入っていく動きも必要だと述べた。権力の中というのは以外に脆いと。それはまさに原発事故を経験した日本で起き始めている動きで、国政でも地方政治でも、自分たちの声を代弁してくれる政治家を外に求めて待つのではなく、自分が直接声を上げ権力を得て、世の中により直接的に関わってゆくという考えや動きが日本の若者の間でも広がっている。

学術、芸術や表現の世界のように政界や財界は正義を語れないのか?という問いに対して五野井さんは、政界や財界ではいかにキレイゴトを表に掲げながら自分の利益を実現してゆくのかが重要な世界なので、基本的にキレイゴトしか彼らは言わないというのを前提として知っておかなければいけないと釘を刺した。学術的な世界に属する教授や知識人が世の中を変えるためにできることももちろんあるが、昔ほど本も売れないし、知識や学術に対するありがたみというもの自体が薄れている世の中なので、知識人も伝える為に変わらなければいけない、と五野井さんは語った。

日本の脱原発や特定秘密保護法案反対デモなどにおいて若者の参加が少ないのは、若者達はデモに参加することで自分たちが社会的に不利な立場に置かれてしまうことを恐れているのかもしれないとも五野井さんは分析した。

世界中で若者が社会正義を求めてデモに参加しているが、歴史的な危機の渦中にある現在の日本の若者達は自分たちの社会や未来に対して何を感じているのだろうか。彼らもまたステファン・エセルの言う「怒り」をどこかで感じているのだろうか。もしそうならば、彼らは社会を変える為には人々は団結しなければいけないということを知るべきかもしれない。「繋いだ手が私たちの武器」映画に映ったプラカードにはそう書いてあった。

映画の中で、若い女の子がインターネットを通じてデモが起きているのを目撃して歓喜するシーンがあった。そのシーンで表現されていた体の底からこみ上げてくるような歓喜と興奮を、私はそっくりそのままアメリカでオキュパイ運動に参加した時に経験したことがあるように感じた。常日頃社会のあり方に対して感じていた疑問を、同じ社会に住んでいるあまりにも多くの人々が共通認識として持っていたことに対する驚きや喜びや希望、そして彼らが街へ出て声を上げている姿に対する感動、仲間がいるという勇気、時代の声の渦の中に身を置いている興奮。

私は2011年の10月にニューヨークにいた。この記事のビデオはその時に撮影したものです。恒久的に負の連鎖を生み続ける資本主義の非人間的なシステムや、あまりにも破壊的なグローバル企業の世界戦略と政治への介入や、金融業界、銀行家達の腐敗に対しての反発運動であるOccupy Wall Street (ウォールストリート街を占拠せよ)運動が始まっていて、私はズィコッティパークに足を運んだ。人々は団結し、声を上げ、囁き合い、メッセージを書いたプラカードを掲げ、デモ行進をし、自分たちがメディアとなり発信していた。老若男女、様々な人種や立場の人々がニューヨークの街に犇めき声を上げた。

全米やアメリカ国外にも広がったオキュパイ運動は私が参加した初めてのデモだった。私はデモに行って声を上げると決めた人々と共にストリートに出たい、とにかく行かなければいけない、ついに本当に自分が行くべき場所ができたと感じて何度もデモや占拠の現場に出かけた。デモに参加することでどんな結果があるのかというのはわからなくても、それは私個人にとっては極めて大きな意味を持った。その頃にアメリカのニューヨークやカリフォルニアで私が1人の人間として参加し、目撃した大衆の集合的な声や、人々の間にあった社会正義を求める熱や友人達と交わした会話は、私の生きている時代の1つのリアルな感触として強い光のようにはっきりと私の中に残っている。

私たちの住む複雑な世界は常に完璧でありながら、常に改善の余地がある、現在進行形のアートプロジェクトです。人々の尊厳や自由を踏みにじる社会の中の不正義に対して声を上げ、社会をつくることに参加しようとすることで私たちは心を教育することができる。デモはその時代特有の苦しみの中から人々が勇気を振り絞りつくりだす、生きたアートだと私は思っている。

『怒れ!憤れ!—ステファン・エセルの遺言−』は新宿のK’s cinema にて3月28日まで公開予定。上映後にはイルコモンズさん、松沢呉一さん、鈴木邦男さん、園良太さん、ピーター•バラカンさん、松本哉さん、大熊ワタルさんなど、多彩なゲストのトークイベントも開催されています。

詳細(www.facebook.com/dofuneiga

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July 12, 2013

Yohei Miyake “Talkin’ About The Revolution” At His Election Fest In Japan 三宅洋平から始まる、政治に対する意識改革

7/12/2013 -Tokyo, japan

“This is my formal wear.” Yohei Miyake (34) who currently runs for the Upper House election says on the stage at the election fest held at Hachikou-Mae in Shibuya, Tokyo on July 6th.

「これが俺の正装ね」参院選に立候補したTシャツに短パン姿の三宅洋平(34)が、聴衆の見つめる選挙フェスのステージで言った。場所は7月6日の渋谷ハチ公前の特設ステージ。

Mr. Miyake currently gets attention from wide demographics in Japan. He defines the election as a “festival” and brings musicians to his campaign called “the election fest,” which holds a very similar atmosphere to music festivals. His direct style of speech also is completely different from other typical candidates. There are many audience enthusiastically listen to his words and music wherever Mr. Miyake does speech and the fest.

三宅さんは、選挙は「祭り」だという感性の元に行っている音楽を大きく取り入れた選挙キャンペーン「選挙フェス」や、従来の選挙演説とは全く異なるストレートな演説スタイルで老若男女から注目を集めている。彼の選挙演説では毎回たくさんの聴衆が集まり、熱心に耳を傾ける。

One of the topics he consistently brings up is a definition of the “wealth.” He says that his generation, a generation that was born after the economic bubble burst, didn’t receive monetary and material benefit from the society like a previous generation. However his generation was able to find a value of internal richness through things like nature and creative culture, he says.

三宅さんの主張の一つは「豊かさ」の定義。三宅さんは、バブルが崩壊した後に生まれてきた自分達の世代は、社会や金の物質的な恩恵にあずからずに生きてきたと言う。しかしだからこそ、自分たちの世代は物質的、金銭的な豊かさとは違うタイプの豊かさ、心や文化の「豊かさ」を見つけることができたと言う。

“Organic T-shirt like this costs twice as much compared to UNIQLO’s T shirt. But I want everyone to think if the production system behind those cheap T-shirts is hurting people or not and then choose what to buy. Foods too. You can choose even if you don’t have much money. T-shirt like this makes me wanna wear it when I get on the stage and play a show like this. There’s a some sort of power to it. This is my formal wear.” The audience cheered when Mr. Miyake said so as he grabs his T-shirt around his shoulder.

「こ ういうもの、オーガニックのTシャツってのはさ、ユニクロのTシャツの倍くらいするよ。でもさ、その背景にある生産システムが人を傷つけてるか傷つけてな いかまで考えて選んで欲しい。食べ物も。金なんか無くても選べる。そうやって選んだものはこうやってライブの時に着ようって思う。力が宿るんだ。これが俺の正装ね」ステージでオーガニックのTシャツの肩のあたりを掴みながら、三宅さんがそう言うと聴衆は沸いた。

Mr. Miyake is a candidate from the Green Party that built a network in 90 countries in the last 30 years. “Don’t you wanna get out from the War Economy!?” he shouted to the crowd. He insists that he wants to seriously think in order to eliminate the war out of the system. “The profit from the electronics people unconsciously buy, or the profit of the mega banks that people deposit their money without thinking much, are killing people in Iraq and Afghanistan. Don’t you wanna fix the distortion like that before eliminate “distortion” that Abe (Prime Minister) talks about?” he shouted to the crowd.

彼は30年間かけて世界の90カ国にネットワークを創ってきた緑の党の推薦候補。「戦争経済から脱出したくないですか!?」彼は戦争を無くすために本気で考えたいと大きな声で主張す る。「知らず知らずのうちに買った家電製品や知らず知らず預けたお金のメガバンクが、その利益がイラクやアフガンで人を殺してるようなそういうねじれ。国会のねじれより先にそっちを解消したくないですか?」彼は大衆に向かってそう叫んだ。

His concept which criticizes the current economic system that led by American Capitalism which expands by destroying the environment, exploiting workers and the weak and abandoning social responsibilities is similar to Occupy movement’s basic concept. Occupy movement is a grassroots movement that is highly praised by many intellectuals such as Noam Chomsky, MIT’s emeritus professor and a linguist.

現在の環境を破壊すること、労働者や弱者を搾取し、責任を取らないこ とで大きく膨れ上がる経済のシステム、アメリカ式の資本主義のあり方を批判するという三宅さんの観点は、アメリカで2011年に始まり世界中に広まったオキュパイ運動や、オキュパイを高く評価するマサチューセッツ工科大学名誉教授であり、言語学者であるノーム・チョムスキーを始め、多くの知識人や文化人の考えと同調している。

“Charanke” is a word that Mr. Miyake uses often. “Charanke” means discussion and is a word from Aynu culture, an indigenous people of Hokkaido, Northern Japan. Mr. Miyake repeatedly says that he wants to talk thoroughly. What he means by that is probably talking thoroughly is the very basic of the democracy. “It’s such a mystery to me why Japan is the way it is right now,” he says. He says that he wants to go to the Parliament and talk with Mr. Abe (Prime Minister) face to face because he can’t understand what Mr. Abe says at all. He doesn’t want to dislike people, but he wants to talk and lead the situation to a better direction peacefully.

三宅さんが一貫して叫び続けていることの1つに「チャランケ」という言葉があ る。チャランケとはアイヌ語で論議という意味。演説で、彼はとことん話し合いたいと何度も言う。それはとことん話し合うことが民主主義の基本であるからだろう。「今なんで日本がこうなのか不思議なことだらけなんです」と彼は言う。安倍総理の言っていることが全然理解できないから、国会でとことん話し合いたい、嫌うのではなく、どんな人ともとことん話し合って、平和的に物事を良い方向へと導きたいと彼は言う。

Another characteristic of Mr. Miyake is that he also demands citizens to wake up and act. He says that the reason why the politics is corrupted is not only politicians’ fault but also citizens’ as well.

三宅さんの考え方の1つの特徴は、政治や国の現状が悪いのは、政治家だけが悪いのではなく、市民側にも責任があると厳しく言うところだ。

When he did a speech in Shinbashi, Tokyo, he talked about mass media. Humans have ability to communicate and transmit information without technology. He says that the reason why the information environment is so chaotic and the mass media’s quality is extremely low is probably because citizens got lazy about “charanke (talking throughly)” at some point and left the job of talking and transmitting information almost entirely up to the mass media.

例えば、新橋で行った街頭演説では、「マスゴミ」という言葉について三宅さんは語った。人間には本来見たことや思ったことを口に出して、テクノロジー無しでも情報を伝える力がある。今の情報環境がカオスでここまで質が落ちて「マスコミ」が「マスゴミ」と呼ばれるようになったのは、みんなが伝えることをメディアにま かせきりにして「チャランケ」するのをさぼっていたからではないのか、と三宅さんは言う。

He emphasizes the responsibilities of the individuals. “How are we gonna take responsibilities when the nuclear power plants we sell to foreign countries go wrong? I can’t possibly be responsible for the things like that. I know that there are people who are going to vote for pro-nuclear energy and military conscription at this election in Japan. I’m seriously thinking about making those people take responsibilities when the nuclear disaster happens again and people die at the war,” he says.

そして原発や憲法については、「世界に売った原発に何かがあった時、僕らどうやって責任取るんですか?責任取れないっすよ。じゃあ今から再稼働、徴兵制って言ってる党に投票する方は、戦争が起きて人が死んだ時、また原発が地震が起きて事故が起きた時、俺は本当に責任を取ってもらおうと思ってますよ」と、選挙権を持っている市民側にある責任も厳しく言及する。

“’We are fine because we’ve experienced a nuclear disaster now. Now we have a technique to cover the disaster, so let’s sell the nukes to foreign countries.’ This kind of thinking is absolutely insane if you just use a common sense. What do you think how the world is looking at Japan right now?”

「もう1回(原発)事故があったからもう大丈夫。事故った時のテクニックももうあるから、世界にも安心して売りましょうなんて、こんなの普通に言ったら正気の沙汰じゃないんですよ。それをね、世界の人はどういう目で見てると思います?」

“This election is a trigger of the peace movement that starts from Japan, the country experienced atomic bomb attacks and a nuclear disaster! This movement will spread all over the world, this is our job! The most wounded people has become the most compassionate people! I’ll tell that to the world! The movement has already started! It’s your turn when you go home. Thank you!” Mr. Miyake ended the election fest with these words in Shibuya on July 6th.

「日本の今回の参議院選挙をきっかけに、原発や原爆を味わった日本人から始まる本当の世界平和の運動が今始まったんだよ!これは世界中に広まっていくぜ、俺たちの仕事!一番傷ついてる奴らが、1番痛みがわかる奴らが1番やさしくなったの!世界の人にそれを伝えるよ!ムーブメントはもう始まってるぜ!家に帰ったらみんなの番だよ。」7月6日の渋谷の選挙フェスを三宅さんはこう締めくくった。

Japanese media does not cover the movement around Yohei Miyake much, however the speech, the election fest and its atmosphere obviously tell that many people support him. It became obvious that people were waiting for someone who speak of the real issues very directly for a long time. Whether Mr. Miyake can win this election or not would be up to his supporters’ efforts because he doesn’t have much election fund. The time that the only the leader fights has ended. Ordinary citizens need to realize that they have power to change the world.

日本のメディアにはなかなか取り上げられない三宅さんだが、街頭演説や選挙フェスの様子や雰囲気を見れば、彼を指示する人々の数の多さや想いの強さは明らか だ。三宅さんに賛同する一人一人がどれだけ選挙日の21日まで横の繋がりを使って援護射撃をできるか、おそらく個人個人の頑張りが三宅さんを国会に送れるかどうかを分けるだろう。リーダーだけにまかせておく時代は終わった。市民は自分にも世界を変えてゆく力があると自覚しなければいけない。特に、ネット選挙も解禁になったこの参院選は、個人個人ができることをやって票を集め、選挙資金が少ない市民側から出てきた候補者を勝たせる自立選だ。

July 7, 2013

7月6日:三宅洋平と「選挙フェス」という新しい政治の感性

7月7日ー東京

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7月6日、東京、渋谷ハチ公前の特設ステージにて、炎天下の中「選挙フェス」が午後2時から8時まで行われた。この「選挙フェス」という政治をまつりごとにしようという、日本では前例のないコンセプトを発案し、見事に実行に移し多くの聴衆を集めているのは、緑の党推薦候補、全国比例で立候補している三宅洋平さんだ。7月4日に選挙戦幕開け以来、胸に直接響く言葉と感性と音楽と、アメリカで始まった世界的な市民運動オキュパイ運動を彷彿とさせるビジョンを力強く披露し、今までの日本の選挙には前例のない臨場感やある種の予感や期待を生み出している。

なぜミュージシャンである三宅さんが参院選で立候補するのかについて三宅さんは、「日本を僕ら色にちょっと染めたい」と言う。つまり、今の日本を変えたいならば、自分達のような感性を持った人間がまずは政治に混ぜてもらわなければいけないと彼は考えたのだ。

「俺は選挙を絶対に楽しくしたいの。政治を必ずおもしろくしたいの。眠ってるみんなを覚ましたいの。おかしいことをおかしいと言える人々にしたいの」彼はこう言う。「おかしいことをおかしいと言える」これは原発事故後の政府や東電の対応を見ている多くの見識ある国民が感じていることではないだろうか。しかしそのような声を繁栄してくれる政治家は出て来なかったし、言っても説得力のないということがほとんどだった。しかしミュージシャンであり、市民との距離が極めて近い三宅洋平の選挙フェスでのライブや街頭演説を見つめる人々の中には、この人なら自分たちの声をきちんと国会に持って行ってくれるかもしれない、と感じていた人々も少なくないのではないだろうか。

三宅さんが演説中に言った「なんで山本太郎だけ10円ハゲできてんの?なんで俺の声だけ枯れんの?」という言葉が筆者には印象的だった。これは有権者も一緒に戦わなければ、2人だけの力では勝てないという意味だが、同時に痛快な「おまかせ民主主義」への批判ではないだろうか。市民が無知であることを意識的に拒み、勉強し、社会について考え、積極的に政治について話し合ったり参加することは本来民主主義社会の理想だ。日本が良くならないのは何も政治家だけのせいではない。市民の無知や無関心はいつか治さなければいけない民主主義にとっての病気だ。

そして「家に帰ったらみんなの番だよ」とも三宅さんは言っている。それは野党や無所属の新人で、選挙資金の少ない山本太郎さんや三宅洋平さんのような候補者を勝たせて国会に送るには、応援する人間が一票入れるだけではなく、横の繋がりを広げ、周りの友達や家族が自分の応援する候補者に票を入れてくれるように、応援する側も候補者と一緒に戦わなければいけないという意味だ。ネット選挙が解禁になった為、ソーシャルネットワーキングサイトを有効に利用して、選挙資金の少ない若い候補者が戦えるかどうかというのもこの選挙の見所の一つだろう。

昨日の渋谷での選挙フェスでは、数々のミュージシャンの出演に加え、プロのブロガーであり、日米原子力協定という脱原発の為にはネックとなる協定について暴いている座間宮ガレイさんの初の公共の場での演説があった。そして東京選挙区に無所属で立候補し、原発問題やTPPについて、見識に基づき厳しい言及をしている山本太郎さんも演説を行った。

昨日の渋谷ハチ公前での「選挙フェス」での雰囲気は、筆者がアメリカのニューヨークで経験したオキュパイ運動が始まった時の雰囲気と酷似していた。オキュパイ運動とは2011年9月にアメリカで始まった市民運動。アメリカでは超エリートである人口のたった1%の人々が、国の40%以 上 の富を独占し、もちろんロビー活動により事実上政治を動かしている。そしてアメリカ式資本主義により、傷つけられ失われてゆくものは、底辺の労働者達や、 環境や文化だ。破壊すること、搾取することによって成長する経済の構造、システム、銀行や大企業に、真っ向から声を上げたのがオキュパイ運動だった。力なき声なき市民の声を代弁したオキュパイ運動はあっという間に世界中に広がった。

この参院選をきっかけに、日本からも良い流れが生まれるのではないだろうか。日本や世界の未来は私たち一人一人にかかっている。今まで選挙や政治に興味がなかった人達も、とりあえず選挙フェスに出かけてみるといいだろう。音楽や人間らしさが溢れる選挙フェスによって選挙のイメージが覆され、政治に関心を持つきっかけになるかもしれない。

三宅洋平オフィシャルサイト https://miyake-yohei.jp/