Archive for ‘media’

September 19, 2013

【チダイ&座間宮ガレイ】オフラインでも動くパワーブロガー達の秋の企画、「タブー解禁!秋の原発文化祭」

2013/9/20

大手メディアがスポンサー関係の事情や保守的な体質の為に、牙を抜かれ骨抜き状態になり、本来権力の暴走を監視する役割を担っているジャーナリズム機関でさえもが権力サイドに寄り添うように報道をしている日本のメディアの窮状は、原発事故後におそらくかなりはっきりと認識されるようになっただろう。

そんな腐敗したメディア環境の中で最も生き生きと、それぞれのクリエイティブな方法で自発的に信念を持って現実と向き合い、起きた出来事に対して反応し、情報発信者として、独自のレイヤーでマスメディアが本来果たすべき役割をマスメディアに代わって果たしているのはブロガー達かもしれない。そしてブロガー達の中でも鋭い感性や洞察力や一貫性をもって質の高い情報を発信し、オフラインでも活動し、その結果として情報受信者に影響を与えている「パワーブロガー」達がいる。

原発関連の情報発信に特化しているブロガーでは、日本が脱原発できない大きな要因の1つである日米原子力協定に着目した第一人者である座間宮ガレイさんと、チダイズム〜毎日セシウムを検査するブログ〜を書いている、食べる?の出版が間近のちだいさん、この2人の発想力、持久力、行動力には目覚ましいものがある。この2人は、原発問題に真剣に切り込み、前回の参院選でストレートな態度で脱原発を掲げ続け、無所属で当選した山本太郎さんの選挙戦にもブレーンとして精力的に関わり、山本さんの周りで選挙戦を盛り上げ、オンライン、オフラインの両側で士気を高めていた。

座間宮さんは、山本太郎さんと協力体制で選挙キャンペーンを行ったミュージシャンの三宅洋平さん企画の「選挙フェス」のステージにも実際に登壇して日米原子力協定についての演説を行った経験もある。

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7/20に渋谷で行われた選挙フェスで演説をする座間宮さん

この2人が共同で9月21日(土)にパワーブロガーちだい&座間宮ガレイの【タブー解禁!秋の原発文化祭】と称したイベントを13時から新宿のロフトプラスワンで行う。

企画内容は、ちだい企画「セシウムお化け屋敷!」、座間宮ガレイ企画「日米原子力協定お化け屋敷!」、ゆるゆる飲みイベント「原発フィーリングカップル(仮)」などで、料金は2000円。

原発事故や放射能汚染の捉え方や付き合い方は人それぞれ。しかし政治家がいくら嘘をつこうと、大手メディアが軽視しようと、原子力ムラが揉み消そうとしようと、放射能汚染が現在進行形で起こっているということは明らかなことであり、自国で原発事故を経験した日本人だけでなく、世界が放射能汚染と向き合わなければいけない時代。そういった意味では、ちだいさんや座間宮ガレイさんのような人達は、原発事故を節目に私たちが突入した新しい世界に敏感に反応し、迅速にやるべきことを考え、見つけ出し、行動し、最先端を突っ走っている存在と言っても過言ではないかもしれない。これから嫌でも付き合い続けなければいけない原発問題、この2人の筋の通った、知的、科学的、論理的、そして倫理的な原発事故や放射能汚染との向き合い方や、情報を受信するだけではなく、自分にできることを考え、自ら独立したメディアとなり情報を発信するという姿勢や考え方は、様々な情報発信や相互コミュニケーションのツールがある現在、多くの人が参考にできるものではないだろうか。

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渋谷の選挙フェスで演説をする座間宮ガレイさん

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(左)チダイさん(右)三宅洋平さん

柏の選挙フェスで登壇したチダイさん

柏の選挙フェスで登壇したチダイさん

July 17, 2013

三宅洋平の啓蒙的な姿勢と示唆。そして大きなメディアが伝えること、小さなメディアが伝えること、個人が伝えること Yohei Miyake’s Thought-Provoking Style And Manifesto. And What Mass-Media Reports, Small Media Reports and Individuals Report

7/18/2013

「今日のこの名古屋の集まりを、明日メディアが伝えなかったら、そういうことなんだよ」15日に名古屋で行われた選挙フェスで、この参院選、緑の党の推薦候補として全国比例区で立候補している三宅洋平さん(34)が聴衆に向かって言った。

“If the media didn’t report this gathering in Nagoya tomorrow, that’s what it is,” Yohei Miyake (34), a candidate from Greens Japan, said to the large crowd.

三宅さんの展開する選挙運動は、選挙運動というよりは「ムーブメント」という言葉がしっくりとくる。それはおそらく彼が「票を集めるため」に選挙をしていないからでもあり、三宅さんの演説が極めて革新的であり、啓蒙的であり、プログレッシブだからだ。彼が大きな聴衆の前で明示する、今までありそうで無かった様々な難解な物事と向き合う一貫した「姿勢」は、日本の行き詰まった状況に突破口、それが大げさならば、小さな風穴を開けつつあるように感じられる。

A word “movement” fits better than “election campaign” to Mr. Miyake’s campaign. That is probably because Mr. Miyake isn’t running the election to get votes, his speeches are extremely innovative, thought-provoking and progressive. A consistent “attitude” he clearly manifests to the crowd to face and deal with the conundrums flexibly and wisely seems to make an air hole to the dead-end situation in Japan, if not a breakthrough.

一般的な政治家は当然演説の際、有権者に票を募るが、三宅さんは演説で、考えることや行動することの大切さ、争わずに話し合うことの大切さ、いかに人を傷つけずにより良い方向へと物事を進めてゆくかなどを、ユーモアやとんちを混ぜながら説き、選挙演説というよりは啓蒙的な演説を展開している。

Typical politicians ask voters to vote for them, but Mr. Miyake focuses on talking about the importance of the act of pondering, making actions, having discussion without fighting, directing the situation to a better direction with a least amount of harm, and he does it with humor and fashion.

三宅さんの選挙フェスでの雰囲気は、外国の類似した思想を伴う非暴力のムーブメントとは雰囲気やニュアンスが少し異なっている。三宅さんは一貫して、相手を立てて理解しようとしながら、自分も崩さずにとことん話し合うというスタンスを取っている。相手を攻撃しない。批判をする時は、両サイドに非があることを述べて一方的になることを避けた上で、既存のものや状態に変わるオルタナティブを提唱する。

The atmosphere of his campaign has a different nuance from other similar non-violent movement in foreign countries. Mr. Miyake has a consistent attitude to respect and understand the other side without compromising his stance. He emphasizes the importance of talking thoroughly, a very basic of democracy. He doesn’t get aggressive. When he criticize something, he always indicates the flaws of the both sides, and then brings up the alternatives that could replace the existing system.

三宅さんは自分の持つ革命のビジョンを「スムーズでソフトな革命」と言う。これは独特な文化や歴史を持ち、平和を好む国民性や、繊細な思考や感覚を持つ日本独特の発想なのではないだろうか。「平和ボケ」というネガティブな言葉をポジティブなものとして転換し、有益なものにできるのも、三宅さんの言葉や発想力の優れたところだ。彼は日本が「平和ボケ」であるのに対し、世界は「戦争ボケ」であると言い放った。

Mr. Miyake describes his vision of revolution as “a soft and smooth revolution.” It somehow makes sense that this unique idea of “revolution” came out from Japan, a country with unique culture and history, peace-addicted citizens, delicate thoughts and senses. One of the great qualities about Mr. Miyake is his wit to change around the things with negative connotation to the positive. Japanese people are said that they are “peace dementia.” But he turned that around by saying the rst of the world is “war dementia.”

演説やフェスで、彼は日本社会から無視し続けられてきた人々や文化に、丁寧で的確でやさしく賢く人間味のある言葉と、音楽を巧みに使い、視覚化できる具体的な行動のガイドラインやビジョンや勇気を与えている。選挙戦が進むにつれて彼の周りではムードの変化が起き、日本を長い間重く包みこんでいた「無関心」やある種の「諦め」の空気を、一部の人々の心から払拭している。

At his speech and the election fest, Mr. Miyake utilizes his words and music properly, delicately, wisely and humanely to give the courage, the vision and the concrete guidelines for the actions that are easily be visualized to the people and the sub-cultures that are ignored by the Japanese society for a long time. As the election campaign proceeds, the mood started to change around him and swept away the heavy sense of “apathy” and “give-up” that was covering Japan for a long time.

しかし多くの人々が三宅さんに確実に心を動かされ、小さなアクションを起こし始めてはいるものの、大きなメディアは緑の党や三宅洋平や、前代未聞の「選挙フェス」というイベントもほぼ全く報じないというのが現実。メディアは淡々と自民の堅調を報じている。

Even though many people are moved by Mr. Miyake and starting to make moves, it is also a reality that the mass-media does not cover “Yohei Miyake” or “Greens Japan” or “election fest” at all. Main-stream media keeps reporting a overwhelming victory of Liberal Democratic Party with a detached tone.

しかし、自民が圧倒的に優勢ながらも、共同通信の調査は、選挙区、比例区共に、投票先が未だに未定である有権者はおよそ4割だと伝えている。つまりまだ情勢が変わる可能性はあるということだ。

However, even though the overwhelming victory of LDP is expected, the poll says that 40% of voters have not decided who to vote on both constituency and proportional-representation constituency. That is to say that the change of the situation is still possible.

例えば、自民党石破幹事長の日本を戦前のような軍事国家に戻そうとしているかのような発言に、国民が反応することもありうるのではないだろうか。東京新聞は16日に、石破幹事長の「軍法会議設置」発言をスクープし、それはネット上では確実に波紋を呼んでいる。石破幹事長は、自民党のビジョン通りに憲法9条を改正した場合、「国防軍」に「軍法会議」を設置し、戦争に行くことを拒否する人間には「死刑」や「懲役300年」などの重い罰則を与え、軍の規律を守る必要性があると熱弁している。

For example, it is possible that the citizens react to the statement said by Ishiba party secretary general of LDP. His vision is to bring back the militarism of pre-WWII to Japan. On July 16th, Tokyo Shimbun reported that his statement about “setting a military court” when the “defense force” is good to go in the case the peace constitution is revised. He says that when the soldiers refuses to go to a war, they would be heavily punished or even get a death penalty in order to maintain the discipline of the military.

世論調査によると、ネット選挙が解禁したものの、ネットを参考にしない有権者が80%と、まだネット選挙の勢いは下火のようだ。しかしネット利用頻度の高い20代は40%がネットの情報を参考するとある。マスメディア以外からの情報を得ている若い世代が、これから鍵となっていくのかもしれない。

According to the poll, even though the ban of “internet election” has ended, 80% of the voters don’t use the information they get from the internet when choosing who to vote. But 40% of the voters in their 20s make use of the information from the internet. The actions by the younger generation that get the information other than mass-media might become the key in the near future.

もしも脱原発、TPP反対、憲法改正反対、ブラック企業反対などを若い世代が望むなら、彼らは自分がしかるべき党に一票入れ、その党や候補者をフォローアップするだけではなく、友達や家族にも直接「お願い作戦」をして、票を集める必要がおそらくあるだろう。

If the younger generation wishes to eliminate nuclear power, stop TPP and “black corporations,” they would need to not only vote and follow up with the candidates they voted but also directly ask their family and friends to vote for the parties that are likely to do what they hope.

参考記事

http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130717-OYT1T00249.htm?from=ylist

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013071702000131.html

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080116-907457/news/20130717-OYT1T00243.htm?from=blist

July 11, 2013

ネットからリアルへ 座間宮ガレイ流、ネット選挙の戦い方

7月11日ー東京

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ネット選挙が解禁になったこの参院選、皆さんはネット選挙をどう戦っているだろうか。昨日10日、渋谷のカフェで会議室をブッキングし、ブロガーの座間宮ガレイさんがネット選挙のレクチャーを行った。座間宮さんはツイッターのフォロワー数が約1万6千人、YouTubeのチャンネル登録者が1900人以上、そしてなんと言っても日本が脱原発できない大きな一因である日米原子力協定に光を当てた第一人者だ。

座間宮さんはこの参院選中はブロガーとしてネット選挙を全力で戦ってみるのは「おいしい」ということで、候補者達の中で唯一日米原子力協定について言及し、原発事故後ずっと市民運動をして全国を駆け回ってきた東京選挙区の山本太郎(38)さんと、ミュージシャンであり、「選挙フェス」という前例のない選挙戦を全国で展開している全国比例区の三宅洋平(34)さんの2人を参院選で勝たせる為に毎日知恵を絞り発信している。

ここでネット選挙レクで座間宮さんがあげたいくつかのポイントを紹介する。

(1)ストロングコンテンツ

ネット選挙では、ストロングコンテンツを作ることが大切となる。ストロングコンテンツは、短く、見た人に「自分が投票しなければいけない」と思わせ、「絶対に勝つ!」という感情を起こさせるようなものが理想的。個人個人が自分の強みや得意分野を把握した上でストロングコンテンツを作っていくことが大事だ。例えば、座間宮さんのストロングコンテンツはブログや日米原子力協定、山本太郎さんのストロングコンテンツは脱原発、TPP反対や市民運動、そして三宅洋平さんのストロングコンテンツは音楽や感性やカリスマ性。あなたのストロングコンテンツは何だろうか。まず自分のストロングコンテンツを把握し、それを応援している候補者への一票に繋げ、勝つために利用しよう。

(2)情報

「誰が言ったのか」「何を言ったのか」という観点から見ると、情報は2種類に分けることができる。「誰が何を言ったのか」どちらも重要なことであるが、あなたが応援する候補者に票を入れてもらう為に人と話すときに注意しなければいけないのは、その相手がどのように情報を受け取る人間であるかということ。例えば都会人で博学でパッケージよりも物事の内容を重視するような相手ならば、あなたの応援する候補者が「何を言ったのか」という内容や論理を伝えるべきだ。しかし相手が情報に疎い田舎のおばあちゃんだったりした場合は「誰が言ったのか」を話した方が効果的な場合もある。人を動かして票を貰うわけだから、候補者のどのようなことをどんな風にアピールしたら相手があなたの応援する候補者に票を入れてくれるかということを考える必要がある。

(3)ツイッター

あなたはツイッターをやるときにどんなデバイスを利用しているだろうか。スマホは便利だか、スマホでツイッターをやると情報の受信者になりがち。強い発信者になりたい場合は、ツイッターでもブログでもパソコンでやった方が効果的。それは画面が大きい分把握できる情報も大きくなるからだ。ツイッターにはツイートデックというアプリがあり、それを利用するとツイッターをより多くの情報を把握しながら戦略的に管理したり利用したりすることができる。

(4)争点を自分で考える

現在山本太郎さんは当選圏内。しかしまだ当選確実ではない。では他に4位、5位、6位あたりを走っているのは誰なのか?山本さんに援護射撃をするなら、戦う相手が誰なのか把握する必要がある。例えば民主党で「やや苦戦」をしている鈴木寛さんという人がいる。彼はミスター20ミリシーベルトというニックネームで呼ばれ、SPEEDIの隠蔽をして被災者をよりひどい被曝に追いこんだという過去のある人間だ。しかしそのようなことを知っている人間や、原発問題に関心の高い人間はおそらく既に山本陣営だろう。なのでそこを争点にすることの意味はそれほど大きくない可能性がある。つまり、より多くの票を集めるには、山本さんの他の魅力を争点にするのがおそらく有効。例えば山本さんの38歳という若さ、利権と繋がっていないという純粋さ、ボランティアが1000人以上いて市民選挙をしているということなど、脱原発や選挙に関心の薄い人達に対しては、そのようなわかりやすい争点を話すと効果的かもしれない。自分で争点を作ってしまうこともネット選挙では有効。

(5)喧嘩はしなくていい

政治の話をすると、つい熱くなって喧嘩をしてしまうということがあるかもしれない。そんな時は、政治のことで喧嘩しているということは、お互いが日本について、日本を良くするためにはどうしたらいいのか本気で考えているということの裏返しであるということを思い出そう。そうすればより冷静により良い議論ができるのではないだろうか。

これらのことを踏まえてネット選挙を自分なりに戦ってみると、この参院選は非常におもしろい経験になるだろう。個人も一緒に「全員参加型」で、自分にできることをやって選挙を戦うという意識はこれから日本の為になることだろう。ネット選挙についてもっと知りたい人は、座間宮ガレイさんを追うことをおすすめする。

筆者は公示日以来この参院選を見つめていて、多くのドラマが生まれたり、人が心を動かされたり、希望を持ったり、候補者以外の一般人達が行動を起こして戦う姿を見たり、選挙フェスの雰囲気を肌で感じたりしていて、若い人達が立ち上がる時代が来たのではないかと予感したりしている。

原発事故後にテレビ界からはじかれた「市民活動家」と、窮屈な日本に少しでも自分たちの価値観や感性を混ぜてもらうために立ち上がった「ミュージシャン」と、頭の切れる「ブロガー」と、自分たちにも力があると気づいたたくさんの「市民」が化学反応を起こしながら一緒にこの参院選を戦っている。こんなに多様でおもしろい選挙が今まであっただろうか。この現実に起きているある種のムーブメントは見ておく価値があるだろう。次に東京で選挙フェスがあるのは7月14日、渋谷のハチ公前だ。

July 7, 2013

7月6日:三宅洋平と「選挙フェス」という新しい政治の感性

7月7日ー東京

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7月6日、東京、渋谷ハチ公前の特設ステージにて、炎天下の中「選挙フェス」が午後2時から8時まで行われた。この「選挙フェス」という政治をまつりごとにしようという、日本では前例のないコンセプトを発案し、見事に実行に移し多くの聴衆を集めているのは、緑の党推薦候補、全国比例で立候補している三宅洋平さんだ。7月4日に選挙戦幕開け以来、胸に直接響く言葉と感性と音楽と、アメリカで始まった世界的な市民運動オキュパイ運動を彷彿とさせるビジョンを力強く披露し、今までの日本の選挙には前例のない臨場感やある種の予感や期待を生み出している。

なぜミュージシャンである三宅さんが参院選で立候補するのかについて三宅さんは、「日本を僕ら色にちょっと染めたい」と言う。つまり、今の日本を変えたいならば、自分達のような感性を持った人間がまずは政治に混ぜてもらわなければいけないと彼は考えたのだ。

「俺は選挙を絶対に楽しくしたいの。政治を必ずおもしろくしたいの。眠ってるみんなを覚ましたいの。おかしいことをおかしいと言える人々にしたいの」彼はこう言う。「おかしいことをおかしいと言える」これは原発事故後の政府や東電の対応を見ている多くの見識ある国民が感じていることではないだろうか。しかしそのような声を繁栄してくれる政治家は出て来なかったし、言っても説得力のないということがほとんどだった。しかしミュージシャンであり、市民との距離が極めて近い三宅洋平の選挙フェスでのライブや街頭演説を見つめる人々の中には、この人なら自分たちの声をきちんと国会に持って行ってくれるかもしれない、と感じていた人々も少なくないのではないだろうか。

三宅さんが演説中に言った「なんで山本太郎だけ10円ハゲできてんの?なんで俺の声だけ枯れんの?」という言葉が筆者には印象的だった。これは有権者も一緒に戦わなければ、2人だけの力では勝てないという意味だが、同時に痛快な「おまかせ民主主義」への批判ではないだろうか。市民が無知であることを意識的に拒み、勉強し、社会について考え、積極的に政治について話し合ったり参加することは本来民主主義社会の理想だ。日本が良くならないのは何も政治家だけのせいではない。市民の無知や無関心はいつか治さなければいけない民主主義にとっての病気だ。

そして「家に帰ったらみんなの番だよ」とも三宅さんは言っている。それは野党や無所属の新人で、選挙資金の少ない山本太郎さんや三宅洋平さんのような候補者を勝たせて国会に送るには、応援する人間が一票入れるだけではなく、横の繋がりを広げ、周りの友達や家族が自分の応援する候補者に票を入れてくれるように、応援する側も候補者と一緒に戦わなければいけないという意味だ。ネット選挙が解禁になった為、ソーシャルネットワーキングサイトを有効に利用して、選挙資金の少ない若い候補者が戦えるかどうかというのもこの選挙の見所の一つだろう。

昨日の渋谷での選挙フェスでは、数々のミュージシャンの出演に加え、プロのブロガーであり、日米原子力協定という脱原発の為にはネックとなる協定について暴いている座間宮ガレイさんの初の公共の場での演説があった。そして東京選挙区に無所属で立候補し、原発問題やTPPについて、見識に基づき厳しい言及をしている山本太郎さんも演説を行った。

昨日の渋谷ハチ公前での「選挙フェス」での雰囲気は、筆者がアメリカのニューヨークで経験したオキュパイ運動が始まった時の雰囲気と酷似していた。オキュパイ運動とは2011年9月にアメリカで始まった市民運動。アメリカでは超エリートである人口のたった1%の人々が、国の40%以 上 の富を独占し、もちろんロビー活動により事実上政治を動かしている。そしてアメリカ式資本主義により、傷つけられ失われてゆくものは、底辺の労働者達や、 環境や文化だ。破壊すること、搾取することによって成長する経済の構造、システム、銀行や大企業に、真っ向から声を上げたのがオキュパイ運動だった。力なき声なき市民の声を代弁したオキュパイ運動はあっという間に世界中に広がった。

この参院選をきっかけに、日本からも良い流れが生まれるのではないだろうか。日本や世界の未来は私たち一人一人にかかっている。今まで選挙や政治に興味がなかった人達も、とりあえず選挙フェスに出かけてみるといいだろう。音楽や人間らしさが溢れる選挙フェスによって選挙のイメージが覆され、政治に関心を持つきっかけになるかもしれない。

三宅洋平オフィシャルサイト https://miyake-yohei.jp/

July 6, 2013

7月5日:参院選を戦う山本太郎と、上野の老若男女の声

7月6日 ー東京

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公示日であり、ネット選挙が解禁した日でもあった4日、火の鳥新聞はブロガー座間宮ガレイさんのリアルタイムの写真のアップデートの助けを得て、山本太郎さんの公示日の1日を追った。

そしてネット選挙の解禁、山本太郎さんや三宅洋平さんなど市民側と極めて距離の近い候補者の出現などがあり、新しいうねりが生まれそうな雰囲気があり、おもしろそうだし、せっかくなので一生懸命ディープに追ってみようということで、2日目の5日は、山本さんの上野での街頭演説の様子の取材に加えて、上野の街にいた人々、アメ横の気のいいあんちゃん達、初々しくてかわいい高校生達、3代続いている果物屋をやっているおじいちゃんから、美しい着物姿の学生2人組まで、様々な人々に参院選、ネット選挙、山本太郎さん、原発問題、日本の政治や選挙についてどう感じているのか聞いてみた。

まず、下のビデオは山本太郎さんのアメ横での街頭演説の様子。原発収束作業員、原発の危険性、放射能汚染、未だに避難生活をしている方々、東電や政治家、食の安全、放射能汚染対策などについて話しています。

そして下のビデオが、山本さんの街頭演説の後に行った上野の人々の街頭インタビュー。様々な年齢、職業、性別の方々からお話を聞いた。一人一人にまんべんなく質問したのでインタビューは長めですが、なかなか興味深く、映っている方々も素敵なので、敢えてほとんどカットせずに載せました。

インタビュー後に雑談をしていた時に、「無関心」について、重富さんが「もっと政治を身近にするPRをしなきゃいけない」と話していたのが印象的だった。

インタビューの技術がまだまだ未熟な筆者ですが、快くインタビューに答えて下さった方々、本当にありがとうございました。

ちなみに今日、7月6日もイベントがある。ミュージシャンである三宅洋平さんは「選挙フェス」というイベントを7月4日から21日まで行っていて、今日の「選挙フェス」は渋谷ハチ公前から始まり、代々木公園のアースガーデンへと移動しコンサートが行われる。「政治をまつりごとに」というスローガンの元に、政治に対する意識改革や、政治を取り巻く根本的な雰囲気を変えよう、という三宅さんの姿勢はとても興味深い。山本太郎さんと三宅洋平さん、この二人の、票の為に戦うのではなく、市民、日本の為に戦うという姿は見ておいた方がいいかもしれない。

【選挙フェス】

日時:2013年7月6日(金) 14:00~20:00

場所:渋谷ハチ公前特設ステージ

14:00 SUNDRUM アフリカンパーカション軍団
14:15 座間宮ガレイ
14:30 CHICO
14:45  宙sora
15:00 NAS
15:15 Ucoca
15:30 OKI
16:00 沖野修也
16:30   ハンサム判治
16:45 K DUB シャイン×DELI×OASIS
17:30 三宅洋平LIVE w/ROOT SOUL.中村新史
18:00 山本太郎(三宅洋平送り出し→アースガーデンへ)
18:30 選挙フェスSPECIAL SESSION w/梅津和時
19:15 山本太郎
19:30 三宅洋平×山本太郎(トークセッション)
19:45 三宅洋平
20:00 終了

June 24, 2013

ジャーナリスト堀潤、日本のメディア界に新しい風を吹かせる Jun Hori: Finally Someone Sane With Passion and Vision From Japanese Media Industry

6/24/2012 -Tokyo

今年3月にNHKを退社した堀潤さんが、日本でのジャーナリズム環境を変える為の新しい試みをしている。8bit Newsを創設し、市民ジャーナリズムの活性化をはかってきたきた堀さんの新たな取り組みは、市民の発信力の底上げ。堀さんは6月12日に講談社にて、著者でありフリーのジャーナリストである牧野洋さんをゲストに迎えて第一回「僕らのジャーナリズム学校」を開催した。参加費は無料で、イベントではトークとワークショップが行われた。ジャーナリズムの基本である事実に基づいた報道の大切さや、プロのメディア人と市民が共同でニュースを作ることによって生まれてくる可能性、スマートフォンなどを利用した発信方法など、様々なトピックがカバーされた。

「僕らのジャーナリズム学校」の会場には、毎日内容の詰まった発信を世界に送りつけている、闇のエンターテイナー座間宮ガレイさんなども出没。座間宮さんは参院選スペシャルということで、現在は2018年に効力の無くなる、そして2018年が来た時には日本政府は必ず更新しようとするであろう「日米原子力協定」について毎日リサーチに基づいたメールマガジンやYouTubeを利用した発信をし、日本中の市民を賢くしようという企てをしている。

堀さんは、8bit Newsを一年間やってきて、現在改善の為のリニューアルの時期に来ている為、クラウドファンディングを利用して資金集めをしている。(http://shootingstar.jp/projects/14)目標金額は三百万円で、今のところ半分ほど集まっていて、残り期間はあと48日間。期間以内に三百万円集まれば、めでたく活動の為の資金を獲得することができる。

クラウドファンディングとは、プロジェクトに必要な資金を一般の人達から募るという資金集めの方法。アメリカではキックスターターやインディーゴーゴーなどが主流で、中小企業、ミュージシャン、アニメーターなど、幅広い人達がプロジェクトの資金集めに利用している。日本では映画監督の湯浅正明さんが2000万円の資金をクラウドファンディングで調達し、Kick-Heart覆面舞踏会というアニメーション映画作品を製作した。利益を出さなければいけない、確実に利益を出すには従来型の「ウケる」とわかっているものを作った方がリスクが少ない、という理由で新しい試みを敬遠しなかなかお金を出したがらないのが時に企業などの上にいる人間の欠点なので、このクラウドファンディングというのは、おもしろい優れたアイディアを持った、だけどアイディアが斬新であるが為に組織から投資してもらえない、もしくはコネを持っていない個人などがアイディア勝負で資金を集めるのに役に立っている。

アメリカの市民メディアだと、デモクラシー・ナウ(democracynow.org)のようなメディアは、完全に市民の寄付によって成り立っている。宣伝広告費から運営費を得るメディアと違った独立したメディアの強みは、企業や国からお金を貰わないことによって、独立した立場で、きちんと市民の為のジャーナリズムができるというところだ。上杉隆さんのジャーナリズム崩壊を読んでもわかるように、日本のジャーナリズムは世界的に見ても稀な、かなり権力に寄り添いながらのジャーナリズムだ。しかし寄付で成り立つメディアは、資金も全て質の良いジャーナリズム報道を求める意識の高い市民から来ているので、おのずとメディア側の正義感や使命感も強く、報道も表面的な垂れ流し報道ではなく、内容的にも突っ込んだものが多い。しかしそれは寄付文化あってのものなので、これから日本で寄付文化を根付かせることができるかどうかというのは大事になってくる。

私利私欲の為では無く、倫理を以て社会の為に動いてくれる人間、恐れずに新しい試みをしてくれる人間、そういった人達を資金面で応援することができるのがクラウドファンディング。とても意義のあるお金の使い方ではないだろうか。そして寄付をした人には、寄付した金額によって何かしらプロジェクトの主催者側からお礼があることも多い。堀さんは福島原発事故後に「国民の生命財産を守る公共放送の役割を果たさなかった」などと報道批判をしており、ジャーナリストとしての意思の強さや、これからの取り組みに対する決意の堅さが伺える。

堀潤さんの取り組みがきっかけとなり、寄付文化が一般的なものとして日本に根付き、既存の形にこだわらない質を追求する独立したメディアや、若々しく新しく、人間らしい文化が日本でこれからどんどん出てくることに期待している。

Jun Hori, CEO of 8bit News, a former NHK announcer who actively criticized Japanese mass media after 3.11 Fukushima nuclear disaster, quit NHK in March this year. Hori left NHK to establish a functioning media platform for the citizen journalism, in which professionals like himself and citizens work together to make news. He decided that it would take too long to achieve his ideal way of media in the massive conservative organization like NHK. If this effort succeeds, it will reduce the gap between what media reports and what citizens actually want the media to report. In fact, citizens will be participating in journalism.

Mr. Hori hosted the first round of “Everyone’s Journalism School” with a guest, an author and freelance journalist Yo Makino in Tokyo on June 12th. This event consisted of talk and workshop was free and live streamed on nico nico douga (www.nicovideo.jp). Educating and making stronger foundation of citizen journalism is one of his goals. He is currently trying to raise 3,000,000 yen (about $30,000) by crowd-funding. (http://shootingstar.jp/projects/14)

Why did Mr. Hori choose a hard way, grassroots efforts, instead of staying in NHK as some sort of elite, a popular announcer? Japanese journalism had a corrupt system such as “journalist club” for a long time. Even before 3.11, it was a general consensus especially among younger generation that the media industry, not just journalism, was corrupt. And 3.11 was probably a trigger. A trigger for Mr. Hori and a trigger for countless people to wake up and face what Japan has become of a “democratic” country.

The impact of 3.11 Fukushima nuclear disaster in a tiny country Japan, about the same size as California, was beyond devastating, and will be for a long time. Now even the capital Tokyo is blanketed by radioactive materials, and the radiation is in the food source and causing internal exposure which is even more dangerous. Radioactive materials such as cesium have been found in many different food sources. There are already 12 thyroid cancer confirmed among Fukushima children. However the authority says that it is not certain that these cases are caused by the nuclear disaster because it took 4 to 5 years for Chernobyl children to develop thyroid cancer. It’s been only about 2 years and 3 month since the Fukushima disaster. Usually thyroid cancer is found one in one million children. So Fukushima’s thyroid cancer rate among children is about 70 to 150 times higher than the normal chance.

When the disaster happened, Japanese government failed to prioritize its citizens safety, instead they worked very hard on covering up the severeness of the disaster and kept saying “it’s safe.”  Mass media failed to report the most needed information for the citizens to survive. Even today, many people including children, the most vulnerable to radiation, are still living in highly radioactive areas that are not appropriate for living. There’s not enough reporting about radiation nor the health risk of the exposure. Liberal Democratic Party keeps promoting nuclear energy and actively making nuclear agreements with foreign countries to sell nuclear power plants. And because the issue has been downplayed so much, citizens seems to just ignore the issue. There are many activists still going strong, however activists’ efforts are usually not covered by the media at all.

It is also likely that most of the Japanese citizens, except extremely dull and delusional ones, knew that the shit just got real after 3.11. Sane and powerless citizens thought that Japan was going to abandon nuclear energy and try to become a world’s leader of renewable energy or something because having nukes was never a good idea anyway. And those people who were smart enough to think like that need to make moves.

Jun Hori’s attempt in journalism will be crucial to Japan’s future of the media. Unlike the U.S., Japan doesn’t have donation culture. There is not much independent media that’s directly supported by the citizens. If donation culture get recognized more and become a common thing through Mr. Hori’s attempt with crowd-funding, Japan might get a bit more interesting.

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130612-00000010-mantan-ent

http://mainichi.jp/select/news/20130421mog00m040003000c.html