Archive for ‘Japan’

March 18, 2014

山本太郎「新党ひとりひとり」:脱原発勢力を国政レベルへ、鹿児島2区補欠選挙で候補者擁立 Taro Yamamoto’s “Hitori Hitori (Each of Us) Party”: Lifting Political Power of No Nukes Movement To A National Level, Fielding A Candidate in 2nd Ward of Kagoshima for By-Election”

2014/3/18

国政の場で脱原発勢力の結束強化を図るために「新党ひとりひとり」を結党した山本太郎参議院議員(39)が衆議院議員鹿児島2区補欠選挙(4月15日告示)で候補者を擁立するにあたって18日午後5時30分から記者会見を行った。鹿児島で逆境に挫けない精神力の強い候補者を募り、山本氏が面接して良い候補者がいれば擁立する方針。山本氏は候補者を擁立した場合、自分が候補者になったつもりで候補者と共に戦い、選挙資金が不足した場合は自らが借金を背負う、と強い覚悟を見せる。募集の締め切りは今月28日で、4月1日に再び鹿児島で記者会見を行う予定。鹿児島2区の隣の選挙区には、原子力規制委員会が優先審査をし、再稼働第一号となる可能性の大きい川内原発がある。

Taro Yamamoto (39) formed a new Party “Hitori Hitori (Each One of Us) Party” for No Nukes forces in Japan to gain a national scale influence. At 5:30 p.m., Mr. Yamamoto held a press conference in Kagoshima to announce his plan to field a candidate in the 2nd Ward Kagoshima for coming up by-election as a first move of his new party. He looks for a candidate who’s mentally tough. If he finds a good candidate through interviews, he is going to field a candidate. He is determined and prepared to commit himself into the campaign with the candidate and even be in a debt to fight this election. The deadline for the recruit is Mar 28th, and he will have another press conference in Kagoshima to announce the candidate. 2nd Ward Kagoshima is nearby Sendai nuclear power plants which are likely to be the first ones to get reopened this summer at the earliest.

原発や被曝問題について、芸能界にいた頃、市民運動や2012年の衆院選の頃から発言を続けてきた山本氏は、自らの国会での状況を「政界のサンドバッグ」と表現し、722名いる国会議員の間でどれほど未だに原発や被曝問題に真剣に取り組む議員が少数派であるかを表現した。今回の選挙でも争点をぼかさせずに脱原発を叫び続けることはもちろん、原発が無いと経済や生活が成り立たないという思い込みを解いてゆくことが大切だと山本氏は言う。

Mr. Yamamoto described himself as a “punching bag” in Japanese political world to describe how speaking out about the issue of nuclear power, radiation, health risks caused by the exposure to radiation is still dangerous in Japanese society. Among 722 members of the Diet, the numbers who make remarks about the nuclear crisis are still very small. Mr. Yamamoto says it is important to make the real crisis into a point of the controversy of the election and spread the awareness that the Japan’s economy will be OK without nuclear power.

「ネット選挙」つまりインターネットの力で選挙を勝ったと短絡的に言われがちな山本氏だが、ネットの力には限界があると山本氏は言う。ネットは意識のある人達が情報を得たりネットワークを構築するのに使われるが、参院選では、ネット上ではなく選挙戦の現場で真剣に市民選挙を戦ってくれた熱意のある1000人以上のボランティアの方々の献身と、世の中の理不尽に対して不満を持つ約67万人の人々の投票行動のおかげで自分は1議席獲得することができたのだと山本氏は記者団に語った。

The media quickly jumped to a conclusion that Mr. Yamamoto won the last Upper House election because of lifting the ban of the “internet election”, which allowed candidates and anyone to campaign on the internet. People used internet to gain the information, network and connect with each other, however the internet had its limit, he says. Over 1000 enthusiastic volunteers who worked hard on the field during the campaign and about 670,000 voters who recognize the injustice of the society were the real power that won him a seat, he said to the reporters at the press conference.

会見後「東京でやったような燃え上がるような選挙を鹿児島でもできるのか?」という質問に対して山本氏は、現在閉塞感の中で人々は生活している、国による理不尽を知ることも大事だし、政治を通してしかできないことがあるので、参院選の時のように全国からボランティアが駆けつけてくれるだろう、と鹿児島で「新党ひとりひとり」最初の市民選挙を戦う意気込みを語った。

“Do you think you can have a passionate election like you did in Tokyo here in Kagoshima?” a reporter asked. Mr. Yamamoto responded that people live under the injustice and the pressure from the current regime, People need to know that, and there are things we can do politically. Volunteers would assemble again from all over the Japan to support the election campaign in Kagoshima. He showed an enthusiasm to run the first election campaign after he formed his new party “Hitori Hitori (Each of Us) Party.

「新党ひとりひとり」という名前には、「人間、一人ひとり考え方は違う。でも何かあった時には、1つになる意味合いです」と山本氏は東スポのインタビューに応えている。「ひとりひとり」と個人を強調する名前は、安倍政権の国家主義、全体主義を批判しているようでもある。

“The name of the new party means that each of us has a different view, but we can be the one in the time of crisis,” he said to a reporter of Tokyo Sports. The name emphasizes individuals seems to criticize the nationalistic and totalitarian tendency of the current regime.

taroyamamotokagoshima

Mr. Yamamoto at a anti-nuke protest in Kagoshima on 3/16/2014

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March 13, 2014

【映画と社会】『怒れ!憤れ!—ステファン・エセルの遺言—』:トニー・ガトリフ監督の大衆と鼓動を共にする映画芸術

2014/3/13

『怒れ!憤れ!—ステファン・エセルの遺言—』はカンヌ国際映画祭監督賞などに輝いた名匠トニー・ガトリフ監督が、実際にヨーロッパ各国で起きたデモの現場 で主演女優に演技をさせ撮影した異色の作品。社会派ドキュメンタリーと1人のアフリカからヨーロッパに仕事を求めて移住したが社会のシステムの中で翻弄される少女の物語が混ざり合い、強烈な印象を伴う芸術的な演出にも溢れている。この作品には社会に蔓延る貧困や不平等や理不尽の姿、不正義に屈すること無く声を上げる人々の鼓動や生命力に溢れた眼差し、怒りや絶望の最中に沸き上がる激しい歓喜、自由や正義を強く求める大衆の意志が丁寧に収められている。近年世界中で起こった大衆運動に参加してきたたくさんの人々の心にピッタリと寄り添い、立ち上がった大衆と鼓動を共にすることに成功した作品。

映画の試写会の後に、政治学・国際関係論研究者の五野井郁夫さんはインタビューで、本気で世の中を変えたいならば自らが直接権力の中枢に入っていく動きも必要だと述べた。権力の中というのは以外に脆いと。それはまさに原発事故を経験した日本で起き始めている動きで、国政でも地方政治でも、自分たちの声を代弁してくれる政治家を外に求めて待つのではなく、自分が直接声を上げ権力を得て、世の中により直接的に関わってゆくという考えや動きが日本の若者の間でも広がっている。

学術、芸術や表現の世界のように政界や財界は正義を語れないのか?という問いに対して五野井さんは、政界や財界ではいかにキレイゴトを表に掲げながら自分の利益を実現してゆくのかが重要な世界なので、基本的にキレイゴトしか彼らは言わないというのを前提として知っておかなければいけないと釘を刺した。学術的な世界に属する教授や知識人が世の中を変えるためにできることももちろんあるが、昔ほど本も売れないし、知識や学術に対するありがたみというもの自体が薄れている世の中なので、知識人も伝える為に変わらなければいけない、と五野井さんは語った。

日本の脱原発や特定秘密保護法案反対デモなどにおいて若者の参加が少ないのは、若者達はデモに参加することで自分たちが社会的に不利な立場に置かれてしまうことを恐れているのかもしれないとも五野井さんは分析した。

世界中で若者が社会正義を求めてデモに参加しているが、歴史的な危機の渦中にある現在の日本の若者達は自分たちの社会や未来に対して何を感じているのだろうか。彼らもまたステファン・エセルの言う「怒り」をどこかで感じているのだろうか。もしそうならば、彼らは社会を変える為には人々は団結しなければいけないということを知るべきかもしれない。「繋いだ手が私たちの武器」映画に映ったプラカードにはそう書いてあった。

映画の中で、若い女の子がインターネットを通じてデモが起きているのを目撃して歓喜するシーンがあった。そのシーンで表現されていた体の底からこみ上げてくるような歓喜と興奮を、私はそっくりそのままアメリカでオキュパイ運動に参加した時に経験したことがあるように感じた。常日頃社会のあり方に対して感じていた疑問を、同じ社会に住んでいるあまりにも多くの人々が共通認識として持っていたことに対する驚きや喜びや希望、そして彼らが街へ出て声を上げている姿に対する感動、仲間がいるという勇気、時代の声の渦の中に身を置いている興奮。

私は2011年の10月にニューヨークにいた。この記事のビデオはその時に撮影したものです。恒久的に負の連鎖を生み続ける資本主義の非人間的なシステムや、あまりにも破壊的なグローバル企業の世界戦略と政治への介入や、金融業界、銀行家達の腐敗に対しての反発運動であるOccupy Wall Street (ウォールストリート街を占拠せよ)運動が始まっていて、私はズィコッティパークに足を運んだ。人々は団結し、声を上げ、囁き合い、メッセージを書いたプラカードを掲げ、デモ行進をし、自分たちがメディアとなり発信していた。老若男女、様々な人種や立場の人々がニューヨークの街に犇めき声を上げた。

全米やアメリカ国外にも広がったオキュパイ運動は私が参加した初めてのデモだった。私はデモに行って声を上げると決めた人々と共にストリートに出たい、とにかく行かなければいけない、ついに本当に自分が行くべき場所ができたと感じて何度もデモや占拠の現場に出かけた。デモに参加することでどんな結果があるのかというのはわからなくても、それは私個人にとっては極めて大きな意味を持った。その頃にアメリカのニューヨークやカリフォルニアで私が1人の人間として参加し、目撃した大衆の集合的な声や、人々の間にあった社会正義を求める熱や友人達と交わした会話は、私の生きている時代の1つのリアルな感触として強い光のようにはっきりと私の中に残っている。

私たちの住む複雑な世界は常に完璧でありながら、常に改善の余地がある、現在進行形のアートプロジェクトです。人々の尊厳や自由を踏みにじる社会の中の不正義に対して声を上げ、社会をつくることに参加しようとすることで私たちは心を教育することができる。デモはその時代特有の苦しみの中から人々が勇気を振り絞りつくりだす、生きたアートだと私は思っている。

『怒れ!憤れ!—ステファン・エセルの遺言−』は新宿のK’s cinema にて3月28日まで公開予定。上映後にはイルコモンズさん、松沢呉一さん、鈴木邦男さん、園良太さん、ピーター•バラカンさん、松本哉さん、大熊ワタルさんなど、多彩なゲストのトークイベントも開催されています。

詳細(www.facebook.com/dofuneiga

February 19, 2014

【大雪災害】#市民災害対策本部5日目:経過報告

2014/2/19

14日にオペレーション・コドモタチの横川圭希さんと日本アーティスト有意識者会議NAUの高尾洋平さんが開始し現在も続いている #市民災害対策本部、今日は作業が始まってから5日目。東京都内の横川さんの事務所では現在もツイッター、ネットを利用した情報収集・拡散作業やプランニングが続いている。

横川さんによると、少しずつ災害救助ボランティアのベテランの方々は甲府などにも入り始めているけれど、本格的にボランティアが山梨などに入るのは今週末からで、除雪作業などにあたる予定。孤立世帯の救出や大きな道路の除雪、素人には難しい雪下ろしなどは消防や自衛隊などのプロの方々があたり、ボランティアは大きい道に出るまでの道路を確保したりするような作業にあたる予定。甲府在住、東北関東大震災支援隊本部BOND&JUSTICEのラッパーのベガティーさんは今日は市役所と連携して動いている。自衛隊なども入り始めているが、近所の人しかわからないような情報を「声掛け」することがこれからも大事だと横川さんは言う。

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事務所の様子

このような「勝手連」的な人々の助け合いの形は一般的ではないかもしれないが、#市民災害対策本部は組織ではなくネットワーク。ボランティアは皆自発的に動いている人々。カンパも集めているが基本的には自腹。しかし311以降、このような形で人々は災害時などに助け合ったり情報を共有拡散する為のネットワークを自分たちが当事者となりつくっている。

横川さんや高尾さんのネットワークはこの雪の為突然生じたものではなく、311以来オペレーション・コドモタチのような活動を開始したことや、三宅洋平さんのネット選挙運動など、様々な機会を経て繋がり育ってきたネットワークがこの災害時に生きている。

311後に、拾えばよかったという病気や怪我をたくさん見てきた横川さんはこの活動をやる理由の一つとして、困っている人達は統計的な数として存在するのではなく、目の前にいるのと同じような感覚を持っているからだという。善となりたいのではなく自分が後悔するのが嫌なだけ。311以降、被曝の問題に対する取り組みを仕事よりも優先してきたし、その活動を見守ってくれている人々も存在する。ツイッターやネットを通して彼らはじっと彼の活動を見ているのだと横川さんは言う。自分のやっていることが駄目ならカンパのような支援はとまるし、駄目じゃないときは支援してくれる。それに結局「動かない善よりは行動する偽善」なのだと横川さんは三宅洋平さんの言葉を引用した。

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火の鳥新聞で#市民災害対策本部のフォローアップをしたいので、#市民災害対策本部の情報がどのように役に立ったか、キャスの感想、現地の様子や人々の連携、これからの動きなど、是非@ShokoHachiyaに飛ばして下さい。

February 17, 2014

【大雪災害】#市民災害対策本部:ネットワーク力を生かした市民によるDIY災害対策本部

2014/2/18

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死者も多数出ていて9000人以上の人が雪の中で現在も孤立状態となっている今回の大雪被害に対応する為に、ツイッターのネットワーク力やスピード、情報収集力・拡散力という特性を活用した「#市民災害対策本部」が発足した。#市民災害対策本部では救援救助の為に、モチベーションをもった人間がそれぞれ自発的に動く柔軟かつ機動力のあるネットワークをつくり、必要な情報収集、情報提供やリサーチをし、市民によるDIY救助救援活動がより迅速に効率的に行えるように活動している。

#市民災害対策本部は、14日未明に日本アーティスト有意識者会議NAU所属の高尾洋平さんとANTA MEDIAやオペレーション・コドモタチの横川圭希さんが開始して以来、基本的には2人体勢でリレー式に交代しながら休み無しで活動。活動内容はツイッターなどを介して集まってくる大雪に関する情報収集、情報提供、現状把握、リサーチ、救援救助計画を立てることなど。交通網の状態を把握し、どのように物資を届けるか、誰がどのように動けるのか、どこの県のどのエリアで何が起きていて何が必要とされているのか、そのようなことを細やかに把握し状況に応じながら舵を取っている。

「陸の孤島」で孤立しているコミュニティーや人々、物流が止まり食料品が棚から消えたスーパー、ガソリンのないガソリンスタンド、ライフライン確保の問題、封鎖状態の高速道路、積もった雪の重さに耐えられない木造の民家、追いつかない雪かき、車の中に閉じ込められた状態で帰宅できない人々、雪で壊滅状態の農地の作物。

これが緊急事態なのは明らかだが、政府機関の対応は遅く、報道も充分になされていない。ジャーナリストの上杉隆さんはNHKの大雪に関する報道が過小なのはソチ・オリンピックという大きな「商品」の膨大な放映権料の為だと説明している。人命のかかった緊急事態の報道ではなく、前々からアレンジされていたオリンピックというマネーメーカーの放送を優先している状況。

津波、地震、原発事故、そして今回の大雪の被害。近年日本は数多くの自然災害、人災や防ぐことのできた二次災害を経験した。その都度市民は、政府が国民の命を守る為に災害に対して機敏に反応するどころか、必要な情報を流さなかったり、充分な報道をしなかったり、特に原発事故に関しては情報隠蔽までするという命よりも利権優先という政府機関やマスメディアの対応・方針を目の当たりにしてきた。#市民災害対策本部の高尾さんは、災害時に国民を見捨てる政府やメディアのあり方を「無政府状態」と表現した。ジャーナリストの今西憲之さんも、大雪で4日間も孤立した集落が東京に存在しているのに「こういうのは大したことはない。一日で終わる話ですから」と発言した東京都の新都知事、舛添要一さんの悠長で危機感の無い態度を辛口に批判している。

しかしいくつもの重い災害や人災を経験し、緊急事態時に政府の対応やメディアの報道を待つのではなく市民同士が自発的に情報共有やリサーチをし、積極的に助け合うという自立的な動きや意識が生まれ育っている。既存のメディアや政府の方針のあり方を受け入れるのではなく、自分たちが自らメディアになり行動し、現実的な変化を社会にもたらすことができることに気づき始めた人々も多くいる。

今回の大雪に関してツイートやリツイートする場合は、なるべく細やかで状況把握しやすい発信の仕方を心がけると良いだろう。助けが必要な人ももちろんSOSの声を飛ばすべきだ。どこの県のどの市のどのエリアでどんな問題があり何が必要とされているのかがわかってくると、対策を練る側もスムーズに動けるので救援は早まるだろう。救援救助が成功したときも、それを報告して目的が達成されたことをシェアすると、より全体の動きが可視化される。

今日2月18日の19時から、東京都内の#市民災害対策本部にて高尾さん、横川さん、ミュージシャンのDELIさん、先日の都知事選に立候補した家入一真さんが災害対策の為のクラウドファンディングの立ち上げについてミーティングをする。ミーティングはツイキャスで中継される予定。

#市民災害対策本部

横川圭希さんのツイッターアカウント https://twitter.com/keiki22

高尾洋平さんのツイッターアカウント https://twitter.com/Takaoyohey

February 3, 2014

【都知事選】ネット選挙速報:現時点で一本化を求めることがなぜ「茶番」であるか

2014/2/3

結論から言ってしまうと、それは公職選挙法上不可能だからだ。今の段階では一本化することも、どちらかが降りることもできない。

宇都宮健児候補と細川護煕候補の一本化が実現されなかったことが、選挙終盤戦になっても未だに引きずられ、両陣営に悪い影響を与えている。両陣営は同じ脱原発運動の流れを汲んでいるにも関わらず、一本化を巡ってお互いを傷つけ合う形になっている状況がしばらく続いている。

細川ガレイ

細川護煕候補と座間宮ガレイさん(せんきょcampにて)2014/2/1

今日、18時30分頃、ブロガーであり「ひっくり返しましょうぞ!100万人無料メルマガプロジェクト」の編集長である座間宮ガレイさんは、記者に公開されていた、鎌田慧さんなど脱原発運動に力を尽くしてきた著名人らによって書かれた、宇都宮健児候補に対して一本化を要求する文書をツイキャスを通して生中継で読み上げた。

細川候補を確実に勝たせたいという想いから書かれた文書の内容は「綺麗」ではあるが、選挙に関しては全くの素人によって書かれたもので、宇都宮陣営に対する「言葉の暴力」ですらあり、脱原発のムーブメントを盛り下げるものだと座間宮氏は表現し、厳しく批判した。

一本化は、公示日前に民主的なプロセスを踏んでなされなければならないことであり、公示日を過ぎた現時点では一本化は不可能。選挙戦も終盤のこの時期にまだこのようなことが行われているのは茶番だと、座間宮氏は怒りを露にした。

本来効果的な一本化とは、選挙戦が始まる前に、候補者同士が類似した政策を擦り合わせ、両候補が納得した上でのみ行われるプロセス。両候補は彼らのバックにいる支持者の民意を繁栄できる場合のみ一本化をするのが妥当。つまり、両候補の後ろにいる支持者達が手を携えあい、結束を深め強められるやり方でなければ、一本化は両方の勢力を削ぎ落とす結果となってしまう。

脱原発のムーブメントをより洗練し大きく広げてゆきたいのなら、口先だけではなくて、実際に細川氏や宇都宮氏の勝手連事務所や選挙事務所に足を運ぶこと。できるならば両方の陣営の人々と話をしてかけ橋となり、地道にしかし堅実によい空気を耕し、結束を強めることが脱原発のムーブメントを強く育てるために大切だと座間宮氏は言う。

座間宮氏は、2月1日代々木公園で行われた「せんきょキャンプ」にて、細川氏が三宅洋平氏と対談した後のタイミングで細川氏とも直接会って話をしており、座間宮氏が自身の進めているプロジェクトの「がんばれよ オマエモナ」バナーを細川氏に見せ、「お互いエールを送り合うのはどうか?」という提案をすると、一本化しない前提で、お互いエールを送り合うことは好ましいというのが細川氏の見解だった。座間宮氏がそれを宇都宮氏に伝えると、エールを送り合うことについての反応は肯定的なものだったという。

2月1日に筆者が座間宮氏と「せんきょキャンプ」の会場で話をした際には、座間宮氏は、細川氏が宇都宮陣営と「エールを送り合う」ことは好ましいと述べたことに関して、「このままじゃ(舛添さんに)勝てないという危機感があるんだろう」と感想を述べた。

お前もがんばれよ

座間宮さんは明日、2月4日、19時より細川護煕勝手連事務所にて「ネット選挙レク」を行う。(中止の可能性もあり。詳細は現在調整中のようです)

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細川護煕勝手連: http://katterentokyo.wordpress.com/2014/01/16/contactus/

ひっくり返しましょうぞ!100万人無料メルマガプロジェクト: http://senkyo.blog.jp/

ツイキャスアーカイブ: http://twitcasting.tv/zamamiyagarei/movie/37056025

January 31, 2014

【細川氏・小泉氏:街宣】東京都から始める原発ゼロをこれからの日本の発展の軸に、世界にとってのインスピレーションに

2014/2/1

今のところ舛添氏が「優勢」と分析されている都知事選は折り返し地点。1月31日、新橋SL広場で細川護煕候補が街頭演説を、小泉純一郎元首相が応援演説を行い、SL広場は彼らの演説に耳を傾ける聴衆で溢れた。原発事故以降原発ゼロを唱えてきた文化人も応援に駆けつけ、昨日は瀬戸内寂聴さんが、今日は菅原文太さんが姿を見せた。

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細川氏・小泉氏の街宣@新橋SL広場。2014/1/31

細川氏、小泉氏の演説には、脱原発にかける想いや自然と共生することのできる社会構築を都政から始める、という明確な方向性やビジョンが太く一本通っている。そのビジョンは、経済最優先のアメリカや中国と比べて環境問題や人権問題に対してより高い意識を持ちながら高い生活水準を保ち、福島原発事故を受けて自然エネルギーにシフトすることを決断したヨーロッパの先進国のビジョンとかぶっている。

細川氏は戦後に核の平和利用の名の元に使われ始めた原発について、原発は今世界で一番古い産業だと言われており、リスクもコストも高く最終処理の方法も無い、時代遅れの代物だと述べ、311 後にエネルギーシフトに取り組み実際に成長しているヨーロッパの国々のことを例にあげ、脱原発とは絵空事でも夢でもなく、既にモデルケースが存在するという事実を語った。

小泉氏は、都政にいろいろと問題はあるが、誰がやっても大差ないでしょう、しかし唯一大きく変わるのが原発問題である、と原発があたかも問題にされるべきでないことのように提唱したがる勢力に対して釘を刺す形で応援演説を始めた。

現在の日本において、命に関わる原発問題は最重要事項であり、東京都が脱原発に舵をきることは当然重大な意味を持つ、と東京都から原発ゼロの流れをつくることの重要性を語った。

小泉氏は日本の経済界の「いますぐゼロは無理」という態度に対して、「今もうゼロじゃないか!」と現在54基全ての原発が止まっている、実質原発ゼロ状況で電気がまかなえている現状を改めて明言。日本の足を引っ張っているのは原発であり原発ゼロの方が日本は発展する、と首相時代に原発推進していたことの責任も認めた上で、政治が一刻も早く原発ゼロを軸とした新しい発展の方向へと舵を切ることの重要性を訴えた。

細川氏と小泉氏、両氏の年齢を合わせると148歳。細川氏は、政治の世界から身を引いて静かに本を読んだり、轆轤を回したり、絵を描いたりして過ごしていたが、どうも世の中の様子がおかしいので立ち上がることを決意したのだと語った。自身の高齢に関して、世の中の不条理に対して戦うことや理想を追うことができなかったときに人は老いる、と詩人の言葉を引用した。小泉氏も、年寄りは引っ込んでいようと思っていたけれど、止むに止まれる気持ちで出てきた。70過ぎたけれど、まだ話ができる。細川さんと街宣をしていると段々若返ってくる。やるべきことが見つかった以上立ち上がらなければいけない。まだ生まれていない命の為にも原発ゼロにしなければいけない、と自身の決意の堅さを見せた。

オリンピックについて細川氏は、今の時期にオリンピックをやること自体気が進まなかったが、やることが決まったからにはそれを目標とする。持続可能なオリンピック、原発を使わないオリンピックを実現する。オリンピックは平和の祭典なので、東北とその恩恵を分かち合い、自然エネルギーでオリンピックを行い、世界にとってのインスピレーションとしたいと語った。

それ以外にも、東北での津波対策として、高くて14メートルにも達するコンクリートで海岸線を埋め尽くして景観や生態系を破壊するよりも、前回の津波で流されなかった、根を深く張る東北土着の樹木を海岸線に植えて、緑の堤防をつくりたいと語った。

政治から身を引いてひっそりと芸術を楽しみながら暮らしていた細川氏の言葉からは、日本の自然や、日本という国に対する愛情、詩的な世界観も感じられ、街頭演説としては異色なところもある。小泉氏も自然と共に生きることのできる国にしたいと明言しており、国を会社と勘違いしている政治家の語り方とは根本的に異なるタイプの演説となっている。文化人からは、瀬戸内寂聴さん、吉永小百合さん、菅原文太さん、ドナルドキーンさん、湯川れい子さん、なかにし礼さん、坂茂さん、加藤タキさん、仲畑貴志さんなどが細川氏の指示を表明している。

原発ゼロが元首相たちの口から語られたことの意味は、物質的豊かさや、数字にして見える経済にばかりに傾倒し、同じ社会に生きる人々が立場を越え一体感を持って原発事故と真っ直ぐに向き合い政治を動かすことができなかった、夢やビジョンが決定的に欠落していた日本という国において非常に大きいだろう。

両氏の語った言葉と全く同じことを原発事故直後、もしくはチェルノブイリの頃から、もしくは核の平和利用や核実験が行われ始めた頃から、核に対するノーを地道に唱え続けてきた名も無き無数の市民達がいることも同時に世間に認知されるべきなのではないだろうか。

何はともあれ、名も無き市民活動家達の声と元首相2人の主張が共鳴し始めたのはとても興味深い動きだ。

そして宇都宮健児氏も脱原発候補としては堅く、サラ金やオウム真理教を相手に戦ってきた弁護士としての実績から見ても信頼のおける人物であり、市民とより直接的に太いパイプで繋がっており、市民の目線を持った人物だと言えるだろう。同日宇都宮氏は官邸前にて「福島の避難者、被災者を変わらず放置している。人間のやることではない」と原発再稼働や輸出に対して、反対デモ参加者と共に抗議をした。

脱原発候補の一本化が適わなかった為、脱原発派としてはどちらに一票投じるか決断の難しい選挙。脱原発派は、分断させられて脱原発同士で争うよりも、いかに舛添氏の票を切り崩し、いかに無党派層に働きかけ、いかに投票率を上げるか、そして最終的にどのように細川氏、もしくは宇都宮氏を勝たせるかに意識を合わせてゆくほうが懸命であるかもしれない。

同日上野で行われた舛添氏の街頭演説に集まった聴衆の大きさは、選挙カーの周りに集まった「人だかり」程度のもので、細川氏と小泉氏の集めた聴衆の数は遥かに舛添氏のそれを上回った。演説も終始時間を気にしながらそそくさとしていて熱が無い。基本的に現状維持することが目的での出馬であり、原発問題と向き合う姿勢はゼロ。オリンピックなどの「争点」に関しては一通り話をするものの、ビジョンや説得力に欠けるものだった。

January 26, 2014

【特定秘密保護法反対デモ】火炎瓶テツと仲間たち:老若男女が通常国会開会日にフリースタイルで自由の無い国反対

2014/1/26

1月24日、通常国会開会日に、昨年12月6日に強行採決された特定秘密保護法の廃止を求めるデモが同時多発的に全国数カ所で起こり、第186回通常国会は約3000人の特定秘密保護法の廃案を求める市民のヒューマンチェーンに包囲されながら開会した。

イラク戦争がきっかけで街頭でスピーチを始めるようになり、原発やTPPや秘密保護法に対しても反対デモを行っている「火炎瓶テツと仲間たち」も同日夕方から衆議院議員会館前でデモを行った。

まだ選挙権の無い10代の若者達、ミュージシャン、プラカードを持ったおじさんおばさん、仕事帰りの紳士淑女やオヤジ達や子連れの母親など、デモには年代や性別や立場に関係なく様々な人々が訪れ、特定秘密保護法に限らず、関連した問題やそれに関する見解など様々な事柄について自由に言葉を発した。

10代が企画運営するU-20(アンダー・トゥエンティー)デモ実行委員会からも女の子が駆けつけ登壇し、自分たちには選挙権が無いからデモによって声を上げ、自分たちの声を有権者である大人達や国に聞いてもらうのだ、と衆議院議員会館前、冬の夜空の下話した。U-20デモには10代ではない人の参加も可。(U-20は代々木公園のケヤキ並木出発のデモを本日(1/26)13:30から行った)

彼女のスピーチ後に「若いのに大したもんだ」と44歳で長身のテツ氏が言うと笑いが起き、笑顔と和やかなムードが広がった。火炎瓶テツ氏のデモにおいてのメリハリのある柔軟なMCさばきには柔らかさやエンターテイメント性もある。デモのテーマが人権、命、自由や人間の尊厳に関わることであるという性質上、国政や世の中の様々な矛盾、無知、悪政、悪法などに対する怒りや悲しみというものを避けては通れないが、それだけではなく知的さやユーモア、人間らしさや温かさ、勇気や深みのある知識、リアリティーと向き合う真剣さや自由の片鱗のような感覚もデモ集会の空気の中にある。

この夜、最後に演説をしたのは子連れの2人の母親。「母親でーーーーーーす!ここに来ている子供達は、大人は子供を守ってくれると信頼しています!」と勢いよくスピーチを始めた。大人は本当に大切なものは何かわかっている。戦争も原発も秘密保護法もいらない。子供を守れ!と母親の立場から力強く堂々と訴えた。

日本は民主主義国家で主権は国民にある。表現の自由や言論の自由や知る権利は憲法によって保障されていて、情報は民主主義の血流でもある。充分な情報無しに物事を考え判断するということは不可能だからだ。情報はオープンであればあるほど民主主義は健康的に運営されることができる。

憲法で保障された国民の権利を侵害する恐れが大きく、歴史から学べば戦争の為の準備として解釈されても仕方のないような悪法である特定秘密保護法を廃案にできるかできないかは、この先日本がどんな国になってゆくかを決定してゆく上で重大な項目の1つ。

ずらりと重要かつわかりやすいイシューが並ぶ2014年の日本、これを期に(架空の)永田町立小学校に自主入学し、政治を自分のこととして捉え、考え、人々と話し合い、無理しすぎずに自分にできることをやり、日本の未来を描くために参画する人々が増えれば素晴らしい。まだ直接的に政治力を持たない子供達の未来を、原発や戦争や悪法から守ることができるのは当然大人達だ。今の日本や世界の状況やある種の常識というのは、決して当然でも偶然の産物でもなく、人間が集合的につくってきたものだ。1人1人が社会をつくっているので、1人1人が政治を諦めずにポジティブに変わってゆけば、おのずと社会の空気も変わってゆく。

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以下で当日約2時間の間に聞いた人々の声や語られた事柄を端的にいくつか紹介します。

  • トルコと原子力協定を結び、トルコにも反対運動があるにも関わらず「世界一安全な原発」を売りつけるのは日本人として心が痛む。
  • 安倍総理の兄は三菱で原発のセールスマンをしている。わかりやす!
  • イラク・アフガニスタン戦争を真っ先に支援したのは小泉首相だったことを私は忘れていない。今脱原発を叫んでいるが、戦争を真っ先に指示するような人物を今更自分は信用できない。
  • ものを考えよう。歴史を学ぼう。海外の人の命の方が日本人やアメリカ人やヨーロッパ人の命よりも価値が低いわけがない。世界中で誰も殺されない世界をつくりたい。
  • The Coveというドキュメンタリー映画を観てイルカ漁について知った。(鯨漁とはまた違って)日本の文化でも何でもないイルカ漁はやめるべき。日本では年間数千頭のイルカを食用として殺していて、牛肉と偽って売られているケースもある。
  • 子宮頸癌ワクチンを考えるオヤジの会の発足。
  • 自分で考える。民主主義を取り戻すための選挙。勇気を出して声をあげることのできる人を増やす。
  • 原発と戦争を選挙で止めよう!有権者よ国民が立ち上がるとき。
  • 標的の村という沖縄についての映画を観て、オスプレイ反対の運動をしていた7歳の女の子が国に訴えられるということが起こったことを知った。その女の子は、お父さんとお母さんは仕事があるのに私のためにオスプレイ反対運動をしている。疲れちゃうから私が代わってあげる、と言った。自分は今まで沖縄について無知だったけれど、もっともっと勉強したい。
  • 福島県郡山市で高校生が急性白血病になった。原発事故との因果関係はわからないが、根元復興大臣、福島出身者として何か言うことはないのか。
January 14, 2014

【最先端のネット選挙】効果を追求するネット選挙運動に必要なもの

2014/1/15

ネット選挙:インターネットを利用した選挙運動。

前回の参院選から、ネット選挙が解禁となり、誰でもネット選挙運動員となることができるようになった。インターネットの特性上、世界中どこにいても候補者を応援したり、離れた場所にいる仲間と連携して動いて選挙に関わることができる。例えばカリフォルニアにいながら、この先の米軍基地問題を大きく左右する沖縄の名護市長選挙(1月19日投票)を盛り上げたり、関心や投票率が上がるように働きかけたりすることができる。選挙区外にいる人が応援できる、もしくは選挙区の人達が外から応援されることができるので、ポジティブなネットワーク、人間関係や空気ができる。

人々はまずインターネットを介して繋がり、トップダウンの組織ではなくフラットなネットワークを構築し、ざっくりとしたゴールや目的や意識を共有する。そしてネットワーク(つまり人の繋がり)は、それを構成している人々が効果的に連携しながら動くことができれば、選挙で勝つために多大な力を発揮することができる。

では、ただ単に繋がっているだけでない、力のあるネットワーク、もしくはチームをつくるには何が必要なのか?

細やかなコミュニケーション(意思の疎通)、お互いをケアする気遣い、信頼関係、ネットワーク内のモチベーションを高く保つこと、選挙期間中状況に素早く細やかに反応し対応する能力、その動きをネットワークの外にいる人々に向けて細やかに伝わる方法で発信(プレゼン)し、具体的に変化している、興味深く細かい動きをスピーディーにしていることを見せること、クリエイティブなコンテンツをつくり、効果的な戦略、良い印象を与えるポジティブな発信をすることなどで、効果的にネット選挙を戦うことができる。

ネットワークと組織の違いは多くある。組織は基本的にトップダウンで指示が出され、動きが遅いことが多く、どんな動きをするのかある程度予測がつく。ネットワークは自発的な人々の繋がり、パイプ、意思の疎通なので、組織と比べてコミュニケーションがフラットで自由で柔軟。様々な人々がネットワークを構成している為、その分視点も多く広がりがある。どんな動きがあるか予測するのが難しい。特にスピード感、速さは大きな武器となる。

自発的で自由な個で構成されるネットワークが効果的に機能する為には、個人が目的はなんであるかを理解し、効果を求めて行動する必要がある。

勝つために必要なタスクを消化するシステム、人手、手法、時間、発想などが必要となる。

スポーツと同じで、後手後手になるチームは弱い。常に後手後手にならないように考え、判断し、行動する。後手に回らない為には、絶対に追い込まれないようにする、そしてそれに必要なのは入念な準備や練習や試行錯誤や情報収集。時間があればあるほど良い準備ができる。逆に言えば、計画性無しでネット選挙に挑んでも、時間無くなって何もできずに終わってしまう可能性もある。公示日にバタバタしないのがベスト。限られた時間をどのように使うのか、なにをやってなにをやらないか、それをうまく判断できる人間が多いほど良い。

人手に関しても、早めに集めておいた方がいい。それは情報を共有したり、教育するためには必ず時間がかかるからだ。人が足りなくなってから人を探すのでは遅い。

選挙は短期決戦の為、選挙が始まったら持論や議論はあまり必要ない。それは選挙期間でないときにやれば良いからだ。選挙に勝つためにはシビアに効果を求めて行動する方が得策。

絶対にしてはならないのが、味方を減らすコミュニケーションや情報の発信やメッセージ。

国をつくるのは政治であり、政治を決めるのは選挙。国を変えるという目的を果たすためには選挙には勝たなければいけない。そして選挙に勝つには票(つまり多くの人々の支持)仲間や友達が必要となる。まだ仲間でない人々の賛同を得る必要がある。

思想やイデオロギーや理想も大切だが、選挙に勝つために最も大切なのは効果的であるかどうか。良い形で妥協できるかどうか。生理的に嫌がられない、排他的でない、固くない、良い印象を与えるオープンなスタンスでコミュニケーションができるか。誰とでも友達になれるようなオープンさ、どんな人の話でも落ち着いて聞ける器の大きさ、そういった懐の深さや姿勢は、場合によっては意見を主張する能力よりも有効になりうる。結局のところ、相手の話を聞けない人間には(合意形成型の)民主主義を実行することはできない。分断状態、対立状態を深刻化させるのが政治の役割ではない。

もしもネット選挙で仲間が違う候補者を応援するということになっても、それはかまわない。様々な意見があり、色んな種類の人間がいるのが多様性があるということ。信頼できる仲間が違う候補者を応援したとしても、その経験や繋がりは後々生きることになる。繋がり続け、コミュニケーションができる状態を保つことが大切。分断してはいけない。

シビアに現実を見ることで、勝つ為に考え行動することで、様々なことが具体的に始まる。

※参照【最先端のネット選挙】「なぜ、あの選対はスピードがないのか」

January 12, 2014

座間宮ガレイさんから:世界中にいるネット選挙運動員へのアドバイス

2014/1/13

インターネット上での選挙運動、「ネット選挙」が前回の参院選から解禁となった。インターネットで選挙運動をするということの本質とは何なのか?実際に何ができるのか?どうやったら効果的に「ネット選挙運動」ができるのか?

ネット選挙の有効性に気づいた人は、辺野古の米軍基地の移設が焦点となっている1月19日の名護市長選挙や、2月9日の東京都知事選においてどうインターネットを活用しようか考えているのではないだろうか。

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1.19名護市長選挙プロジェクトで現在名護市入りしている座間宮ガレイさんが、1月5日に東京都内で「勝ちに行くネット選挙の戦い方」という題で、ネット選挙のコンセプトや具体的な戦術をレクチャーした。

座間宮さんは去年の参院選でインターネットを効果的に利用し、山本太郎参議院議員の当選に大きく貢献し、現在「ひっくり返しましょうぞ!100万人無料メルマガプロジェクト」をスピーディーにちゃくちゃくと進め耕している。

以下は抜粋したレクチャーの内容。

【ネット選挙運動員としてできること】

今まで選挙運動と言えば、コアは選対本部、ボランティア、勝手連だったけれど、今はネットを使えば世界中の人がネットワークコア、ネット選挙運動員、つまり当事者になることができる。

ネット選挙運動員は、世界中どこにいても

1.投票を促すこと

2.寄付すること

3.戦術を考え、提案すること

4.仲間を鼓舞すること

などができる。

社会問題や日本の政治を自分のこととして捉えるセンスを持った有意識者達が自発的に、自由な形でクリエイティブにネット選挙運動に関わり、当事者が増えることで、民主主義には良い影響がもたらされる。ネットをとっかかりにオンライン、オフライン両方で市民のネットワークがつくられてゆき、細分化されコミュニティーを失った社会に再び血の通ったネットワークやコミュニティーを創出する機会ともなり、創出されたネットワークは様々な形で今後生きてくる可能性がある。当事者の数を増やすことは非常に大切になる。

【ネット選挙運動員のウォーミングアップ】

スポーツの試合の前にウォーミングアップをするように、ネット選挙の前にもウォーミングアップが大切。 ネットの使い方に慣れたり、どのようなコンテンツが効果的なのか、どこで発信するのかなどを心得ておくと良い。

「動画よりも画像のが軽くて速い」

座間宮さんは、ネット選挙においては動画よりも画像の方が有効だと言う。動画は重くて長い。だけど画像は軽くて速い。つまり情報の伝達速度や見る側にかかる負担に違いがある。画像の方が短時間で情報や印象を伝えるのに適している為、座間宮さんは「徹底的に画像で勝負」すると言う。

例えば、座間宮さんは参院選中に、山本太郎さんの街頭演説にたくさんの人だかりができている写真や、山本さんが赤ちゃんと握手している写真をネットに投稿した。「たくさんの人」がいて「山本太郎さんが小さく映ってる」写真。国民主権の象徴のようだと感じる人もいれば、こんなに人がいるなら行ってみたいと思う人もいる。こいつは憎めない!という写真も有効。そういった効果的な写真を撮り、ネット選挙で使う。「行列を作って行列に並ばせる」心理戦でもある。

「Yahoo!とGoogleのちょっとした違いを知る」

検索エンジン別のちょっとした違いも知っておくといい。例えば「宇都宮けんじ」と検索したとき、届けたいコンテンツが上位に出れば出る程そのコンテンツはオーディエンスに届く可能性が上がるからだ。

Yahoo!の場合、NAVERまとめとYahoo!知恵袋が優遇され、画面の上位に表示される。Google検索だとYouTubeが優遇され、クリックされる可能性が高い。

「ツイキャスとYouTubeの違い」

山本太郎さんや三宅洋平さんの選挙チームは、誰でも簡単に生中継ができるツイキャスやYouTubeを有効に利用した。この2つのツールの違いも心得ておくと良い。

ツイキャスのおもしろいところはなんといっても「生中継」ができるということ。朝から晩までツイキャスを回し続けて選挙の現場を可視化したり、公安対策にも使われた。主にツイッターやフェイスブックから、「既に繋がっている人達」にリーチして呼び込むことができる。逆に言えば、新しい繋がりをつくるのにはそれほど向いていないことと、どうしても長くなってしまうというデメリットがある。

お馴染みのYouTubeは、タイトルをつけたり、タグやキーワードをつけて、検索に引っ掛けることができる。つまり「友達以外の人達」や新しいオーディエンスにコンテンツを届けることができ、コツがわかればコンパクトで効果的なコンテンツをつくることができる。

このあたりを考えてコンテンツをつくり発信すると良いだろう。

【結果ではなく過程、伝え方を工夫し大切にする】

熱×インターネット=投票行動

座間宮さんは「ネット選挙で集票しようという安易な発想を捨てる」ことが大切だと言う。ポジティブかつシビアな姿勢が大切。勝つためには単にシェアしたりリツイートするだけでは足りないし、コンテンツの内容ももちろん大切となる。

「投票」や「当選」という結果だけではなく「どうしたら投票に行ってくれるだろうか」という過程を大切にしなければいけない。ビジネスの上手い人は日常的にやっていることかもしれないが、これはネット選挙でも同じ。特定の候補者を応援したり、投票や選挙運動を促すときも伝え方が大切になる。

例えば「醤油を買ってくれ!」とストレートに言うのではなく、醤油をぺろりと舐めて「この醤油すごくおいしい!お刺身と合うかも!」と言ってみせたりする工夫が必要。「うまいうまい!」という人が増えれば、勝手に醤油は売れる。「選挙楽しい!おもしろい!あつい!」という人が増えれば、自然と投票率も上がり、当事者も増えてゆく。

効果を追求するならば、「なぜこんな大切なことに対してみんな無関心なんだ!」と怒ったり嘆いたり悲しくなったりするよりも、楽しくクリエイティブに、「投票したい!」「私も(ネット)選挙運動したい!」という気持ちをどうつくりだすかにエネルギーを使う方が得策。相手を批判するのはほとんどの場合は逆効果。

【誹謗中傷・デマ対策】

何か事件が起きたときの対応としては、1つずつツイートを返したりすることもできるが、コンテンツを作製して対応するという方法もある。そして選挙期間は短く短期決戦なので、とにかくスピーディーな対応が求められる。できるならもうコンテンツを作っておくくらいでも良い。そしてそのコンテンツをリツイート、シェアすれば良い。

【速さ】

そしてネット選挙において大事なのは速さ。スピーディーなコンテンツの立ち上げや発信。スピーディーなミスへの対応。行動は速ければ速いほど自分の状況は有利になり、相手は後手後手になる。小さなミスや問題には早く対応できればできるほどそれによる被害は最小限に押さえることができる。なにか良いこと、良い功績があったらそれを細やかに発信し、変化や動きを可視化して、オーディエンスにそれを追体験してもらうこともできる。

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下のビデオでネット選挙レクを見ることができる。

December 19, 2013

三宅洋平 × 山本太郎:『大デモ』そして『ザ・パーティー』表現者達の決意

2013/12/19

特定秘密保護法案が成立した翌日、12月7日に渋谷で三宅洋平さんが発案者の『大デモ』が行われた。

選挙や選挙演説の固いイメージを一蹴した三宅さんが発案者である『大デモ』の目的の1つは、日本においてのデモの固く殺伐として近寄り難い、若者ウケしないイメージを変えることだった。「数は力」なので、より参加しやすいデモカルチャーを創出する必要があった。

『大デモ』に参加した人、街で見かけた人、記事で読んだ人、ツイッターやフェイスブックで見た人はどんな印象を受けただろうか?

当日の参加者は特定秘密保護法案に対する「ノー」や脱原発を叫び続けるために来たバリバリの市民活動家から子供連れの家族、若者、ダンサー、ミュージシャン、様々なコスチュームを着た人々やプラカードを持った人々がカラフルで笑顔や表現の溢れる和やかで自由でパレードのような平和のデモ行進をし、サウンドカーはセンスのいい音楽を流し、参加者が行進しながら踊る姿も見られた。「飛び入りOK」のプラカードを見て『大デモ』のことを事前に知らなかった人がデモ行進に途中参加し、スタート時点では3000人程だった参加者は、5500人程に膨れ上がった。

アースガーデン主催のマルシェが広がる代々木公園の集会場所では、安倍芳裕さん、山田正彦さん、座間宮ガレイさん、孫崎享さん、K-DUB SHINEさん、難波章浩さん、そして三宅洋平と山本太郎さんがそれぞれ集まった人々に向かって、秋晴れの空の下話をし人々は熱心に耳を傾けた。

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そして大デモの後、渋谷のclub axxcisで行われたアフターパーティー、『ザ・パーティー』も凄まじい盛り上がりを見せた。演説やトークショーでは「好青年」という感じの印象を与える三宅洋平さんだが、本業のバンドマン三宅洋平となるとまた目の色や迫力が変わってくる。

「山本太郎に指一本触れたら、俺たちが許さねーぞっていう迫力を出してこうな。紹介します!山本太郎!」

『ザ・パーティー』のステージ上に三宅さんは山本太郎参議院議員を呼ぶ時にこう言った。12月の衆議院選挙の頃から続いている山本さんと三宅さんの絆の強さが伺える。

ステージに現れた山本さんは「政治家らしくしろってよく言われます。政治家らしくしろって。くそくらえだー!政治家らしくするってことが、空気を読むってことばらば、政治家なんかくそくらえだー!」と選挙中と変わらぬブレない態度で、盛り上がる聴衆と熱気でいっぱいになったライブハウスで叫んだ。そして山本さんは前夜に成立した特定秘密保護法案について語った。

「昨日ね、最悪の法律が通ったけど、これ絶対に止められる。どうしてかって言うと、ここまで人間を馬鹿にした、こんな法律が通るなんてあり得ない。そうですよね?この中に自民党に投票した人いますか?これが民意ですよ。これがみんなの声ですよ。これが聞こえないなら、政治家なんてやめてしまえー!今日のこの夜を最高のグルーヴにしているのは、この自由な表現者達の存在ですよね。そしてこのフロアで踊っている自由な表現者達の存在ですよね。その表現の自由を奪わすような法案、法律、潰す以外ないでしょ。とにかく僕たちは今試されている。国が言えば、お上が言えば、全て言う通りにするだろう。1年経って、2年経って、3年経てば、すぐに忘れるような馬鹿だって、あいつらは思ってる。でも違う。今回のこの件に関しては絶対にけじめとってやりましょうね。…絶対にひっくり返してやるぞ!絶対に忘れないでよ!山本太郎が倒されても三宅洋平がいる。三宅洋平の次に立ち上がるのは誰や!全員で立ち上がろう!…国会の中にいる奴らが1番心配しているのは、自分がこのままずっと政治家を続けられるかっていう心配だけ。自分の党がどれだけ大きくなれるかってことだけ。『だったら俺たちの声を聞けよ』そのことを教えてやろう!」

山本さんの真っ直ぐな訴えに人々は沸き、歓声と熱のこもったフィードバックがライブハウス内を渦巻いた。

山本さんがステージを去った後に、三宅さんはバンドの演奏をバックに語り始めた。

「俺たちがこうやって踏み出してゆくことによって世の中のいろんなリアリティーが俺たちのものになってゆく。今日だって太郎君はここへ来る為に警察の警護を申し出られてる。だけど今日は申し訳ないけど出番が遅くなってしまうってことで、警察にも先に帰ってもらったよ。じゃあ太郎君守るのは誰なんだ?太郎はこう言った。『今日はみんながおるから大丈夫やろ』これが今の日本の政治のリアリティーなんだよ。今この国で自由にものを言おうとすると命を懸けなきゃいけないんだ。1人でも多くが一刻も早く立ち上がることが、俺たちの孤独を癒してくれる最大の勇気なんだ。だから立候補しろとばかりは言わないよ。ただ自分の中のマラドーナ、自分の中のチェ・ゲバラ、自分の中のジェームズ・ブラウン、マイケル・ジャクソン、ボブ・マーリー、どこにいるの?探して!探して!探してよ!ヤーマン!それは何も特別なことじゃないんだ。日々俺たちは1日1日営みを繰り返している。営みの中にハートが入って行けばそれは自然と世の中を良くしてゆくことに繋がるんだよ。デモって何の為にやるんだろう?世の中を変える為にやるのかな?違うよ。俺が変わるためにやったんだよ今回は!同じでしょ!同じでしょ!世界を変えるなんてたいそうなことは言えないよ。日々俺の怠け心にパンチ入れるんだよ。もっとやれ!もっとやれ!三宅洋平もっとやれって!俺を一番応援してんのは俺自身なんだ。その為に今日デモをやる必要があったんだよ。俺は俺の心に火をつけ続けたいんだよ。そこでみんなの顔を見る、もっと火がつくね、勇気が湧くね。そこにはサスティンナブルなエネルギーが流れてるんだよ!これが循環型の社会!人間イズ最大のフリーエネルギー!…ボブ・マーリーはルード・ボーイの代表だったよね。ルードボーイってなんだい?マフィアでもない、軍隊でもない、ポリスでもなければ政治家でもない。街にいる普通のお兄さん達の正義が一番正しいんだよ!ゲットアップ!スタンドアップ!立ち上がれ街のお兄さん!ゲットアップ!スタンドアップ!立ち上がれ街のお姉さん!」

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三宅洋平さんや山本太郎さんの周りでは、冷めた空気を吹き飛ばすエネルギーが渦巻き、心に火のついた人々の目つきは変わり始めている。

今日の夜19時からは、今年最後の日本アーティスト有意識者会議NAUが開催される。一般の人々も番組観覧可能。出演者は三宅洋平、DELI、椎名純平、斉藤まさし、座間宮ガレイ、岡本俊浩で、Anta MEDIAによる生中継も行われる。

大デモホームページ:http://bigdemo.jp/

大デモに関する記事:http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/07/big-demo_n_4405941.html#slide=3197541(ハフィントンポスト)

http://blogos.com/article/75423/(BLOGOS)