座間宮ガレイさんから:世界中にいるネット選挙運動員へのアドバイス

2014/1/13

インターネット上での選挙運動、「ネット選挙」が前回の参院選から解禁となった。インターネットで選挙運動をするということの本質とは何なのか?実際に何ができるのか?どうやったら効果的に「ネット選挙運動」ができるのか?

ネット選挙の有効性に気づいた人は、辺野古の米軍基地の移設が焦点となっている1月19日の名護市長選挙や、2月9日の東京都知事選においてどうインターネットを活用しようか考えているのではないだろうか。

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1.19名護市長選挙プロジェクトで現在名護市入りしている座間宮ガレイさんが、1月5日に東京都内で「勝ちに行くネット選挙の戦い方」という題で、ネット選挙のコンセプトや具体的な戦術をレクチャーした。

座間宮さんは去年の参院選でインターネットを効果的に利用し、山本太郎参議院議員の当選に大きく貢献し、現在「ひっくり返しましょうぞ!100万人無料メルマガプロジェクト」をスピーディーにちゃくちゃくと進め耕している。

以下は抜粋したレクチャーの内容。

【ネット選挙運動員としてできること】

今まで選挙運動と言えば、コアは選対本部、ボランティア、勝手連だったけれど、今はネットを使えば世界中の人がネットワークコア、ネット選挙運動員、つまり当事者になることができる。

ネット選挙運動員は、世界中どこにいても

1.投票を促すこと

2.寄付すること

3.戦術を考え、提案すること

4.仲間を鼓舞すること

などができる。

社会問題や日本の政治を自分のこととして捉えるセンスを持った有意識者達が自発的に、自由な形でクリエイティブにネット選挙運動に関わり、当事者が増えることで、民主主義には良い影響がもたらされる。ネットをとっかかりにオンライン、オフライン両方で市民のネットワークがつくられてゆき、細分化されコミュニティーを失った社会に再び血の通ったネットワークやコミュニティーを創出する機会ともなり、創出されたネットワークは様々な形で今後生きてくる可能性がある。当事者の数を増やすことは非常に大切になる。

【ネット選挙運動員のウォーミングアップ】

スポーツの試合の前にウォーミングアップをするように、ネット選挙の前にもウォーミングアップが大切。 ネットの使い方に慣れたり、どのようなコンテンツが効果的なのか、どこで発信するのかなどを心得ておくと良い。

「動画よりも画像のが軽くて速い」

座間宮さんは、ネット選挙においては動画よりも画像の方が有効だと言う。動画は重くて長い。だけど画像は軽くて速い。つまり情報の伝達速度や見る側にかかる負担に違いがある。画像の方が短時間で情報や印象を伝えるのに適している為、座間宮さんは「徹底的に画像で勝負」すると言う。

例えば、座間宮さんは参院選中に、山本太郎さんの街頭演説にたくさんの人だかりができている写真や、山本さんが赤ちゃんと握手している写真をネットに投稿した。「たくさんの人」がいて「山本太郎さんが小さく映ってる」写真。国民主権の象徴のようだと感じる人もいれば、こんなに人がいるなら行ってみたいと思う人もいる。こいつは憎めない!という写真も有効。そういった効果的な写真を撮り、ネット選挙で使う。「行列を作って行列に並ばせる」心理戦でもある。

「Yahoo!とGoogleのちょっとした違いを知る」

検索エンジン別のちょっとした違いも知っておくといい。例えば「宇都宮けんじ」と検索したとき、届けたいコンテンツが上位に出れば出る程そのコンテンツはオーディエンスに届く可能性が上がるからだ。

Yahoo!の場合、NAVERまとめとYahoo!知恵袋が優遇され、画面の上位に表示される。Google検索だとYouTubeが優遇され、クリックされる可能性が高い。

「ツイキャスとYouTubeの違い」

山本太郎さんや三宅洋平さんの選挙チームは、誰でも簡単に生中継ができるツイキャスやYouTubeを有効に利用した。この2つのツールの違いも心得ておくと良い。

ツイキャスのおもしろいところはなんといっても「生中継」ができるということ。朝から晩までツイキャスを回し続けて選挙の現場を可視化したり、公安対策にも使われた。主にツイッターやフェイスブックから、「既に繋がっている人達」にリーチして呼び込むことができる。逆に言えば、新しい繋がりをつくるのにはそれほど向いていないことと、どうしても長くなってしまうというデメリットがある。

お馴染みのYouTubeは、タイトルをつけたり、タグやキーワードをつけて、検索に引っ掛けることができる。つまり「友達以外の人達」や新しいオーディエンスにコンテンツを届けることができ、コツがわかればコンパクトで効果的なコンテンツをつくることができる。

このあたりを考えてコンテンツをつくり発信すると良いだろう。

【結果ではなく過程、伝え方を工夫し大切にする】

熱×インターネット=投票行動

座間宮さんは「ネット選挙で集票しようという安易な発想を捨てる」ことが大切だと言う。ポジティブかつシビアな姿勢が大切。勝つためには単にシェアしたりリツイートするだけでは足りないし、コンテンツの内容ももちろん大切となる。

「投票」や「当選」という結果だけではなく「どうしたら投票に行ってくれるだろうか」という過程を大切にしなければいけない。ビジネスの上手い人は日常的にやっていることかもしれないが、これはネット選挙でも同じ。特定の候補者を応援したり、投票や選挙運動を促すときも伝え方が大切になる。

例えば「醤油を買ってくれ!」とストレートに言うのではなく、醤油をぺろりと舐めて「この醤油すごくおいしい!お刺身と合うかも!」と言ってみせたりする工夫が必要。「うまいうまい!」という人が増えれば、勝手に醤油は売れる。「選挙楽しい!おもしろい!あつい!」という人が増えれば、自然と投票率も上がり、当事者も増えてゆく。

効果を追求するならば、「なぜこんな大切なことに対してみんな無関心なんだ!」と怒ったり嘆いたり悲しくなったりするよりも、楽しくクリエイティブに、「投票したい!」「私も(ネット)選挙運動したい!」という気持ちをどうつくりだすかにエネルギーを使う方が得策。相手を批判するのはほとんどの場合は逆効果。

【誹謗中傷・デマ対策】

何か事件が起きたときの対応としては、1つずつツイートを返したりすることもできるが、コンテンツを作製して対応するという方法もある。そして選挙期間は短く短期決戦なので、とにかくスピーディーな対応が求められる。できるならもうコンテンツを作っておくくらいでも良い。そしてそのコンテンツをリツイート、シェアすれば良い。

【速さ】

そしてネット選挙において大事なのは速さ。スピーディーなコンテンツの立ち上げや発信。スピーディーなミスへの対応。行動は速ければ速いほど自分の状況は有利になり、相手は後手後手になる。小さなミスや問題には早く対応できればできるほどそれによる被害は最小限に押さえることができる。なにか良いこと、良い功績があったらそれを細やかに発信し、変化や動きを可視化して、オーディエンスにそれを追体験してもらうこともできる。

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下のビデオでネット選挙レクを見ることができる。

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