Archive for September, 2013

September 19, 2013

【チダイ&座間宮ガレイ】オフラインでも動くパワーブロガー達の秋の企画、「タブー解禁!秋の原発文化祭」

2013/9/20

大手メディアがスポンサー関係の事情や保守的な体質の為に、牙を抜かれ骨抜き状態になり、本来権力の暴走を監視する役割を担っているジャーナリズム機関でさえもが権力サイドに寄り添うように報道をしている日本のメディアの窮状は、原発事故後におそらくかなりはっきりと認識されるようになっただろう。

そんな腐敗したメディア環境の中で最も生き生きと、それぞれのクリエイティブな方法で自発的に信念を持って現実と向き合い、起きた出来事に対して反応し、情報発信者として、独自のレイヤーでマスメディアが本来果たすべき役割をマスメディアに代わって果たしているのはブロガー達かもしれない。そしてブロガー達の中でも鋭い感性や洞察力や一貫性をもって質の高い情報を発信し、オフラインでも活動し、その結果として情報受信者に影響を与えている「パワーブロガー」達がいる。

原発関連の情報発信に特化しているブロガーでは、日本が脱原発できない大きな要因の1つである日米原子力協定に着目した第一人者である座間宮ガレイさんと、チダイズム〜毎日セシウムを検査するブログ〜を書いている、食べる?の出版が間近のちだいさん、この2人の発想力、持久力、行動力には目覚ましいものがある。この2人は、原発問題に真剣に切り込み、前回の参院選でストレートな態度で脱原発を掲げ続け、無所属で当選した山本太郎さんの選挙戦にもブレーンとして精力的に関わり、山本さんの周りで選挙戦を盛り上げ、オンライン、オフラインの両側で士気を高めていた。

座間宮さんは、山本太郎さんと協力体制で選挙キャンペーンを行ったミュージシャンの三宅洋平さん企画の「選挙フェス」のステージにも実際に登壇して日米原子力協定についての演説を行った経験もある。

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7/20に渋谷で行われた選挙フェスで演説をする座間宮さん

この2人が共同で9月21日(土)にパワーブロガーちだい&座間宮ガレイの【タブー解禁!秋の原発文化祭】と称したイベントを13時から新宿のロフトプラスワンで行う。

企画内容は、ちだい企画「セシウムお化け屋敷!」、座間宮ガレイ企画「日米原子力協定お化け屋敷!」、ゆるゆる飲みイベント「原発フィーリングカップル(仮)」などで、料金は2000円。

原発事故や放射能汚染の捉え方や付き合い方は人それぞれ。しかし政治家がいくら嘘をつこうと、大手メディアが軽視しようと、原子力ムラが揉み消そうとしようと、放射能汚染が現在進行形で起こっているということは明らかなことであり、自国で原発事故を経験した日本人だけでなく、世界が放射能汚染と向き合わなければいけない時代。そういった意味では、ちだいさんや座間宮ガレイさんのような人達は、原発事故を節目に私たちが突入した新しい世界に敏感に反応し、迅速にやるべきことを考え、見つけ出し、行動し、最先端を突っ走っている存在と言っても過言ではないかもしれない。これから嫌でも付き合い続けなければいけない原発問題、この2人の筋の通った、知的、科学的、論理的、そして倫理的な原発事故や放射能汚染との向き合い方や、情報を受信するだけではなく、自分にできることを考え、自ら独立したメディアとなり情報を発信するという姿勢や考え方は、様々な情報発信や相互コミュニケーションのツールがある現在、多くの人が参考にできるものではないだろうか。

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渋谷の選挙フェスで演説をする座間宮ガレイさん

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(左)チダイさん(右)三宅洋平さん

柏の選挙フェスで登壇したチダイさん

柏の選挙フェスで登壇したチダイさん

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September 7, 2013

【三条楽音祭】色濃くおもしろくなる地方:行政とクリエイティブな市民の共同作業

2013/9/8 ー新潟県三条市

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先週末9月1日、新潟県三条市のヒメサユリ森林公園で、第5回三条楽音祭が行われた。三条楽音祭は、三条市の行政と地元のオーガナイザー(市民)達が合同で行っているユニークな野外音楽フェス。今年は参院選に立候補した三宅洋平さんのバンド(仮)Albatrusや、鎮座DOPENESS & DOPING BAND、内田コーヘイカルテッド、アコースティックス&ソウルギャングなどが出演。こだわりのある手作りの品物が並ぶ物販や飲食も充実し、県内外からやってきた約50店舗が会場で出店。そして入場料は無料。

三条楽音祭の実行委員長は新潟出身の顔の広い金子洋さん。金子さんは弟の剛さんが7年前に東京の吉祥寺から故郷である新潟へ逆移住したタイミングですぐさま「越後Jah推進委員会」を発足。弟の剛さんや仲間達が「越後Jah推進委員会」の実行委員となり、新潟で野外音楽フェス”ONE JAH”など、様々なイベントを始動する。約2週間後に迫っている2013年度のONE JAHは9月21、22日の2日間で、会場は彼らの聖地であるヒメサユリ森林公園。金子さんは三条楽音祭と比べてONE JAHは「もっと手作り」だと描写する。

金子兄弟

金子兄弟

彼らが市と合同で三条楽音祭やることになったきっかけは中越地震後に行ったチャリティーイベント。「越後Jah推進委員会」がチャリティーイベントで集めた募金を中越地震復興の為に寄付をしたのを知った三条市が「越後Jah推進委員会」に声を掛け、 地方豪族のような雰囲気を持った地元の音楽関係のオーガナイザー達と行政のコラボ企画作業が始まる。

行政と共同でイベントをやることで、市から予算が出たり、市から様々な物を借りれたり、公共施設が使えたり、学校などにフライヤーやポスターを貼ることができたりと、具体的なメリットは多い。そして市にも人々が集まれる場所と時間と生の文化に触れる機会が生まれる。普段あまり混じらないものが混ざり合い相互的に感化し合うことで、新しい発想や関心やコミュニケーションや活動が生まれ、地域で豊かな暮らしや特有な文化やシーンを共同で作る意識がさらに育ってゆく可能性も大いにある。

会場であるヒメサユリ森林公園は山間にあり、複数の原っぱが高低差をもちながら段々畑のようになっており、眺めが非常に良い。当日は一番上の原っぱに飲食関係、真ん中の原っぱにステージ、その下の原っぱに物販が設置された。

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当日は夕方まで雨が降ったり止んだりだったが、三条楽音祭は雨天決行。大人も子供も泥に汚れながらステージや積み上げられたアンプの山の前で音楽を体で感じ踊った。

今年のトリは(仮)Albatrusで、三宅洋平さんは、自分のやりたいと思っていたこと、自分の人生計画を横に置いて選挙に出て、世界平和や地球環境の為に自分を捧げているうちに、もしかしたらそれが自分のやりたいことだったのかもしれないと思い始めた、と選挙後の今の心境を話した。そして聴衆にも、これから国づくりをしていく上での「クリエイターであって下さい」と様々な方法やレベルで積極的に政治に参加してゆくことを呼びかけた。彼の姿勢は選挙中と全く変わらない。(仮)Albatrusのライブ中は、会場にいたほぼ全員がステージに集結して熱心に音楽とメッセージに耳を傾け、選挙フェス中と同じ一体感のある熱を伴った雰囲気があった。

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三条市の人口は10万7千人、新潟県のほぼ中央に位置し、町の面積は約430平方キロメートル。市長は國定勇人さん。國定さんは町を活性化する為に、三条市と同じ規模の人口10万人を有するドイツの町、エアランゲン在住のジャーナリスト高松平藏さんを招き、スマートウェルネス三条推進講演会「ドイツの地方都市はなぜ元気なのか」を開いたりと、健康的で文化的な地方のあり方を学び取り入れるために広い視野を持って市政に励んでいる。

日本には市が769、町が746、村が184、特別区が23、指定都市が20、合計1742の地方自治体がある。三条市のように、クリエイティブな市民と行政が関わり合えば、おのずと地方にも個性的で魅力的で濃い文化がどんどん育ち、今までと違った形の地方での暮らしや文化の形成が展開されてゆくかもしれない。