ネットからリアルへ 座間宮ガレイ流、ネット選挙の戦い方

7月11日ー東京

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ネット選挙が解禁になったこの参院選、皆さんはネット選挙をどう戦っているだろうか。昨日10日、渋谷のカフェで会議室をブッキングし、ブロガーの座間宮ガレイさんがネット選挙のレクチャーを行った。座間宮さんはツイッターのフォロワー数が約1万6千人、YouTubeのチャンネル登録者が1900人以上、そしてなんと言っても日本が脱原発できない大きな一因である日米原子力協定に光を当てた第一人者だ。

座間宮さんはこの参院選中はブロガーとしてネット選挙を全力で戦ってみるのは「おいしい」ということで、候補者達の中で唯一日米原子力協定について言及し、原発事故後ずっと市民運動をして全国を駆け回ってきた東京選挙区の山本太郎(38)さんと、ミュージシャンであり、「選挙フェス」という前例のない選挙戦を全国で展開している全国比例区の三宅洋平(34)さんの2人を参院選で勝たせる為に毎日知恵を絞り発信している。

ここでネット選挙レクで座間宮さんがあげたいくつかのポイントを紹介する。

(1)ストロングコンテンツ

ネット選挙では、ストロングコンテンツを作ることが大切となる。ストロングコンテンツは、短く、見た人に「自分が投票しなければいけない」と思わせ、「絶対に勝つ!」という感情を起こさせるようなものが理想的。個人個人が自分の強みや得意分野を把握した上でストロングコンテンツを作っていくことが大事だ。例えば、座間宮さんのストロングコンテンツはブログや日米原子力協定、山本太郎さんのストロングコンテンツは脱原発、TPP反対や市民運動、そして三宅洋平さんのストロングコンテンツは音楽や感性やカリスマ性。あなたのストロングコンテンツは何だろうか。まず自分のストロングコンテンツを把握し、それを応援している候補者への一票に繋げ、勝つために利用しよう。

(2)情報

「誰が言ったのか」「何を言ったのか」という観点から見ると、情報は2種類に分けることができる。「誰が何を言ったのか」どちらも重要なことであるが、あなたが応援する候補者に票を入れてもらう為に人と話すときに注意しなければいけないのは、その相手がどのように情報を受け取る人間であるかということ。例えば都会人で博学でパッケージよりも物事の内容を重視するような相手ならば、あなたの応援する候補者が「何を言ったのか」という内容や論理を伝えるべきだ。しかし相手が情報に疎い田舎のおばあちゃんだったりした場合は「誰が言ったのか」を話した方が効果的な場合もある。人を動かして票を貰うわけだから、候補者のどのようなことをどんな風にアピールしたら相手があなたの応援する候補者に票を入れてくれるかということを考える必要がある。

(3)ツイッター

あなたはツイッターをやるときにどんなデバイスを利用しているだろうか。スマホは便利だか、スマホでツイッターをやると情報の受信者になりがち。強い発信者になりたい場合は、ツイッターでもブログでもパソコンでやった方が効果的。それは画面が大きい分把握できる情報も大きくなるからだ。ツイッターにはツイートデックというアプリがあり、それを利用するとツイッターをより多くの情報を把握しながら戦略的に管理したり利用したりすることができる。

(4)争点を自分で考える

現在山本太郎さんは当選圏内。しかしまだ当選確実ではない。では他に4位、5位、6位あたりを走っているのは誰なのか?山本さんに援護射撃をするなら、戦う相手が誰なのか把握する必要がある。例えば民主党で「やや苦戦」をしている鈴木寛さんという人がいる。彼はミスター20ミリシーベルトというニックネームで呼ばれ、SPEEDIの隠蔽をして被災者をよりひどい被曝に追いこんだという過去のある人間だ。しかしそのようなことを知っている人間や、原発問題に関心の高い人間はおそらく既に山本陣営だろう。なのでそこを争点にすることの意味はそれほど大きくない可能性がある。つまり、より多くの票を集めるには、山本さんの他の魅力を争点にするのがおそらく有効。例えば山本さんの38歳という若さ、利権と繋がっていないという純粋さ、ボランティアが1000人以上いて市民選挙をしているということなど、脱原発や選挙に関心の薄い人達に対しては、そのようなわかりやすい争点を話すと効果的かもしれない。自分で争点を作ってしまうこともネット選挙では有効。

(5)喧嘩はしなくていい

政治の話をすると、つい熱くなって喧嘩をしてしまうということがあるかもしれない。そんな時は、政治のことで喧嘩しているということは、お互いが日本について、日本を良くするためにはどうしたらいいのか本気で考えているということの裏返しであるということを思い出そう。そうすればより冷静により良い議論ができるのではないだろうか。

これらのことを踏まえてネット選挙を自分なりに戦ってみると、この参院選は非常におもしろい経験になるだろう。個人も一緒に「全員参加型」で、自分にできることをやって選挙を戦うという意識はこれから日本の為になることだろう。ネット選挙についてもっと知りたい人は、座間宮ガレイさんを追うことをおすすめする。

筆者は公示日以来この参院選を見つめていて、多くのドラマが生まれたり、人が心を動かされたり、希望を持ったり、候補者以外の一般人達が行動を起こして戦う姿を見たり、選挙フェスの雰囲気を肌で感じたりしていて、若い人達が立ち上がる時代が来たのではないかと予感したりしている。

原発事故後にテレビ界からはじかれた「市民活動家」と、窮屈な日本に少しでも自分たちの価値観や感性を混ぜてもらうために立ち上がった「ミュージシャン」と、頭の切れる「ブロガー」と、自分たちにも力があると気づいたたくさんの「市民」が化学反応を起こしながら一緒にこの参院選を戦っている。こんなに多様でおもしろい選挙が今まであっただろうか。この現実に起きているある種のムーブメントは見ておく価値があるだろう。次に東京で選挙フェスがあるのは7月14日、渋谷のハチ公前だ。

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